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独り占め
にんげんは基本的に無条件で犬についていこうとします。
背中に乗せている時だけでなく、隣を歩いている時も犬がさりげなく進路を変えれば、それに合わせてにんげんも進路を変えます。
そして犬には鋭い嗅覚、一部の例外を除いて遠く離れた位置から漂ってくる臭いで相手の位置を察知する能力があります。
つまりどういう事かと言うと…
犬がその気になって、別段にんげんを目指してくる兄弟がいなければ犬はにんげんを独占できるという事です。
普段は犬も広大な森で中々行き会えない色んな兄弟に会わせた方がにんげんも楽しいだろうと積極的に兄弟の居る方向に向かうのですが、なんとなくにんげんを独占したい、そんな時は敢えて二人きりを続けるのでした。
それが犬の秘かな楽しみなのでした。
犬はなんだかんだで食事の時ににんげんに乳を飲ませる役もほぼ一人で独占しています。
にんげんと一番触れ合っているのは間違いなく犬でしょう。
そしてそれをにんげんも嬉しく思いこそすれ、不快に思う様子は無いのです。
お互いべったりな兄妹、とても仲が良いのはいいことですね。




