64.みずきの仕事
64.みずきの仕事
みずきはみなと病院で栄養士として仕事をしている。
栄養士の仕事の一つとして入院された方の食事管理をしばければならない。
入院に関しても前もって今日は何名入院しますなんて事は分からない。
11時頃各病棟の看護師から本日入院された方の名簿とそれに関しての医師からの食事に関しての指示
(糖尿病食や心臓食等の治療食が必要か? どれくらいのカロリーが必要か等)
があがってくる。
その指示に応じて食事を準備しなければならない。
それが出来たら検食といって患者さんに運ばれる前に味や見た目等の確認をしなければならない。
この11時頃の時間帯が一番忙しい時間といっていいだろう。
本日も11時頃になると入院患者の名簿があがってくる。
内科病棟 303号室 橘 かなえ
(他科 受診付き添い中に腹痛訴えありそのまま入院 状況安定につき昼食より粥食 普通で提供)
包括病棟 808号室 橘 きくえ
(キーパーソンが突然入院加療の為自宅困難。暫くの間包括病棟にて入院実施。普通食で提供)
かなえ・・・・
みずきの目に入った。
その時病院に電話が鳴った。
みずきは電話を取った。
「はい、栄養部の新山です。」
「もしもし、精神科の佐山です。」
「はい。」
内線着信であり相手は精神科の佐山先生からだった。
「本日、入院された橘かなえさんの件だけど・・」
「はい」
「ひょっとしたら新山さんの友達?」
「友達というか高校の同級生です。」
「そっか? 少し相談したい事があるのだけど昼から精神科病棟に来れる?」
「はい。14時に栄養相談が入っていますのでそれが終わったあたり15時からでしたら可能です。」
「分かった。私も16時から診察が始まるので15時に精神科病棟までお願いします。」
「分かりました。15時に伺います。宜しくお願いします。」
「宜しくお願いします。」




