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 にんげんは犬と歩きながら話をしていました。

「ねぇ犬、猫が外では女は着飾る者だったっていってたけど、外ってなぁに?」

「外は外だ。この森と山の外。」

「外には何があるの?」

「俺も知らない。森の外には出た事が無いから。」

「ふぅん、じゃあ知ってる人は居るかな?」

「さてな、猫のようにたまに長い事外に出る兄弟は何人かいるが…今森にいるか俺には解らない。」

「そうなんだ。でもなんで森と外を分けるの?」

「お母さんのいう事には外は様々な生き物が争う危険な世界なんだそうだ。この森ほど平和ではないと。」

「危ないんだ。それは怖いね。」

「まぁ猫が旅…外の世界を回ることを旅という…をできるのだから俺にとってはあまり危なくないと思うが。にんげんはダメだな。力も強くないし、遅い。何かあったときどうしようもない。」

「むぅ。それは本当の事だけど…」

「まぁわざわざ危ないところにいこうとするなよにんげん。痛いのいやだろ?」

「うん!いや!」

「じゃあずっと森に居ろ。それならずっと一緒だ。俺ともお母さんとも、他の皆とも。」

「うん。ずっと森にいるよ。ずっと一緒。」

「ああ、ずっと一緒だ。」

そして、にんげんが犬の脚に抱きつきたそうなそぶりを見せるので犬は脚を止めました。

にんげんは思いっきり抱きつきます。

二人は…まぁいつもではありませんが、概ね一緒です。

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