3話 家族との再会(初見)2
タイトルの通り思ったより長くなったので分割しました。
こちらは二話目となります。3はありません。
その後、それなりの時間テレビを観て暇を潰していると三人が戻ってくる。
「ママー、家の案内してほしいんだけど」
「あっ、そうね。それじゃあ、着いて来てくれる?」
「「「はーい」」」
何故か一緒に来た二人とママの後ろを着いていき、何処に何の部屋があるのかを教えてもらう。
「ここがリビングでー、ここは洋室兼ママのお部屋、いつでも入っていいからね。こっちがお風呂とか洗面所でー、トイレはここ。それで二階に上がりましてー? まずトイレ、これはゆーちゃん専用ね」
「え? 専用?」
「うん。ゆーちゃんがママ達と同じトイレは使いたく無いって」
「……これからは、使ってもいいよ」
「本当? 助かるわ。よく取り合いになってたから」
「……大体お姉ちゃんが原因だけど」
「何? 舞」
「別に~?」
「それでここが物置で。こちらがお待ちかね、じゃじゃん! ゆーちゃんのお部屋、です! こっちは舞、あっちがみーちゃんね。以上!」
「私達の部屋雑じゃない?」
「そういうもんでしょ、お姉ちゃん」
「ここが僕の部屋か~……じゃあ、掃除でもしようかな」
「あっ、じゃあママ達は、リビングに戻ってるわね」
「……別に、入ってもいいよ?」
「ええ!? じゃ、じゃあ……お邪魔しま~す」
「へ~、これが優希の……」
「お兄ちゃんの部屋、初めて見た」
どうせそんな事だろうなと思っていたら、案の定家族の侵入を禁止していたみたいなので三人に入室許可を出すと嬉しそうに部屋に入ってくる。
その後、パソコンやスマホのパスワードが同じか確認したり知らない漫画やゲームを皆に教えてもらったり、要らない物を分別して部屋をスッキリさせた。
「ねえ優希、これ要らないなら貰っていい?」
「いいよー」
そんなやり取りをお姉ちゃんとしていると、二人が(その手があったか!)みたいな顔をしていたが気にせずスルーする。
そして夜、記憶喪失で家のお風呂の入り方が分からないので使い方を教えてもらおうとしたのだが。
「やっぱり、こういう事を教えるのはお母さんの役目だと思うの」
「は? 弟に教えるのはお姉ちゃんの役目なんだけど?」
「お兄ちゃんは、わたしと仲良くなりたいって言った」
「それとこれとは、話が別よね?」
「私が一緒に入る!」
「ダメ! わたし!」
――ギャーギャーワーワー
「……言っとくけど、一緒には入らないよ?」
「「「ガーン!」」」
「じゃあ、案内よろしくね? ママ」
「……はい」
その後、一人でお風呂に入り皆におやすみを言って感激されてから自分の部屋に戻り、部屋の電気を消して寝たふりをしつつスマホでこの世界の常識を調べる。
まずは男、幼少期は普通だが第二次性徴あたりから段々と女性を本能的に嫌悪する様になり、甘やかされて育つ為傲慢な性格になりやすい。
肉体的には、身長やアレが小さく量も少ない上に体力も無く一回出したら数日のインターバルが必要……らしい。
(まあテンプレ通りかな。やろうと思えば何回でも出来るけど、回数には気を付けよう)
次に女、貴重な男に選ばれる為に可愛く生まれて年を取っても余り変化しないというエルフみたいな存在になっていた。
体の方も男に合わせて量が少なくても妊娠出来る様に進化しており、その代償かは知らないが性欲が強い。
そして体型は元の世界と同じく個人差はあるが、この世界では背の高い女性と女性らしい身体的特徴を持った女は嫌われ者らしい。
まあ、ただでさえこの世界では女の方が大きければ力も性欲も強いのだから当然と言えば当然だが。
嫌われる理由としては、背が高いと威圧感がある。でかい胸はブヨブヨして気持ち悪い、性欲が強そう、等が挙げられている。
もちろん、僕は両方大好きである。
この世界の女は唯でさえチョロいのに、男に嫌われてる女は素晴らしい体型でさらにチョロいときた。
(……そういえば天子さんも、胸を褒めてから露骨に態度が変わったっけ。本当に、なんて都合のいい世界なんだ)
そして驚くべき事に、この世界では家族で結婚したり子供を作ったりするのは普通の事らしい。
詳しい事は知らない。論文読むの面倒くさいし。
(なんだ。じゃあ自重せずに一緒にお風呂入ってもよかったな。もったいない)
あとは一般常識、男が居ない為人工授精が普通であり自然妊娠は女として最高の幸せである。
その為、妊娠が可能な状態であれば年齢は関係ない。
男に迫られたら基本的に断る事は許されず、犯罪では無いが周りから孤立する事になる。
(要するに、無理矢理襲っても許されるどころか喜ばれる上に、子供も合法……常識改変ものかな?)
一応救済処置はあり、男は独占欲が強く自分の女に他の男が触るのを毛嫌いする為マーキング代わりに指輪を渡す。それを利用して、男除けの為に指輪をつけてる女もいるらしい。
指輪を着けてる女に無理矢理迫るのは流石にアウト、男が悪いと判断される数少ない事例である。
なんせこの世界、男がわざとぶつかっても相手の女をセクハラで訴える事が出来る恐ろしい世界なのだ。
(最低限の常識は分かったし、早速明日から行動するか)
ーーーー
その頃リビングでは、三人が手に入れたお宝を分け合っていた。
「さて、始めましょうか」
「まずは何と言ってもコレよね。優希の服」
「もう着ないからって、無防備過ぎるよ。お兄ちゃん」
「薄っすらとだけど、ゆーちゃんの香りがする気がするわ……すぅぅ、はぁぁ」
「まさか、ゆーちゃんがあんな本を持ってたなんてね~」
「優希がちゃんと女に興味があると分かったのは、喜ばしい……けど」
「家族ものが一つも無いなんて……お姉ちゃんの本置いちゃおうかな」
「やめて、優希に嫌われたら死んじゃう」
――カタカタカタカタ
「ふふふ、パスワードが誕生日だなんて、ゆーちゃんってば可愛いんだから」
「へ~、これが優希の……」
「お兄ちゃんは、こういうのが、好き」
なんか違うなと思ったので少し勉強しました。
その為次回以降書き方がちょこ~っと変わります。
読者の皆様にはご迷惑をお掛けしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。




