60.みずきの気持ち
60.みずきの気持ち
「あの、斎藤君。」
みずきも話し出す。
「私、斎藤君に告白されてとても嬉しかった。
本当に嬉しかった。
ショッピングモールでのデート楽しみだった。
斎藤君が何か話しかけてくれているのは分かっていた。
こんな私の為に凄いありがたくて
っと同時に申し訳なくて・・・・。」
みずきは少し息を吸って吐いた。
続けてみずきが話しを行う。
「ショッピングモールでの時
周りの声が凄く気になって
いろいろな音が凄く気になって
それが凄く苦しくなって
っと同時に全然斎藤君の声が聞こえなくて
本当はもっと斎藤君といろいろ話しがしたいのに
それがまた苦しくなって
・・・・・・・・・・・・・
どうしようもなくなって
気が付いたらその場から逃げ出してしまって
・・・・・・・・・・
ごめんなさい。」
みずきが話した。
静かにときが過ぎていく。
人とのコミュニケーションが苦手なみずき
周囲の雑音が苦手なみずき
周りの雑音のせいで全然声か聞こえなかった。
嫌いではない事。
何もできない自分が心苦しくなって逃げだしたんだと
☆二人の気持ち
暫く沈黙が続いた。
斎藤君は初めてみずきの気持ちを聞いた。
みずきも斎藤君の気持ちを聞く事ができた。
また自分のもやもやとした気持ちを言葉として伝える事ができた。
暫くして斎藤君の口が開いた。
「どう言葉にして良いかわからないけど、変な言い方だけど正直少しホットした。」
「えっ!」
みずきは驚愕した様子でいった。
続けて斎藤君がいった。
「正直言えば嫌われているのだと思っていたから。」
「そんな事ない。」
みずきが言った。
「あんな事をして私の方が・・・・。」
「ごめんなさい。」
みずきが言った。
「こっちの方だって全然みずきの気持ちが分かっていなくて・・・・
ごめんなさい。」
お互いがお互いに「ごめんなさい。」
っと言った。
「みずき」
斎藤君がみずきに言った。
「気持ちを伝えてくれてありがとう。
もしここでみずきと会わなければみずきの気持を知る事ができなかった。
みずきに自分の気持を話す事ができなかった。」
続けてみずきが斎藤君に言った。
「こちらこそ気持ちを聞いてくれてありがとう。
もしここで斎藤君と会わなければ斎藤くんの気持を伝える事ができなかった。
斎藤君の気持を聞く事ができなかった。」
お互いがお互いに「あいがとう」といった。
暫く沈黙が続いた。
「そしたらかなえが待っているからそろそろいくね。」
みずきが言った。
「うん。分かった。」
斎藤くんが言った。
みすきが公園のベンチから立ち上がり席を離れる。
「それじゃ。さようなら。」
少しずつベンチから離れていく。
斎藤君はみずきの背中を見て見送っていた。
「みずき。」
斎藤君はみずきに声をかけた。
「電話番号変わった?」
「変わっていないよ。高校時代と同じだよ。」
「そっか。」
「今度電話してもいいかな。」
「いいよ。宜しくお願いします。」
そう言ってみずきは去っていった。
砂浜喫茶店にはかなえが待っている。
みずきは砂浜喫茶店にいきかなえと会った。
「それじゃ行こうか。」
そのあとかなえと一緒に駅に向かい切符を買い
電車にのった。
1泊2日の田舎の帰省を後にした。
☆みずきとかえの二人の会話
かなえとみずきが電車に乗っている。
トンネルをくぐれ古臭い田舎から都会の景色に変わる。
雪の景色から都会のビルの建物の景色に変わる。
湿気のあるところから乾燥するところにかわる。
乾燥による肌対策を行わなければならない。
「みずき」
都会に帰る電車の中でかなえがみずきに話しかけた。
「帰省してどうだった。」
「正直分からない。
でもかなえが誘ってくれなかったら田舎に帰る事ができなかった。
両親とも話す事がなかったし斎藤君とも話す事ができなかった。
ありがとうかなえ。」
みずみずきはかなえに礼をした。
「こちらこそ。みずきがいなかったら帰省する事が出来なかった。
ありがとう みずき。」
そう言ってかなえはみずきに礼をした。
「そう言えはかなえはどこにいっていたの?」
みずきがかなえに質問をした。
「今は内緒。
そのうち答えるね。」
かなえはみずきに内緒と答えた。
「何それ」
みずきが言った。
その後二人ともクスクスと笑った。
なぜかなえが何処にいったのか内緒にしているのか
また余談の話ではあるがかなえのかばんの中には医師からもらった薬が入っていた。
その事にみずきは知らなかった。
時間は18:00
古臭い田舎から都会の街に到着した。
二人の帰省は無事終了した。




