街
グロチウスだけでなく、この女性も当然のようにテレポーテーションを使用している。今回は、路地裏に転移した。
「グロチウスから、この世界のことは聞いた?」
「いえ、あまり詳しいことは。」
「そう、ならちょうどいいわね。今、目の前にあるのはロックフィードという町なの。名前の通り荒野がこの町の少し先にあるからこの名前らしいけどノ。そしてこの町が所属している国は、マルクスハルツェンという国よ。ほとんどの人は、マルクスって呼ぶ羽。」
「ここは、馬車の通りが激しいんですね。」
「敬語はしなくてもいいわよ。この国の特徴はね、王権制度はとっていないの。どちらかというと、共
和制なの。それに、商業国家と呼ばれるくらい、工業生産にたけている国ね。」
「ってことは、ほとんどの国は王権制度なのか?」
「そうよ。」
中は人の行き来や、売り声に買い声。馬車も通り活発的ないんしょうを受ける。しかし、日本の渋谷と比べれば、このくらいの進行密度は気にはならない。
「まずは、服を買いに行きましょう。ここら辺では、そんな恰好は似合わないもの。」
「わかった。」
そういうと、マヤは慣れた足取りで人混みをとおり、服を売ってる店の前に立つ。
その服やの中から、適当に選ぶ。10分もかからなかった。
「ありがとう。」
「気にしなくてもいいわよ。それにしても結構早くに決まったのね。」
「ま、こだわりはありませんから。」
そのあとは、マヤの買い物のてつだいをし、食事をしにお店に入り。帰宅した。
「ずいぶんと遅かったの。」
すでに日はくれており、辺りは暗くなっていた。
「マヤが一番時間かかったんじゃろ?」
「あなたが、この世界についてしっかり教えてないせいよ!」
「うむ、とりあえずは明日からの予定について話すぞ。」
「ようやく鍛練開始か?」
「うむ。座学も含めて明日からはじめる。」
「わかった。」
「レンヤは、料理できる?」
「手伝える通りには。」
「じゃ、手伝って!」
「まあ、予定については明日話すから手伝ってきなさい。」
今日の1日は、重ね重ね特になにも起きなかった。
まるで、地球にいたときのミサとの生活みたいだ。
ふいに、ホームシックな気持ちが込み上げてくる。
「今頃なにをしてるかな。」




