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1話 ナースとお風呂

貞操逆転に脳を焼かれたので初連載です。

ストックは無いので更新頻度はアレですがプロットは完成してるので最後まで歩いていきたいと思います。


基本テンプレ多め、よろしくお願いします。





(外に出たい)




 普段の自分ならそんな事は絶対に考えないのに、何故だか今日はそう思った。


 重い腰を上げドアを開けて自分の部屋から出る、玄関に向かう為一階への階段を下りる……そして、足を滑らせた。


 激しい音を鳴らしながら僕は転げ落ちる。体を動かく事が出来ず、意識だけが少しずつ失われていく。




「ゆーちゃん!? ゆーちゃん!」


(さわん……な……クソ……ババア!)




 心配する母親に頭の中で悪態を突いて、僕は意識を失った。




ーーーー




 白だけが広がる何も無い世界の中、二人の男女が対話していた。




「あなたは勇者に選ばれました。異世界で魔王を倒してください」


「あっはい」


(神様っぽいし、逆らわない方がいいよな)




 ―なんやかんや―




 白だけが広がる何も無い世界の中、二人の男女が会話していた。


 男は世界を救った勇者であり、女は勇者を導いた女神である。


 無事に魔王を討伐する事が出来たので、褒美を受け取り元の世界へ帰還する……筈だったのだが。




「……帰りたくない」


「どうかしましたか?」


「異世界が自由過ぎて、ちょっと……せめて、ハーレムだけでも合法になりませんかね?」


「では、平行世界に帰還するのはどうでしょう? 男女の貞操観念が逆転しており、そのせいで男女比が1:100になっている元の世界です」


「じゃあそれで」


「では、殺しますね」


「えっ!?」


「肉体が死亡していないと魂を移せないので。あと、頭を打たせておくので、記憶喪失という体でちゃんと知らない振りをしてくださいね」


「……はい」




 こうして、世界を救った勇者相藤優希(あいとうゆうき)は元の世界(の平行世界)へ帰還したのだった。




ーーーー




 目を覚ますと、視界に映ったのは知らない天井だった。体を起こし、周りを確認すると此処が病室だと分かった。


 自分が寝ているベッド、白くて清潔感のある壁や天井、カーテン、机、椅子、テレビ、姿見、トイレマークの付いたドア、謎のドア、そして……驚いた顔でこちらを見ているナース……と、その後ろの入口らしきドア。


 取り敢えず、状況を確認する為にナースに話しかけるが。




「……あの――」


「しょ、少々お待ちください!」




 彼女はそう言うと読んでいた本を放り投げ、ナースコールを連打して先輩らしき人と通話を始めてしまった。


 落とした本のタイトルを見ると『合法的に患者と仲良くなれる10の方法』と書かれていた……。


 この部屋は個室らしく、さっきのゆるふわピンクロングヘアーの可愛らしいナース以外他人(ひと)は居ないので、今の内にステータス等の確認をしておく。




ステータス ユウキLevel100 男 17


HP 9999/9999


MP 9999/9999




攻撃 999/999


防御 999/999


知力 999/999


精神 999/999


器用 999/999


速度 999/999




スキル 


色々たくさん




 変化が無いか、スキルが使えるか等を試してみたが特に問題は無かった。


 次に姿見の前に立って、自分の見た目をチェックすると少なからず変化があった。


 まず、身長が縮んで人権を失っていた。顔も微妙に違えば筋肉は全く無く、運動能力はカスみたいになっていた。


 まあ、ここら辺はステータスとスキルでどうとでも出来るので無問題(モーマンタイ)


 という事で、この世界の女性がどんな感じなのか知る為に、無知な振りをしてナースを揶揄う事にした。




ーーーー




「せせせせ、先輩! 先輩!」


「五月蠅い! 何!」


「あ、相藤様が! お……お目覚めになられました!」


「! すぐ行く! 絶対に、目を離さない様に!」


「は、はい!」




 先輩との通話を終え、ベッドの方を見るとそこに相藤様は居なかった。


 「え!?」と大慌てで部屋を見渡すと、相藤様は姿見の前に立って自分の体を確認していただけだった……が。


 何を血迷ったのか、驚く事に彼は……病衣を脱ぎ、下着姿で確認を行っていたのだ。し、しかも、上(男性用下着)(インナー)を外してパンツ一丁で。


 あられもない彼の姿を、細心の注意を払いながら鏡越しにじっと見つめていると先輩がドアを開けて部屋に入ってきた。


 黒い髪を短く切り揃えた先輩は、その性格や背の高さも相俟ってクールな女性というイメージが強い人だったのだが……所詮は一匹のメスだった。




「相藤様。ご気分の程……は……」


「ああ、はい。特に問題はありませんよ」


「グッ! ……そ、そうですか……あの、お召し物の方を……ですね……」


「ごめんなさい。見苦しかったですよね」


「い、いえ。そんな事は」


「……着方が分からないので、手伝ってもらってもいいですか?」


「え!? ぁ……はい……」




 先輩がニヤニヤを抑えきれない顔でぎこちなく服を着せるのを羨ましいと思いながら見ていると、最高の時間は終わりを告げ服を着た相藤様はベッドに戻っていってしまった。


 その後軽く質問や検査をして、先輩が結果をどう伝えるか悩みながら部屋を出ていった後……少しして、先輩が一人の女性と共に戻ってきた。




「ゆ~~ちゃ~~~~ん!」




 その女性は、大声で叫びながら相藤様に飛びついて強く抱きしめる。しかし




「あの……どちら様で?」


「うえ~ん! 本当に覚えてないの~!? ママだよ。マッマ~!」


「え? 母さん? 本当に? ……いや誰?」


「本当だもん~! ぐす……うえ~ん! ……え!? 今母さんって言った!?」




 残念な事に相藤様は事故の後遺症で記憶を失われてしまった為、お母様に対して他人行儀な態度を取ってしまう。


 それを見て、息子が本当に記憶喪失になった事を理解したのだろう。お母様はまた涙を流し始めた。


 かと思えば、記憶と共に女性への嫌悪感や警戒心も失ったのか、普通では有り得ない母さん呼びを見て少し機嫌が良くなる。




「母さんか~……えへ、えへへ」


「え~とですね。この方は、貴方のお母様です。何も思い出せませんか?」


「そうですね。全く思い出せません」


「……そう、ですか」


「ガーン! ……え~ん! え~ん!」




 その後改めて詳しい検査を行う事にし、離れたくないと駄々をこねる母親を先輩が引きずって帰らせた。


 そして夜になり、先輩とわたしと相藤様の三人きりになる……。




「あっ、もうこんな時間ですね……では、お体の方、拭かせていただきますね」


「ちょっ、アンタ――」


「いえ、遠慮します」


「そ、そうですよね。すみません」


「馬鹿が申し訳ありません相藤様。私達は部屋の外で待機していますのでお体を拭き終わったらお呼びください」


「そうじゃなくて……あの、お風呂は無いんでしょうか」


「もちろんございます。すぐに準備させていただきますね……あなたも来なさい」


「は~い」




 わたし達はトイレの横にあるお風呂部屋へのドアを開け、脱衣所を抜けて温泉みたいなお高い浴槽にお湯を張り始める。


 そして、先輩からのお説教が始まった。




「あなた、自分が何したか分かってるの?」


「……はい」


「記憶喪失で警戒心の欠片も無い、未成年の男の子に向かって……あなた、何て言った?」


「体、拭かせて下さいって言いました」


「あなた、今いくつだっけ?」


「……22です」


「そうよね。これは、大問題よ? 本当に分かってるの?」


「はい。ごめんなさい」


「謝る相手が違うわよね? ……もし、相藤様が許さなかったら、あなた、逮捕されるのよ? ニュースも実名よ? それを見た親の気持ちは考えた? ……ちゃんと、誠心誠意謝りなさい」


「……はい」




 先輩に怒られ、今更ながら自分がやらかした事の重大さを理解したわたしは戦々恐々と相藤様の元に向かう。


 ……相藤様は、ベッドの上でとても見覚えのある本を読んでいた。




「あああ、相藤様? その本は?」


「そこに落ちていたので、暇つぶしに。あっ、お風呂沸きました?」


「あの、その……はい。そちらの準備は、完了いたしました」




 背後から感じる先輩の圧が凄い事になって来たので、当初の目的である土下座をしようとするが。




「じゃあ、お願いしますね」


「……え? 何を、ですか?」


「何って……僕の体を洗うのを、ですけど?」


「え? え?」


「体を拭くのはいいのに、洗うのはダメなんですか?」


「え? あ……よろしいので?」


「嫌なら別に……」


「いえ! 嫌じゃないです! 頑張ります!」


「……天子(てんし)? さっきの話を、もう忘れたのかしら?」




 そう言いながら先輩は、わたしの頭を片手で掴み万力の如き力で締め上げる。


 わたしが痛みで悶え苦しんでいると、なんと相藤様が助け舟を出してくれた。




那須(なす)さんも一緒に入ります?」


「……相藤様。成長した男女が共にお風呂に入るのは、余り宜しい事では無くてですね」


「つまり、僕なんかとは一緒に入りたく無いと」


「ち、違います! そんな事はあり得ません!」


「じゃあ、一緒に入ってくれるんですね?」


「そ、それは~……」


「体も本調子じゃないし、傍で見てくれる人が居ると、安心できるんですが」


「うっ……そう、よね。何かあっては、問題だものね……分かりました、ご一緒しましょう」


「良かった。それじゃあ早速、三人で行きましょう」


「……相藤様、本当に宜しいのですか? 一緒に入るという事は、私達に裸を見せられたり、お体を触られるという事ですよ?」


「? 分かってますよ? お二人とも、凄く綺麗なので楽しみです」


「あ、相藤様……」


「えへ、えへ、えへへ」




 その後、相藤様に腕を組まれながらお風呂場に向かったわたし達は、お互いに体を褒め合ったり洗い合ったりした。


 そしてなんと、相藤様はわたし達なんかで興奮して下さり……そのまま、流れで……。


 ふぅ……とにかく、わたし達は最高の夜を過ごしました。





作者は後書きに何か書いてある作品が好きなので適当な一言とか解説とかを載せれたらなと思っています。

取り敢えず今回は一話なのでいつものやつを。


愛と勇気

相藤 優希 (あいとう ゆうき)

元々はぼっち陰キャだったが異世界で色々あって変わった。ショタではない。


ナース 茄子 実る

那須 美野里 (なす みのり)

真面目でクールなナース。年下好きなので主人公がドンピシャ過ぎて辛い。


医者 白衣の天使

石山 天子 (いしやま てんし)

男と触れ合いたくてナースになった脳内ピンク。おめでとう。


面白かったら評価とかお願いします。


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