番外編 痴漢OL
番外編は少し扱いが違う本編みたいな感じです。
あと小説っぽい書き方に挑戦してみました。多分こんな感じで合ってる筈。
ここから洗練していきます。
「行ってきまーす」
「行ってらっしゃーい」
「はう、朝からお兄ちゃんに見送られるの……良い」
今日は平日、朝から母、姉、妹を見送り全員に同じ様な反応をされた後、部屋で着替えてフード付きパーカーとサングラスとマスクを装備する。
この世界の常識を学んだ今、自重する必要は無いと分かったので取り敢えずお約束通り痴漢されに行こうと思う。
という事で、早速近所の駅に向かい男性専用車両を横目に女性しか居ない満員電車に乗り込んでサングラスとマスクを外して顔を晒す。
「え? 男?」
「な、何でこんな所に」
「ご、ごめんなさい! あの、わざとじゃなくて」
「大丈夫ですよ。分かってますから」
「え、やさしい」
「天使?」
「皆さんも、離れようとしなくていいですよ」
「え? え?」
「うっ、いい匂いが……」
「わ、私も」
当然周りから注目され、皆距離を取ろうとするが上手くいかず一人は肩がぶつかってしまう。
この世界では普通に通報案件なので必死に謝罪した彼女を許し、周りの皆にも離れなくていいと伝えるとこのチャンスを逃すまいと密着してきたが、触ってくる人は居らず大勢が降りるであろう駅が近づいてきてしまう。
思っていたより皆紳士的……いや、淑女的だった事にコッソリ落胆しているとついにその時が訪れた。
相手の姿をドアのガラスでそっと確認すると、黒い髪をストレートに伸ばした二十代前半くらいのクールそうな美人OLさんだった。
彼女は息を荒くする事無く、澄ました顔で僕のお尻を優しく撫でる。
ーーーー
朝から満員電車で苦しみ会社で上司に怒鳴られて苦しみ帰ったら嫌な事ばかり思い出して一人で苦しむ。そんな当たり前の社会人生活を送っていた、ある日の事だった。
その日は普段と違い、会社で重要な会議が行われる日なので会議で使用する書類を鞄に入れ、余裕を持って家を出た。
いつも通り憂鬱な気分でいつもと違う満員電車に乗り、臭いババア共にギュウギュウに押しつぶされながら皆死ねと考えていた時。
なんとか気分を誤魔化す為、外の景色を見ようと顔を動かしたその時……目の前に、天使が現れた。
平均より少し高い身長に、それに合わせたかの様なテレビで見る男性アイドルが鼻くそに思える完璧な顔面。
更に、ネットの記事でしか見た事が無かった男の子特有のいい匂いや、見た目的に恐らく高校生だろうという誘惑が……私の理性の糸を完全に嚙み千切った。
気付いた時にはもう遅く、私の手は彼のお尻を撫でていた。
(あっ、やっちゃった……私の人生、ここで終わりか。……なら、もう好きにしていいわよね?)
吹っ切れた私は、堂々と彼のお尻を撫で続ける。
ガラスを見て彼の表情を確認すると、目に涙を溜めておりそれが余計に私の嗜虐心を刺激する。
そして、抵抗してこない内気な男の子だと分かったので撫でるのを止めて遠慮なく揉み拉く。
彼は一瞬ビクリと震えると、徐々に頬を赤らめ息を荒くしていく。
(もしかして、興奮してる?)
自分みたいな冴えない女が男を気持ち良くできているかもしれない。
そう思った瞬間、私は限界を迎え遂に前の方へ手を移動させようとしたその時。
「次は~○○駅~○○駅~――」
……いい所で、私が降りる駅に着いてしまった。今日は重要な会議がある日なので遅刻する訳にはいかない。
しかし、こんなチャンスは二度と来ないと断言できる。どうするべきか悩んでいると……。
彼は私の手を取って自分で触らせながら、潤んだ瞳で見つめてきた。その顔は、完全に発情したオスのそれだった。
乗客はほとんど降りていき、空間が出来たのでこれ以上は続けられない。
しかし、もうそんな事は関係ない。会議だってどうでもいい。
「ねえ、次の駅で、一緒に降りましょうか」
私が優しくそう言うと、彼は顔を真っ赤にしながら頷き私の腕に抱きついてきた。
腕から伝わる硬い感触と、この後に対する期待が合わさり気分が酷く高揚する。
そして約束通り、次の駅で一緒に降りた私達はホテルへ向かおうとした。
しかし、彼は急に歩くのを止めるととある方向へ小さく指を向けた。
そこは、トイレだった。
「え? あ、あそこでしたいの?」
「……うん」
「でも……」
「もう、我慢……出来そうにないから」
その言葉に止めを刺された私は、言われるがまま彼をトイレに連れ込んでしまうのだった。
OLさん
一応真面目な性格。
自然妊娠した事で会社内でのカーストが上昇し同僚はもちろんムカつく上司ですらペコペコする様になったので最近は会社に行くのが結構楽しい。
そのせいで承認欲求モンスターになりつつある。




