49.かなえと話した事 その参 かなえが好きな音楽の事
49.かなえと話した事 その参
かなえが好きな音楽の事
鍋の具材も食べ終わりそろしろしめにしようかと思った頃
ふとテレビを付ける。
テレビには昔懐かしの音楽をやっていた。
その中のひとつの音楽として
『We're All Alone』の曲が流れた。
「私、この曲好き。」
かなえが言った。
かなえが言うだけあって何か心に染みる曲である。
「ねぇ、みずき。」
かなえが言う。
「どうしたの?」
私が言った。
「もしさ、本当にもしの話だけど、もし私に万が一の事があればこの曲を流して欲しいだけど。。。。」
「万が一って。」
「嫌なんでもない。 なんでもないけど約束だよ。」
「何ばかな事を言っているの。訳分からない事言わないで。」
私はかなえの変な冗談だと思い、笑っていった。
「良く分からないけど分かったよ。 約束するね。かなえ。」
そう言うと変な空気に耐え切れずお互いがクスクス笑ってしまっていた。
鍋の具材もほとんど食べきり美味しい出汁が残っていた。
「今から雑炊の用意をしようかと思うけどかなえはどう?
まだ食べる事が出来る。」
「大丈夫。また食べる事が出来る。」
かなえが言った。
私は鍋を一旦キッチンの方にもっていき雑炊の用意を行った。
~これは余談の話ではあるがこの時言っていたかなえの意味をみずきは理解する事ができなかった。
この意味を理解できたのはもう少し先の話しである。




