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コミュ症日記  作者: 猫自慢


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52.5続き2

52.5続き2

みずきの自宅にて

あたりは雪が降っている

みずきはコンビニで傘を買いゆっくり実家に向かっていく。

みずきは実家の母と父に帰る事を伝えていない。

伝えるとしんどいから・・・。


時間は16時15分

普通に歩いたら20分程でつく所を45分かけて実家に着いた。


みずきは実家に帰った。

「ただいま。」

そう言ってみずきは玄関を開けた。


「おかえり。」

母が出てきた。

普通に「おかえり」っと言っていたが

母は突然の帰省におどろいたであろう。

「帰ってくるなら帰るといいなさい。」

「言うつもりだったけどそんな時間がなかった。」


そんな会話が続く。

以前みずきだった部屋は今は物置になっている。

そこにみずきのかばんを置き洗面器にいきみずきは手を洗った。

「いつまでいるつもり。」

母が言う。

「明日には帰る。」

母の年齢は50歳代中頃である。

私の知っている50歳中頃の女性だと多少腰痛などあるにしても働くには元気である。


久しぶり(10年ぶり)に見る母

久しぶりに見る母親は10年という年齢以上に体が小さくなっていた。

足、腰が弱くなってきて少し円背になっていた。


みずきは10年という歳月をしみじみと感じていたが予想以上の老け込みに少し驚きを隠せないでいた。


「みずきのご飯はないけど何か頼むね。」

「いいよ。分かった。」


そんな会話が続く。


また母親の引き出しの所に薬が入った袋があった。

その横に薬の処方内容が書いてあった紙を見つける。

その薬の中に精神薬があった。


母の本棚にはある占い師の本がたくさんあった。

「占い好きなの?」

私が母に言った。

「この占い師はねぇ。毎回毎回凄くいい事を言っているんだよ。

 みずきも見ているかい? 火曜日の10時からやっている「占い師に聞け!」っていう番組」

「見ていない。」

私がすがさず答えた。

「占い師に聞け!」という番組は母が好きな占い師が毎回ゲストを呼んで占いを行うという番組だ。

只単に占うだけでなくその人の生い立ち等から色々諭したり時にはお涙頂戴するような番組らしい。

これは勝手な私の主観であるが私はこの手の番組が凄い苦手である。

皆はどう思っているか知らないけど私は占い師が詐欺師に見えてしまう。

母はいい事をいう人を素敵な人とたらえているが私にはそのようにとらえる事が出来ない。


「みずきも良かったらこの本読んでみな。」

「分かった。」

適当に答えるみずきであった。


母は占い師に対していい事を言うと尊敬な眼差しをしている。

情報脆弱な母

情報弱者という言葉がある。

辞書で引くと

「情報を手に入れたり利用したりすることが困難な人」とある。

まさに母の為にある言葉だとみずきは思った。


みずきはもし私の家が大金持ちならば今頃母は何処かの宗教の偉い方にお布施してしまうのかそんな性格だと思った。

少し心配した。

けれどみずきの家が金持ちの家ではない。

安心した。


「ところでおばあちゃん元気?

この家から見かけないけど。今何処かに言っているの?」


私が母に問いかけた。


「そう言えば母はこの家から出ていった。」


「え!」


私はびっくりした。

祖母は年齢で言えばもう80歳になる。

まだ一人で動く事は出来るものの・・・・

こんな事聞いた事がない。


「色々家の中でもあってね。それで出ていった。

何なら住所教えるから今から会いにいくか?」


『色々って一体何かあったのか。』

私はそう思った。


私は母から祖母の住所を聞いた。

今から会いに行こうかと思った。

時間は16時50分頃。



~母親から見たみずきについて~

 母親はみずきが強くなって欲しいと思い放任主義にしていた。

 それが世の中当たり前だった。

 それが古臭い田舎の風習として当たり前だった。

 本当はみずきと公園に行ったりして遊びたかったっと思っていた。

 祖母のストレスに加え母自身の障害の為みずきと一緒に遊ぶ事が出来なかった。


 みずきが高校時代。

 母はうつ病を患っていた。

 みんなに心配をかけたくなく黙っていた。

 家族に心配をかけまいと皆がいない時に

 こっそり隠れて病院に通っていた。 

 こっしり隠れて薬をもらい

 こっそり隠れて薬を服用して

 誰も分からない所に隠していた。

 

 みずきは母が病気なんて全く知らなかった。

 みずきは母が病院に通っていた事なんて全く知らなかった。



 母は高校生になって全く母親になついてくれないみずきに対して少し寂しさを感じていた。

 けれど子供の時みずきに何もしてあげれなかった母に対してみずきがなついてくれない事は仕方ない事 と思っていた。

 

 母は夫婦仲や祖母の事等で精一杯でみずきや兄弟の事まで頭が回らなかった。

 みずきにとっても特に高校時代は自分の事で精一杯で家族の事に頭を回す余裕がなかった。


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