表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
イーリスの箱庭  作者: うのざき
イスキオス鉱山
PR
23/29

4

「ごはんできましたよ!食べましょ〜」

テーブルに料理を運んだアイリスあ上機嫌で言う。

「もうお腹ぺこぺこで。カーラさんお料理上手なんですよ」

「そんなに褒められるようなものじゃない」

「本当に美味しそうです。お任せしてしまいましたね。ありがとうございます」

「カーラありがとな!」

謙遜するカーラにグラフカとラディは素直に感心して席につく。

先ほどの戦闘で手に入れた肉が香ばしく焼き上がっている。ハーブの香りもまた食欲をそそるものだった。乾パンもパン粥になり保存されていた乾燥野菜と共に煮てある。

「食べましょ食べましょ!いただきまーす」

早速アイリスが食事に手をつける。一口食べただけでパッと表情が輝いていた。

「美味ひいれふ!カーラさんふごふぎまふ!」

モゴモゴ言うアイリスにラディは思わず吹き出す。

「そんなに口いっぱい詰め込まなくたってさ。ああ、もちろんすごいうまいよ」

「普通の料理だ!黙って食べろ」



後片付けはラディが魔法を使いつつ終わらせ余った肉も塩とハーブを使い保存食にしていく。グラフカとカーラは魔石を使って飲み水の確保をしつつ、このあとのことを話す。

「補給はできましたね。何日かは持つでしょう。ここを拠点に探索して魔物を狩れば食糧も困らないですから」

「そうだな。この室内はどこからか風が通っている。外が近いのかもなしれない」

「そうだといいですね。さて、ラディ殿。こちらは済みました。そちらはいかがですか」

グラフカが振り返るとちょうどラディも顔を上げたところだった。

「もういいぜ。この周辺で手がかり掴めるといいんだけどな」

ぐっと背中を伸ばしながら緊張感なくラディは続ける。

「そういえばさ、アイリスは戦える?魔物も出るしここに残っておくか?」

「私ですか?」

部屋の棚を整理していたアイリスが手を止める。

「えっと、一応簡単な治癒魔法が使えます。あと防御魔法と回避魔法も戦闘用に使えますよ!こう見えてタンク役になれます!」

アイリスはどん、と胸を叩いて得意げ言った。


「それは助かります。このパーティー前衛が私だけだったので。それに回復魔法も使えるならカーラ嬢の薬と併せて安心です」

「見た目ではわからないもんだよな」

えへへ、と次は照れたようにアイリスは笑っている。

「前衛二人、後衛二人ってのはバランスいいよな。薬も補給できてるし」

「ええ。では行きましょうか。先頭は私が。後ろの警戒は任せても?」

「いいぜ。探知魔法もあるしな」

「カーラ嬢もいいですか?」

「もちろんだ」

四人で確認し合い扉を開く。


いくつか並んだ扉をひとつずつ開けて中を確認していく。

武器や道具の保管庫や薬の材料が荒らされることなく残っている。

「魔物避けだ」

カーラが部屋の片隅にある魔石を手に取る。

「だからこの辺荒らされてないんだな」

「この鉱山の生活の拠点だったということですね。周辺の部屋も詳しく調べましょう」

「次はあっちの部屋ですね!」

アイリスは向かいの半分開いた扉の部屋へと駆け込んでいく。

「アイリス!一人で行くなって。何があるかわかんないんだから」

慌ててラディが追いかけ、その後ろからカーラとグラフカも続いた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ