表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
B world  作者: 新井正一
22/29

屋敷


目の前にそびえ立つ立派な屋敷。

イメージとしては、ホワイトハウスのような建物である。

広大な庭に、噴水、プール。

アメリカの大統領顔負けの、豪邸である。


「ここは、どこなんだ?グロチウスの家か?」

「ふぉふぉふぉ、こんなどでかい家など持っとりゃせんわ。知り合いの家じゃよ。」


愉快そうに笑うグロチウス。

まず、日本から出たことのないレンヤにとって、こんなに広大な敷地と、庭、どでかい家をははじめてみた。

門まで歩くのすら大変そうだ。


「そろそろかの?」

「なに…」


レンヤの言葉は最後まで紡がれることはなかった。


ドゴン!


鈍い音がなり、レンヤとグロチウスの地面が、陥没した。陥没した底には、無数の鋭利な槍のようなものがみえる。


ヒュン!


今度は、狙いすましたかのようにナイフが飛んできた。


この、落とし穴もナイフも全て、グロチウスにより、空中浮遊と魔力壁によって無効かされた。


こうしてる間にも、罠が次々と起動していく。


ナイフの次は、魔力の帯びた鋭い葉っぱ。気の根っこによる、しなる鞭のような攻撃。庭にある石像の兵士は動き始めこちらに向かってくる。


グロチウスが、手を前におもむろにふると、魔力の波動とも言うべき波が、360°に広がる。

すると、今まで止まなかった攻撃が、止まった。石像は、そのまま前に倒れ砕けた。



「ふぉふぉふぉ、なかなか面白いアトラクションじゃの。」

「何のために門があって、その門の前に呼び出し鈴があると思ってるのよ。」

「久しぶりじゃの、マヤ。」

「全然久しぶりじゃないわよ。先週会ったばかりでしょ?ボケにしても、酷すぎるわよ。」

「相変わらず辛いのう。」


この時、レンヤだけはマヤという女性がいることに、声をかけられるまで、気づいていなかった。


「あら、あなたが誰かといるのはめづらいしいわね。弟子でも取ったの?」

「うむ、そうじゃ。」

「意外ね。まあいいわ、用があってきたんでしょ?入っていいわよ。」


おもむろにその女性は、指を動かすと、破損箇所や罠が自然と戻っていく。


{ついてきて。」


マヤというじょせいのあとについていく。やはり屋敷の中は、外見と同じくらいきれいで、豪華な内装になっている。真っ先に目に入るのは、大きく高級そうなシャンデリアや時計、鎧の置物だ。

屋敷の中を通り、廊下の突き当りから、温室に来ている。木々に囲まれた部屋にとおされた。


「それで、私に会いに来たということは、何か頼みごとがあるんでしょ?」

「うむ。まずは、自己紹介が先だの。この小僧が、今代のゲートキーパーで名を、夕神 レンヤという。今日から儂のでしじゃ。」

「こんにちは、グロチウスの弟子になった、レンヤです。」

「そう、この子が今代のゲートキーパーなの。私は、マヤ。フロスト・フォーレストのマヤ・シーカンズ。マヤって呼んで。」

「はい、よろしくお願いしますマヤさん。」

「わしと対応が異なるのが気になるが…、まあいい。マヤに頼みたいのは、この子の戸籍を作ってほしい。」

「なるほどね。いいけど、少し時間がかかるわよ?」

「うむ。ちょうどいいから、ここで少し魔法の鍛錬をしていくから、時間は気にせんでも大丈夫じゃ。」

「それは構わないけど。服とか、生活必需品ぐらいそろえてあげなさいよ。」

「そうじゃな。」

「じゃあ、レンヤ君。一緒に街に行こうか。」

「あ、はい。」


流れに流されるまま、今後の予定が決まっていく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ