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変わり者

 ある日にんげんが犬と森を歩いている時に細長くて黄色の毛皮をした動物を見かけました。

にんげんはてっきり、しばらく犬は動物を食べてないし、パクリといくんだろうなぁ、と思ったのですが。

犬はその動物には目もくれず先を進みます。

 そこでこれは犬はどこか悪いんだと思ったにんげんは、犬にお母さんの所へ行くように勧めます。

でも犬は全然調子が悪くない事をにんげんに告げると、少し語りました。

「あの黄色の毛皮の動物はキツネという生き物だ。俺もアレがただの動物ならパクリといくところだが、キツネはちょっと事情が違う。狐の姉、と言うのが居てな。さほど大きくは無いんだがスラリとした体つきで……まぁそれは良い。とにかくその狐の姉と言うのがキツネに片っ端から臭いをつけて子分扱いしているんだ。だからキツネを食うと後々煩い。」と。

 にんげんは、色々聞きたいことが出来たのですが、これ一番というのを聞きました。

それは、「狐の姉がキツネを子分扱いすると何か良い事あるの?」という事でした。

もし何か言いことがあるなら、犬も子分を作れば良いと思ったからです。

 ですが犬の答えはこうでした。

「いや、別に良いことは無いな。それどころか子分なんて面倒なだけだ。狐の姉は変ってるよ。」

 これを聞いたにんげんは。そうか、狐の姉は変わり者なんだな、と納得しました。

確かにこの森で他の誰かに偉ぶりたいとか、誰かを守りたいというのは変っているようです。

 でも、それを言ったらにんげんと出会って、にんげんを守っている犬なんかも変わり者なのですけどね。

変わり者は自分では気づかないものなのです。

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