↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
12/50

11話

~~~元魔王side~~~


 時はアオトを【叡智なる大迷宮】へと見送った次の日。元魔王...ヴォルヘイト・ウルスは、あることに気づいた...否、気づいてしまった。


 「......あっ、やってしまいました。これは、少しばかり危ないでしょうか...?いや、でもアリス様のお孫様ですし案外大丈夫かもしれませんし...」


 【叡智なる大迷宮】への道のりは、この森を東へ、ずーーっと真っ直ぐ、それこそ200㎞程真っ直ぐ進んだ所にある。別に間違った道を教えた訳ではない。迷宮事態も恐らく今のアオトの力ならどうとでもなるであろう場所を提示した。むしろ、もんだいがあるとすればその道中である。


 あの迷宮は、かつてアオトの祖母...アリスも挑んだ事のある歴史ある、大迷宮である。アリスもアオトと同じルートで【叡智なる大迷宮】へ向かったらしいのだが、当時、まだそこまで強くなかったとは言っても既にヴォルヘイトと同じくらいの実力はあった。そんな化け物でさえ道中何度も死にそうになった、と言ったのである。

 何故ならあの道は...


 「【暗黒魔境】を通るんですよねぇ...」


 そう、ここを真っ直ぐ90㎞位進んだ所にはドデカイ森がある。その名は【暗黒魔境】と言う。しかもその森は、冒険者の最高峰たるSSランクの人間しか入ることを禁止されているほど危険な場所なのである。


 魔物は、存在のランクが上がっていく度に、少しずつヒトガタに変化していくと言われている。しかし、例外もある。それが“神化”と言われるもので、存在が神に近いものになる物である。神とは、本来姿形は曖昧なものの為、姿は体の持ち主が望むような形となる。


 【暗黒魔境】のような危険地帯は、魔物の姿は総じてヒトガタに近い。そのため、誰もそんな危険地帯に行きたがらない。よって...警備が薄いを通り越して、無いのである。

 そんな所をアリスはたった一人で攻略したのだから、本当に化け物としか言いようがない。


 「まあ、お孫様の特技は暗殺っぽいのでヒトガタが多いことだけが救いでしょうか...

 あぁ、戦神:ナーヴァ様、彼に祝福を...」


 アオトの旅は前途多難のようだ。










~~~アオトside~~~


 「ヘックション!」


 う~、誰かが俺のことを噂してるな?

 ...俺を噂するような人がいないとか言わないでよ?言ったら泣いちゃうからね!えっ?何?そもそもまだ俺のことを覚えてる人がアイルギアにいるかって?

 ..........ウエーーーーーーンッ!!!  

 自分でも自覚しているところあたり、重病である。


 さて、そんなことより俺が歩いた距離は今のところ80㎞位である。そして、今あるいてるのは、なーにもないただの荒野である。あっ、何あれデカイ森が見える。感覚的に、後10㎞位であろう。ここら辺に来ると、突然襲ってくる魔物の量、質が上がってくる。きっとあの森が原因なのであろう。


 --------1時間後


 「へぇ、コレがさっきから見えてた森か。結構...いや、馬鹿デカイじゃん。本当に入って大丈夫なのだろうか...なんかこの中、高密度の魔力が漂ってるし」


 こんなことを口にしている俺だが、内心スッゴいワクワクしてる。...やはり“世紀末魔王”の血は争えない、か。くーーーっ!体がウズウズする!


 取り敢えず中に入ってみる。少し歩くと森の中なのに、平野のような場所に出た。そこにいるのは... 魔物、魔物、魔物。正に魔物のバーゲンセールである。ここで、完全に俺の理性は切れた。


 「ヒャッハーーーッ!」


 気がついたら、俺はこんなことを叫んでいた。そうか、コレがばあちゃんの感じていた“戦場”なんだね。こんなに楽しいなら、無理に抑える必要ないか。と、言うことで一言。


 「さぁ、俺を楽しませてくれ!」


 この殲滅パーティーが終わった後、自分の言動を思い出し、数時間悶えました。

この後、多分もう1話投稿します。


...多分。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。