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Code;07  作者: 藍屋 柴洛
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Case;04 『新たな出会い』

ハンドガンを向けて凄む


???「待った!待った待った!!」


黒いスーツ姿の細身の男性。いや、見覚えがある…


昨日場所を案内してくれたスタッフさんが、そこにいた。ハンズアップした状態で…


急いで銃口を上に向け、寸でのところでイダテンを制止する


スタッフ「えーっと、僕を覚えてるかな?」


千奈「たしか、昨日案内してたスタッフさん…」


スタッフ「さすがに名前までは覚えてないか…僕は、『造 英二(つくり えいじ)』って言うんだけど。多分あんまり面識は無いよね?」


確かに、そこそこあの図書館でバイトしていたが…あんまり面識は無い


千奈「…そうですね」


改めて警戒して、ハンドガンを向ける


英二「ああ!いや、警戒させるつもりは無いんだ。僕がここにいるのは、柊館長の生前の遺言というか…最後の命令によるものなんだ」


千奈「唯姉さんの…?」


英二「そう、僕は柊館長によって集められたコードマンの集団…『Re;Code(レコード)』の一員なんだ」


千奈「レコード?」


英二「信じられないと思う。でも信じて…くれないかな?」


…少し考える。この人がこうして私のもとに来たのか…そして、ここまで情報を明かしてくるのか…


ここまでの言葉に信憑性はあるのか…


やはり、警戒を解くにはまだ値しないものであると考える


千奈「イダテンを出したままにしてもいいですか?」


英二「それはお勧めしないな。自分がコードマンであることを公開しながら歩き回るようなものだ」


千奈「それでは、あなたが変なことをしないようにエアガンを向けます。それが嫌ならば、コード能力とコードを明かしてください」


英二「まあ、信じてもらうためなら仕方ない。行くよ」


メガネ型のデバイスを起動し、『Code;ヲ起動シマス』という音とともにアプリを立ち上げる


英二「僕のコードは『Code;16』…来て『クリエイション』」


さながらLEGOブロックのようなものが地面から生まれる。色がバラバラだが、確かに、人型を模っていた。完成した姿は、ロボットのようだった


英二「コードの能力は『分解、創造』だよ。クリエイションか、僕が手で触ったものはブロックに分解される。また、組み替えて僕が『銃だ!』とおもえば、実際に銃としての機能が付加される」


そういうと、手ごろな石を5個手に取る。思いっきり握りこむと、バラバラと崩れる。いや、分解する


それをくみ上げると銃のような形にする。小さい小石を上に乗せると引き金(?)を引くとゴム鉄砲ほどの勢いで小石が飛ぶ


英二「弱点は触れないと発現しないことだよ。理解してくれたかな」


そういうと、英二はメガネ型デバイスを胸ポケットにしまう。アプリも閉じる


千奈「なるほど、いいでしょう。信じます」


少し疑問はある。が、言った情報を最適な形で提供してくれている…少なくともその部分に関しては信頼しよう 


私もアプリを閉じる


英二「とりあえず、信じてついてきて」


千奈「変なことしたら、大事なところ…エアガンで撃ち抜きます」


英二「えーっと、それは困るかな。一応妻子持ちだし…」


千奈「はい!?」


え…本当に!?パッと見て大学入りたてのお兄さんだと思ってたのに…


千奈「すいません。失礼ですが、ご年齢は?」


英二「え?今年で32だよ。娘は6歳で今年から小学生になる」


絶句した。日とは見かけによらないとは本当だったのね…


英二「とりあえず、移動しよう。そろそろ人がきそうだ」


言われてみれば、遠くからパトカーの音が聞こえる。誰かが通報したのかな?


千奈「どこに行くんですか?」


英二「レコードのアジトだよ」


造 英二と名乗る男性に連れられ、その場を後にした…



【富裕街】


金持ちが多く住む、通称『富裕街』にやってきた


千奈「…造さん、まさかとは思いますが『自宅に招待する』なんて言いませんよね」


英二「まさか。僕の金じゃ、こんなところ…住めっこないよ」


千奈「ならどこに行くんですか。いい加減教えて下さい。具体的な場所を」


後部座席から運転してる造さんに蹴りを入れる


英二「痛い!やめろい!もうすぐだから!」


すると、富裕街の一画の一戸建ての前に車を停める


英二「よし、瑞樹ちゃん…降りて。僕は車を駐車場にいれるから」


表札を見ると、『柊』と書いてある


千奈「ここは、もしかして…」


英二「違う。ここは、館長の自宅じゃないよ」


えっ、とちいさく声を出す


英二「ここは、館長が別荘にしてたのさ。家に入らず待ってて」


別荘?そんなお金持ってたの?あの唯姉さんが?


まるで平行世界に1人置いてかれたみたいな気分になる


英二「お待たせ。どうしたの?」


千奈「いや、なんだか現実味無くて…」


英二「ハハッ、まあそうかもねー。仕事場だけじゃ、そう思っても仕方ないさ」


造さんは扉を開けず、裏の物置に行く


英二「こっちこっち」


造さんに呼ばれるがままに物置に行く


造さんはUSBキー(USB型の鍵)を差し込んで、回す


その瞬間、0~9までのダイヤルキーが出てくる


黙々とキーを入力し、シャッターを開ける


英二「さ、入って入って。あ、入る前にデバイスは電源切ってね」


千奈「どうしてですか?」


英二「追跡の可能性と揉め事の予防策さ」


言われるがままに電源を切る


私が入ると、英二さんはシャッターを下ろす


下ろしきると、足元に赤い光が灯る


英二「舌、噛まないようにね」


千奈「え?」


足元が、ガコンッと動く。わたしは予想だにしない動きに、つい腰を着く


英二「大丈夫かい?」


造さんは手を差し出す


千奈「すいません。ありがとうございます」


手を伸ばし、引いてもらって立ち上がる



【レコードのアジト】


???「英二さん、その子が柊の隠し玉?」


ソファで座ってヘッドギアで音楽を聞いている男とソファから乗り出してこっちに顔を向けている女子がいる


よく見たら、見覚えがある


弓鶴「あ、瑞樹さん!」


千奈「委員長!」


そう、『弓鶴 一色』(ゆみづる いっしき)は私のクラスの学級委員長である


最近までは三つ編みで、世に言うThe学級委員長!みたいな見た目だった。だが、先月ぐらいから急に髪を切り、大幅なイメチェンをした。急過ぎて、クラスで『失恋でもしたのか!?』と話をしていたぐらいだ


だが、まさかコードマンだったとは…


???「何?何かあったの?…あぁ、ども」


男がこっちに気づき、ヘッドギアを外してこっちに頭を下げる


一色「ちょっと!上原君、ちゃんと挨拶しなよ」


雪斗「改めて、上原(かみはら) 雪斗(ゆきと)です。高2です」


千奈「私は…」


二人からあいさつがあり、私も自己紹介とここまでの敬意を話す


昨日の『パンドラと唯姉さんの勝負』から、『わたしとパンドラとの復讐と決着』…少し長かった2日間だった…


三人は、喜怒哀楽と様々な表情を見せてくれた…


共感してくれる三人に私は少し救われたような気がした…

遅くなりましたが、変わらず見てくれると助かります


誤字脱字があれば、気軽に指摘していただけると幸いです


また、感想等もあれば書いて下さればありがたいです

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