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いじめ対応マニュアルー転生教師はクビをかけて貴族令嬢を糾弾するー  作者: 神埼 アオイ
転生教師アオイとのアズーナ王国物語
26/45

最終章(フィナーレ)

初めての投稿でした。とっても楽しく書きました。

どんどんキャラが一人歩きして、あれこれ書きたくなったので、番外編も近々投稿します。


「貴女、まんまと、化けましたね」

ふふ。同じセリフ。

許してあげる。また赤くなってるから。

伊勢もコスプレだね。髪型はまんまだけど。



緋色の打ち掛け姿の私に、羽織袴の伊勢が寄り添って、はいチーズ。

この絶品の変身姿が崩れないうちに撮っとかなきゃ!


「アオちゃん、こっちにも目線!」

「伊勢ー、にやけてるぞ、しめんかーい」


わいわい友だちやら同僚やらが、スマホでカシャカシャ撮ってくれる。後で頂戴ね。

さあ、一日長いぞおー。


挙式は白無垢。披露宴はもう一回打ち掛けで。お色直しは振り袖でぇ…。


同僚が生徒達のビデオレター映してくれて、部活の子達はサプライズで式場来てくれて、私はお化粧を心配しつつ、幸福感に満ちていた。


タイから戻ったお父さんは、朝からぐずぐず泣いてたけど、黒留姿のお母さんになだめられて、お客様に挨拶してる。

お父さん、お母さん、今日までありがとう。

私、伊勢と、夫婦になるね。

29歳滑り込み婚だと揶揄され、

寝姿で医者をたぶらかした眠り姫婚とからかわれ、

何とでも言ってくれ。

私と伊勢だけが、知ってるもん。

碧と伊勢の、アオイとイーゼの ふれあいを。



完全に、和式にしたかったの!せっかく日本人だから!!

大満足!私!

だって、そいでね!




「ハンス・イーゼ。貴方は、神の名の下に、アオイ・リーゼンバーグを生涯の伴侶とし、いついかなる時も、共に喜び共に苦しみ、共に愛し合うことを誓いますか」

「アズーナ神の、名に誓って」


そお!今日は、アオイとイーゼの結婚式なの!!


2人で新婚旅行代わりに転移して、私たちはアズーナでの挙式も決行したのだ!

無論、ドレスである。

そして、主役である!

ローレイナ家御用達が、再び魔法をかけてくれて、アオイはすんばらしい仕上がりとなった。あこがれのウェディングドレスは、亡き母のお譲りのヴィンテージ。母の実家は由緒も財産もあったので輿入れの時どおんと誂えて来たそうだ。貧乏学者のどこがよかったのかしらね、お父さん。


とにかく、これでどおだ!!という乙女チックな緻密なレースの長い長いトレーン。長い長いお引きずりのウェディングベール。ずっしり重い真珠。お母さんジャストサイズだよ、ありがとう。


イーゼは白い三つ揃い。胸のたっぷりしたレースに大きなカメオ。カメオと長い白のジャケットはマーレ師の証だそうだ。


「誓いのサインを」

神父さんに促されて結婚誓約書に羽ペンでサイン。


花とチュールレースで飾られた新婦側の席には、ローレイナご一家、校長教頭と同僚たち、クレア、バルザック君たち三人組、そして、アザラシ王子まで出席である。お付きや警護がざざっと並ぶんで、私の友だちがやや怯えているよ。


ゴーン ゴーン ゴーン

王都国教会の鐘が鳴り響く。


王子までくるんだからぁ、お父様動かしちゃう!と、ガカロ君、パパの準教皇にごり押しして、こんな凄い式場押さえちゃった。


「おめでとう」

「いい嫁捕まえやがって!」

「きれいよ、リーゼンバーグ」

「お幸せに」

教会の階段でフラワーシャワーを浴びて、大満足である。

なんたって和式洋式2つの挙式を、それぞれこれ以上はないっってシチュエーションで経験したのだ。

しかも

同じ相手と。イーゼin伊勢と。


「せ ん せ い-、素敵ですわ!このビンテージとっても先生にお似合い!」

「アオイ先生、どうぞお幸せに」

ありがとう、アゼリア。化けさせてくれて。クレアもいらしてくれて!


「先生…お美しい花嫁です(赤面)」

「素敵な式でした。おめでとうございます」

「うんいい感じ!とても29歳に見えなあい」

うるせーよ、ガカロ。

式場、ありがとね。


「おおビンタ!今日も素晴らしい化けっぷりだ。旦那に炸裂すんなよ」

更にうるせーよ アザラシ。

もう、チキータってるよ。

みなさん、ありがとう。




「アオイ」「はい?」

「私がこの世界に転移したのは、碧と出会うためだったのかもしれません。まず私が転移してマーレ・コントロールを会得した。そして碧がやってきて二人は出会った」

「……。」


披露宴は、教会の庭園で行われている。すでに秋に入った王都は色づいた木々が美しい。その中で広々とした芝にセッティングされたテーブルで、出席者が談笑している。


イーゼはあっち(・・・)で言ってくれた言葉を再び私の手を取って伝えてくれる。


「けんかもしましょう。ビンタなしで。楽しみましょう。時にはこっちにも旅をして。一生かけて碧=アオイと共に。私が白髪になって、貴女が三段腹になっても。二人で出会った私たちの本質を見つめ合いましょう」


……うふふ。はい。


このプロポーズで、碧はオチたのだ。


ちゃんと、好きですよ、伊勢。

愛してます。



「なあに、イチャコラしてんのオ!ファーストダンスだよお!」

ガカロ君の膝蹴りがイーゼに飛んできた。

飲んだな、未成年(おまえ)


「ビンタ、俺よりうまくやれ。俺も上達したのだぞ!」

言っとれ アザラシ。



さあ、イーゼ、まいりましょう。


女教師(はなよめ)の本気、みせてあげましょう!!



      Fin


今までお読み下さって、ありがとうございました。感想などいただけたら幸いです。

アザラシ=フェーベルトが愛おしくなっちゃって、次回主役(?)です。

またの機会に!よろしくお願いします。

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