あふたー(???+β2) ぶっちゃけ指摘されなきゃ勝ち
さて、
「いい加減本題に行くわよ。書いてくれた論文見たわ。ひっじょーに申し訳ないのだけど、こまごましたミスが多いわ!そこを指摘してくわ。あー。悲しそうな顔しないで。何でそこ真面目なのよ。おめーらが放置したせいだろ!でいいじゃん」
「なら放置すんな」
「はい」
カスってついてそうなセリフぅ。まぁ、恵の怒りが正当過ぎんだけど。
「貴方の怒りは受け入れるわ。そのうえで。よ。読んだ印象としては、放置してた割にわたしとか理奈の論文読んでたのかちゃんと行けてる。でも、細かいところがね…。えーっと、まずは図。図はFigureかFig.のどっちか。ただ、雑誌によって違うから従うこと。TableはTable表記だけね。なんでかは知らん!Fig.の|.《ピリオド》は何かの単語の略ってのを表してるわ。ピリオドについてはまた後ででてくるから覚えといて」
「先言え」
はい。
「次。ところどころ出てくる-だけど。基本全部–よ」
「は?口で言われてもわからんわ」
「はい」
書きましょ。手書き……はくそほどわかりにくいから、パソコンで。
“-“と”–“と” —”。これでよし。
「は?全部一緒じゃない!」
「違うわよ!よく見なさい!これがハイフンで、これがエンダッシュで、これがエムダッシュよ!」
「じゃあ手で書いてみろ!」
「え。それはちょっと」
「ダメじゃねぇかカス!」
あ! ついにカスって言った! カスっていったー!
「おら、書けよカス!」
「うわ、普通にカスって言ったのにまた言いやがった!いいわよ!書いてやるわよ!」
こう、こう、こう! どうだ!
「おい。ほぼ同じだし、わざと違うの混ぜてんだろ。コピペしたらマイナス(全角)と罫線って出てきたぞ!」
「紙に書いてるのにコピペとかいうんじゃないわよ!」
そりゃ、ネット小説だからできるけど!
「でもでも、罫線に関しては、日本語環境だとエムダッシュになるらしいわよ!?何でか知らんけど!」
「えぇ……」
それな。
「そしてそして、恵の思ってることはあたしも思ったわ。でも、残念ながらね。これが現実なのよ。ハイフンは基本つかわない。エンダッシュを使うのよ」
「はい」
物わかり良くて草。で、
「使い方ね。知らない人が一番使いがちな-だけど、だいたい誤用よ。正しい使い方はほぼ一つ。何かの語と何かの語をくっつけて形容詞的に使う時だけ。|methyl-modified DNA《メチル化DNA》とか、|red-colored cell《赤色染色された細胞》とか、そういう時だけよ。入力は一番手軽で、半角モードでハイフンボタン押すだけ。キーボードだと0の右にだいたいいるわね」
「使い分けめんどくさ」
ほんそれ。
「そして、一番出番が多いのが–、並列関係とか連続関係を表すのに使うやつよ。|Japan–USA alliance《日米同盟》とか、|Solid–Liquid phase《固液相》とか、上下関係がないやつの連結。もしくは、pp. 37–44や、L. 3–12とかの範囲を表すときに使うわ」
「一番出番多そうだな」
「事実、多いわよ。のくせして一番打つのがめんどくさい」
「どうやって打つの?」
「リンゴか窓かで違うけど、私ら窓だし、窓で話すわ。まずはテンキーを用意します」
「はい?」
「テンキーを用意します」
「だからテンキーってなんだよ」
「ggreks」
「カス!」
はっはっは。ぶっちゃけ、調べた方が早いもん。
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って配置の数字メインのキーボードの一部分よ。テンキーボードだのテンキーパッドだのでググれば出てくるあれよ。でかいキーボードなら右にあることがあるわね。
「まぁ、めーちゃん達のキーボードについてるってのはわかった。んで?どうやって打つんだ?」
「NUM LOCKキーを押します」
「は?」
「NUM LOCKキーを……って、天丼になりそうだからいうわ。これよ」
キーボードの配置によるけどマジで”NUM LOCK”って書いてるキー。押したところで画面右下とかに”NUM LOCK ON”だの、OFFだのしかでないアレ。
「んで、NUM LOCK ONってなってる状態でALTキーを押しながら…、あぁ、これね」
キーボードの左下とかの方に”ALT”って書いてるやつ。
「それを押しながら、0150ってテンキーで。テンキーでよ。入力する。そして、キーボードから手を離すと出力されるわ」
「キモ」
「ほんそれ」
出力の仕方がきもすぎるわ。
「どうしてこんなことに…」
「さぁ?変換で出力させるのをさぼったんでしょ。エンダッシュ以外も出せるのは出せるわ。めんどくさかったらキーボード登録しとくといいわ。わからんかったら、デスクトップにメモ帳置いといて、そこにAIに出力させたエンダッシュおいときゃいいわ」
一番のおすすめはキーボード登録しとくことだけどね。まぁ、エンダッシュで登録しちゃうと打つの割とめんどいから、NUMLOCKで打つこともあるけど。
「んで、エムダッシュはさっきと同じようにNUMLOCKで、0151って打てばいいわ。まぁ、そもそもんな使わないけど」
「そうなのか?」
何で今の疑問にさえ、「このカス」ってついてそうな印象受けるのかしら。あたしが放置し続けたからだな! はっはっは!
「はぁ」
「うわ。急に落ち込むなカス」
「草」
悲報。勝手にカスって言われたと思ってたらガチで言われた。
「で。これはどう使うんだ?」
「論文ではほぼ使わんわよ。小説で使う─みたいなもんだと思ってりゃいいわよ」
「あぁ。なら使わんな」
基本的にはね。──まぁ、AIはよくぶち込んできやがるのだけど──自分でぶち込もうなんて思わないわよね。
「使ってて草。しかも適当」
「ほぼほぼ使わないもの!」
具体例なんてすぐに出せるわけないのよね。そも人によって使い方が割とぶれてる気がするし……。
「さよか。とりあえず-とかは理解した。「ふっ。残念だgっげぶっ」他に「甘いわぁ!今の三つだけだと思ったか!厳密には-も区別されることもあるぞ!-で許してくれる時もあるがな!某窓の数式ツール使ってるなら”-“使えばマイナスになるがな!数式ツール使ってないなら厳密には” –"を使わないと指摘しやがるのもあるぞ!これは諦めてAIに出してもらう方が早いぞ!」
「ぶん殴ったのに喋りきりやがった…。そしてこれは本当か?」
「残念ながら…」
気にしなくてもいいときはキーボードの”ほ”にあるハイフンでいいんだけどね。ダメな時もあるっていう…。素直に数式ツールかLaTeX使ってやる方が早いかもね。
「おぉう……。棒系で他には?」
「特には」
「なら、他は?
「だいたい読んでくれってところだけど。特筆すべきのは……あ。引用文献リストね」
「なんか違ったか?」
「手打ちした?ツール使った?」
「手打ちだな」
「あぁ。ツール使った方が早いわよ。だいたい。…場合によるけど」
場合によるけど。クソがよ。
「まぁ、手打ちならうちのぬら爺が開発してくれたの使って。使い方はマニュアルあるから見ればわかるわ」
「開発させたのか」
「してもらったのよ。使ってたのが改悪されたから」
無料で使わせてもらってたソフトだけど、ね! なーんでできてたことができなくなってるのかしらね! マジクソ、カス。ゴミ。
「どんな風に?」
「いいでしょう!語ってやるわ!特にだるいのが3つ!その一!取り込んだやつの出力が変になる率が高くなったわ!」
いちいち手打ちで間違え修正するのめんどくさいのよ! 許さん。
「その二!最後に作るリストが正しくないことがある!」
論文誌にあったリストの様式にする必要があるわ。それがまー割といろいろあるのよね。とはいえ、前のソフトはだいたいの論文誌の様式に対応できるだけのテンプレを用意してくれてんだけど…。場合によっては! テンプレが! ない! 微妙に違うやつは! 手打ちで直さないといけない!
「そして、その二の中で最もだるいのが!昔のやつだと、自分でテンプレ用意できたのよ!」
何でできてたことができないのよ! カス!
だから、最後にまとめて修正するしかなくて、”ふう。これでいいでしょ”って思って、リスト修正したのに、「あ。この文献要らんわ or 要るわ」で作り直させると全部壊れるのよ! リバイスで大修正入ったら文献増える率高いから当然のように崩れるし! カス!
「その三!作った引用を自動更新しないようにする機能がない!この機能も昔あった!カス!」
論文提出時にバグにつながるかもだし、自動更新はしないようにしとく方がいいのよ。他にも章に分かれてるとき、章ごとに引用リストを作るとかよくやるのよ。最後にくっつけるかーってくっつけると自動更新だと後半の引用リストが番号ぜーんぶズレるし。
「後者だったらPDF化してからくっつければ?」
「それはそれで面倒でしょうが!んでPDFくっつけようとすると基本的に有料ソフトいるじゃない!」
無料ソフトもあるかもだけど、それはそれでセキリュティがっ!
「かつてはCTRL+Aで全選択して、ぶっ壊し!ができたのよ!それができりゃあ、後はCTRL+Vで他の章にくっつけてけば終わりじゃない!まぁ、数式ツール使ってないんだったら、CTRL+AからのCTRL+Xの後、右クリックでテキストのみ保持ではっつければ引用関係ぶっ壊れてくれるけどね!」
なお、数式が入ってる場合は数式も全部死ぬので死ぬほど役に立たない模様。
「だから、新しいのを作ってもらったのよ。まぁ、論文書いてるツールとリスト作るツール作ってる会社が違うから、そこで互換性保ち続けるのめんどいってのもあるんでしょうけどね」
「じゃあ、書いてるツールも作った?」
「わね。もちろん、互換性を持てるようにちゃんとしてくれてるわ」
「すごいな。そんで、お前は」
「はっはっは」
あたしが何かできるわけねぇじゃん。やーだー。
「んで、ツール使えば問題ないけど、引用リストの中身がばっらばらだからツール使って綺麗にしといてね」
「うぃ。それはそれとして、この雑誌名のとこどうなってんの?.を打ってるってことは、単語省略してるんだよな?何で雑誌名を省略してんだ?」
「クッソ長い雑誌あるからよ。NatureやScienceとかならいいけど、例えば、” |Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America《米国科学アカデミー紀要》”とか、” |IEEE Transactions on Computer-Aided Design of Integrated Circuits and Systems|《集積回路およびシステムのCADに関する論文誌》”みたいなのがあるわよ。それぞれ略してPNAS, IEEE TCADね!」
「それは書くのだるいな……」
「でしょ」
まぁ。わたしはこいつらから引用しないけど。
「とはいえ、略?って言うレベルで略せてないのもあるけど。Natureとかは別として、TechnologyはTechnol.だし。ComputerはComput.よ。あんま文字数減ってないわよね。他に単語数が多すぎて略か?ってなるのもあるし…。| Proceedings of the Royal Society of London.《ロンドン王立協会論文集》 Series A, |Mathematical and Physical Sciences《数学および物理化学》は、略してもProc. R. Soc. Lond. A Math. Phys. Sci.だったりするし。まぁ、Proc. R. Soc. Aでも許してくれるけど」
「えぇ…」
とはなるけどね。それでも、よ。
「最近はオンラインの雑誌も多いとはいえ、それなりに紙の雑誌も残ってるわ。引用文献リストに紙面割くわけにもいかないからね。あ。当然、標準の略称があるからね。伝わらないと意味ないし。心配ならググろう!とはいえ、心配しなくてもぬら爺の作ったソフトだと問題ないのよ!略称でも、正式名称でも何のその!勝手に切り替えてくれるわ!正式名称で書く論文誌なら、クッソ長いのばっか選んできて嫌がらせしてもいいわよ!それに気づいた読者から「何やってんだこいつ」って思われるでしょうけど!」
普通、読者はそこまで読み込まないんだけどね! 本編にしか興味ないし!
「そうか。そういえば、Proceedingは引用していいのか?」
何でそんなこと…あ。あーね。
「抄録って言ったら会議録とも訳せるものね。モノによるけど学会でプレゼンしたやつの要約でしかないとかあるものね。基本、いいわよ。それにしか載ってないのとかあるし。まともな論文あるならそっちにすべきだけど…。学会によってはまともに査読のあるProceedingもあるからね。査読あれば基本、論文と認められるもの」
査読なくても成果になるっちゃなるけども。……なお。査読がゴミカスのハゲタカジャーナルとかある模様。
「でも、注意してほしいことがあるの!論文にProceedingが引用できるとはいえ、博士の卒業要件の校外発表として認めてもらえるかは自分の所属する大学、学部の方針によるの!そこはちゃんとチェックしといたほうがいいの!基本、査読有なら問題ないはずだけど。でも、ぱっと見、抄録だとしょぼく見えるの!恵が博士とるなら注意するの!じゃ!」
また補足だけして去ってったわね。理奈。出番欲しいのかしら。雷とか咲とかほぼ出番ないのに。
「とまぁ、そんな感じね。その修正を参考に直して出して欲し……あぁ。ぬら爺の引用文献ソフトのインストールと使い方は後で教える。それでできる?」
「できる」
「そう。なら、いいわ」
早速、使い方、教えましょうか! それで今回の放置がチャラになるとは全く思わないけれど……。
お読みいただきありがとうございます。
誤字脱字そのほか、もしあればお知らせいただけますと嬉しいです。
なお、今回のリハビリ投稿はこれで最後です。次またネタが浮かべば+γでお会いしましょう




