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姉の行方

姉の行方


5日前に失踪した姉の行方を捜す事、夢に見た日本から来る交換留学生。

その一人と接触しなければ姉の生死を知ることができないと。

彼女の姉は6か月前このマンションの家賃を稼ぐため、学内に張り出された広告を見て超能力者検査に応募した。

お金に目がくらみ張り紙を見て応募する人物が沢山いたらしい。

100分の1以下と言う確率でしか超能力者など見つけることなどできないのだが。

さすが中国、面白いところに目を付けるのだけは得意な国である。

日本でもこれをやればかなりの確率で超能力者を見つけ出すことができるのではないだろうか。


「私の姉は軍の募集要項を見て研究に参加したんです」

「そうなんだ、お姉さんの名前は?」

華民白カミンパクです」

【いましたね】

【ああ胡兆莉コチョウリの彼女だったはず】

「知っていますよね、私の予知夢は外れたことありません」

「ちょっと、近い 近いよ」


責め寄るミンシン、白衣の下はスーパーボディと言っても過言ではない。

現在の服装は下はGパン姿だが上はチューブトップにフワフワのジャケットを羽織っていた。頭には野球帽をかぶり夜だというのにサングラスにマスク装着、部屋へ入るとすぐに上着と帽子などの変装道具を椅子の上へと放り投げる。

彼女の長い髪が帽子から零れ落ちるとキラキラと照明にきらめく、なぜか部屋は暖房が効いているらしく温かい。

一瞬見とれてしまうほどきれいな容姿は普通の人なら我を忘れて見入ってしまう事だろう。

リーさんやミランダと比べても遜色ないぐらい、なのに顔が小さく見えるのだからカメラ受けするわけだ。


「どうしても知りたい?」

「当然です」

「それじゃ秘密を守ってもらわなければならないんだけど」

「会えるなら何でも言うこと聞きます」

(なんでもって…)

「たった二人の姉妹なんです」

「分かったから顔が近い…」

(大丈夫かこの子?)

「魔法ですよね、私にそういう魔法をかけてください」

【予知夢で見たのでしょうかスキルROBOの事を魔法と認識しています】

【そう言うことにして置いた方がよさそうだ】

「魔法か…」

「使えるのですよね」

「少し違うけど、その魔法で君を操ることもできるって事なんだけど、本当に良いの?」

「貴方はそんな人じゃないって知っています」

【冗談通じないんだが…】

【宗助様真面目にやりましょう】


まさか予知能力で宗助がこれから何をするのか全部知っているとかありえない。

もしかしたら松田詩音の予知能力より上かも知れない。


「お姉さんは無事だよ、今日本にいる」

「日本?それもあなたの力なのね」

「そうだけど…」

「それじゃ目を閉じている間に魔法をかけて」

(え~この子、思い切りよすぎないか)

【宗助様、仕事と思いましょう】

【そ そうだなこれは仕事だ】

「分かった、じゃいくよ」


そう言って彼女の手を取るとROBOスキルで彼女の能力を調べることにした。


【スキルROBO】

【記憶の一部にセキュリティを適応します】

【倫理操作はしなくてよさそうだな、健康スキルもあるのか】

【幸運のスキルもありますね】

「ん これで魔法がかかったの?」

「別にどこも変わってないと思うよ」

「でも、空を飛んだり瞬間移動したりできるのでしょう?」

「それは誰にも話したらダメ」


そう言うと宗助は手で唇を掴みチャックを締める動作をする。


「分かったわ、でもそうなると私はどうしたらいいの?」

「うーん、一度日本へ行く?」

「行くわ!」

【宗助様、またたらしのスキルが】

【何か言った?】

【いいえアクシデントが少なくなる様お祈り申し上げます】

【そんなことないと思うんだけどな】


カレン隊の訓練施設へと瞬間移動するのはそう難しくはないが、そんなに簡単に秘密の訓練所へと行って良いものだろうか。

まずは織神さんに連絡を取り、現在の状況確認をしなければならないだろう。


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