第九十四話ボスの思惑
第九十四話ボスの思惑
「エデンの園壊滅作戦開始だ!!」
防衛大臣のこの号令と共にエデンの園壊滅作戦が始まった。
「ガンちゃん、今日みたいだけど本部に戻らなくていいの?」
「戻ったところで意味はないだろ。それよりも裏切り者を殺して俺自身を強化することを優先させる」
「本部にはファーの素体が……」
「強化さえすればそんなもの脅威でもなんでもない」
「ガンちゃんが前に負けたのってそういう驕りがあったからじゃ……」
「今回は前より強いお前の身体を使っているんだぞ、前よりは負けにくいはずだ。それでも負けぬように強化するのだろうが」
「ガンちゃん……焦ってない? もう増援も来ないんだよ」
「それがどうした」
支部を潰している時に負った怪我が治ってないことに気づいてないのガンちゃんは……それとも気づいた上で勝てるって思ってるの?
あの後ノアとノラがあの遺体を持って帰ったのも気になる。
もしかしてこの傷にも関係があるんじゃ……ガンちゃんに負けてほしくないけど、このままだと確実に負けちゃうことをガンちゃんは気づいてるのかな?
まあ私はルミエルさえ"大切"に出来たらそれでいいんだけどね
どうせ利害の一致なだけだし、無理そうならガンちゃんだけ切り捨てればいいや……正直言って邪魔だし。
これはちゃんとガンちゃんには聞こえないように能力は使ってるから安心だよ。
「もしガンちゃんが負けたらどうしようって後ろ向きに考えちゃっててね」
「そんな後ろ向きな考え俺がぶち壊してやる!!」
「わーいそれは頼もしいよガンちゃん。それでさガンちゃん気づいてる?」
私はガンちゃんに遺体のことも傷のことも話した。
だけど
「それならそれを叩き潰すだけだ」
「見つけたぞお前がヴォルフガングだな、死ねぇぇぇ」
「君で発散させて」
ちょうどいいところにおもちゃが来てくれた
バキッ
「がぁぁぁぁ」
「たかだか指一本折られたぐらいでうるさい。回復してあげる」
「あっありが…………」
「次は脚を折るね」
二分後
「あっ、あぁあっ」
「ふぅ、楽しめた」
ドドドド
「おい、ゾロゾロ来たぞ」
「いいじゃん楽しめるし」
「面倒だから一気に終わらせる」
ドゴーン
はぁ、感性が合わない。
「んじゃ殺しに行くぞ」
さっき遊んだ子たちの武器の匂いってこの傷の匂いと同じ……ってことはあの遺体がこの短期間で研究されて何かしらの毒が作られたってことになる。
ならば他にも対策されていることを考えた方がいい。
「ガンちゃん、私たち対策されてる。作戦を練り直した方がいい」
「……練り直さなくても大丈夫だ」
もう少し切り捨てるのは我慢しよう
そして場面はルミエルたちに切り替わる。
読んでいただきありがとうございます!!
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