2話 家族との再会(初見)1
主人公は異世界でメイドに着替えやお風呂をお世話された事があるので慣れてます。
こういう異世界関連の設定は本編で出てこないので、変な事してても
『そうかそうかきみはそんなやつなんだな』と思ってスルーしてください。
「優希くん、あ~ん」
「あ~ん」
「美味しい? 優希くん」
「うん。美野里さんにあ~んしてもらうと、いつもより美味しく感じるよ」
「優希くんに喜んでもらえて私も嬉しいわ。どんどんいくわね」
「ゆ、優希さ、んっ、わたし、のっ、マッサージ、はっ、如何っ、ですか?」
「凄く気持ちいいよ。お礼に撫でてあげるね」
「あんっ。もお、そこは頭じゃありませんよ~」
「ごめんごめん。目の前で揺れてたから、つい」
「大きいお胸がお好きだなんて、優希さんってば変わってるんですから~。どうぞ~、お好きなだけ触っちゃってください」
「む~。優希く~ん、小さい私は嫌い~?」
「もちろん大好きだよ。こっちおいで?」
「は~い」
昨日の夜、裸の付き合いをした僕たちは仲良くなり二人は従順なメスと化した。
クールな雰囲気の那須 美野里さんは、時には恋人の様に甘え時には僕を弟の様に甘やかす様になり。
可愛らしい見た目の石山 天子さんは、褒められるのが好きでその為に色々な事を頑張ってくれる健気な娘になった。
今日も朝から三人でお風呂に入ったりご飯を食べさせてもらったり全身をマッサージしてもらったりと、両手に花状態を満喫している。
しかし、この幸せな時間も長くは続かなかった。なぜなら、今日は僕の退院日だからだ。
二人とのお別れを済ませ迎えに来た母さんと一緒に裏の駐車場へ行くと、大勢のナースさんが泣きながらお別れの言葉をくれるのでお返しに笑顔で手を振る。
「うう~相藤様~」
「行かないで~」
「ずっとこの病院に居て~」
「みんなありがとう。これからもお仕事頑張ってね」
「きゃああああああ!」
「頑張りましゅー!」
「うっ、鼻血が」
「私は腰が、痛たた」
「何で?」
そうしてアイドルになった様な気分を味わいながら、阿鼻叫喚のナーストンネルを抜け母さんの車に乗る。
「もう、ゆーちゃん。あんまり女の人に優しくしちゃダメよ? 女は狼なんだから」
「ごめんなさい、ママ」
「ヴッ! い、いいのよ。そういう事は、これから学んでいきましょうね」
「は~い」
「……所で、これからもママって呼んでくれたり……」
「別にいいよ? よろしくね、ママ」
「はう……最っ高」
その後、少し怪しいママの運転で知らない我が家(二階建て一軒家)に帰ってきた僕は、ママに鍵とドアを開けてもらい家に入る。
そのままママに先導されリビングに向かうと、ドアの向こうから二人の女性の話し声が聞こえてきた。しかし、ママがドアを開けた瞬間その声はパタリと止む。
二人は座っていたソファから立ち上がると一人は普通に、もう一人は怯えた様子でこちらに近づいてくる。
「それじゃあ、改めて自己紹介しましょうか。まずはママから、名前は叶で年齢は36歳、あなたのお母さんよ。よろしくね、ゆーちゃん」
「うん。よろしくね、ママ」
「……ママ?」
「……」
二人の緊張を解す為、ママの自己紹介で仲の良さを見せるとほんの少し効果が現れた。
ママ……相藤 叶は、茶色い髪を腰まで伸ばしグラビアアイドルの様な整ったプロポーションを持った優しそうな女性だ。
次に口を開いたのは、恐らく姉であろう僕より少し大きい女性だった。
「私は美玖、あなたの姉よ。今は19で、大学に通ってる……で、ママって何?」
「ママがそう呼んでほしいって」
「じゃあ、私がお姉ちゃんと呼んでほしいって言ったら、呼んでくれるの?」
「良いけど、僕小さくも可愛くも無いよ? そんな弟からお姉ちゃんって呼ばれて嬉しい?」
「死ぬほど嬉しい」
「そ、そっか、じゃあ……これからよろしくね、おねーちゃん」
―見せられないよ―
姉……もといお姉ちゃんの美玖は、黒い髪を腰まで伸ばしたママの遺伝子を受け継いだ恵まれた体型の持ち主であり、クールそうな見た目とは裏腹にかなりチョロそうな女の人だった。
そして最後、唯一心を閉ざしているであろう妹の自己紹介が始まった。
……余談だが、僕は一人っ子のオタクなので妹キャラが一番好きだったりする。
「舞、です。15歳の、妹……です……よろしく、お願いします……」
「よろしくね、舞ちゃん……今まで酷い事したかもだけど。少しずつで良いから、仲良くしてくれると嬉しいな」
「え? ああ、はい……頑張ります……」
「……舞ちゃん、ちょっとこっち来て?」
――ビクッ
「は、はい」
「ぎゅー」
「……え? え?」
妹の舞は、茶色の髪を少し伸ばした二人と違い慎ましい体型の可愛い女の子だった。
しかし、元々の相藤優希に怯えておりこのままでは仲良くなるのに時間が掛かりそうなので、この世界の女なら一発で好感度がカンストする必殺技ハグを行うと見る見る顔が赤くなっていく。
「あ、あの、あの」
「舞ちゃん、可愛いね」
「ふえ!?」
「舞ちゃん、大好きだよ。ずっと一緒に居ようね」
「わ、わか、分かりましたから。あの、離して、下さい。こ、これ以上はもう」
「お兄ちゃんの事、大好きって言ったら離してあげる」
「そ、そんな……あ、あの、本当に、言っていいんですか?」
「いいよ~。舞ちゃん好き好きちゅっちゅっ」
「ひゃあっ!? あ、お……お兄ちゃん、大……好き……」
「ありがとう。最高だったよ、舞ちゃん」
「ど、どういたしまして?」
抱きしめた後も、頭を撫でたりほっぺにちゅーしたりしてスキンシップを取ると、遂に陥落し聞きたい言葉を言わせる事に成功する。
約束通り、今日はここまでにして舞ちゃんを解放すると急いでリビングを出ていった。
「ね、ねえ優希? その……お姉ちゃんも、ハグ」
「マ、ママも」
「いいよ~。じゃあまずお姉ちゃんから、ぎゅー」
「オ゛ッ! これ、ヤバッ……」
「お姉ちゃん、大好きだよ」
「ふへっ……も、もういいよ、優希。お姉ちゃん、ちょっとトイレ行ってくるね」
「行ってらー……じゃあ、ママ」
「ま、待って? 今はトイレ使えないから、二人が戻ってきてから、ね?」
「ダメでーす。はい、ぎゅー」
「あっ、あっ、あっ」
「ママ、いつもありがとう、大好きだよ」
「ふっ、ぬっ、ぐぎ、ぎぎぎ」
「だ、大丈夫?」
「大丈夫じゃないから、離して?」
「う、うん。何かゴメンね?」
「いいの、ゆーちゃんは何も悪くないから……それはそれとして、ママもちょっと行ってくるわね」
「……てらー」
そう言って、ママはフラフラとリビングを出ていった。
この世界の女性は反応が面白いので揶揄うのが楽しかったのだが、流石にやり過ぎたかなと少し反省した……少しだけね?
男を生むという全女の夢を叶えた
↓
叶 (かのえ)
田舎出身。男を求めて都会へやって来たが出会える筈が無く。
出産支援とワンチャンを求めた結果大逆転勝利。
さらに息子が優しいイケメンに生まれ変わり未来永劫人類で一番幸福な女性となった。
母親として出来た人なので娘もちゃんと愛してるし息子に欲情してる自分を最低だと思ってる。
姉キャラっぽい名前 みーちゃん(渾名)
↓
美玖 (みく)
重度のブラコン。弟の為なら文字通り何でもする。
ランクが低くても弟を守れる様保護官育成用の学校に通っていたのでかなり強い。
姉弟で結婚するのが当たり前だと思ってるのでガッツリそういう目で見てる。最近は寝不足気味。
妹キャラっぽい名前
↓
舞 (まい)
何もしていないのに大好きなお兄ちゃんに嫌われて病んだ。
今はお兄ちゃんが最高過ぎて別の意味で病み始めてる。
独占欲が強くヤンデレに進化する素質を秘めている。
この名付けシステムですが、人によっては不愉快に感じる言葉が元になっている可能性があります。
どんな言葉からどんな名前が生まれていても許せる方のみ、この先へお進みください。




