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six tree online  作者: えだまめ
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11/13

第二章 事件多発。第二陣の合流1

第二章はじまりました。

第一章最終話で登場したレイについて簡単に紹介します。


名前:レイ

LV:10


スキル

弓術スキル

集中術スキル

DEX強化スキル

AGI強化スキル

回避術スキル

遠視術スキル


天然なのか計算高いのか謎な性格の少女キャラです。結構かわいいです。


今後のお話にも絡んで来るので、以後お見知り置きを…

STO公式運営開始から2ヶ月。明日から第二陣(二期プレイヤー)が合流する関係で今朝からメンテナンスが行われている。


「なーエイトー。お前って強いのか弱いのかはっきりしないよなー。なんなら、二期プレイヤーも来ることだし、キャラリセして見たら?」


道場の縁側に寝転びながらカオルが割と真剣そうな顔でエイトに言う。

確かに、対プレイヤー戦闘では今だ負けたことが無い。しかし、対モンスター戦闘では、正直いってあまり活躍できていないのが今の現状だ。先日もカオルと二人で第一エリア南部の樹海ステージでレベリングを行った際、エイトがかなり足を引っ張った。原因は、物理攻撃力と魔法攻撃力を両方とも育てている為、思うような火力が出せず、得意の回避術も対プレイヤー以外、特に大型モンスターの範囲攻撃にあまり機能していなかったからだ。


「んー…確かに火力は拡散したスキル振りのおかげで弱いけど、大型モンスターとかの範囲攻撃はきっとなんとか出来るよ。とりあえずキャラリセは絶対しない」


「まあ、俺も最前線の攻略から離れたからそんなに急いで無いんだけどな… 二期プレイヤーに追い越されても俺はしらんぞ…第二陣のプレイヤーには経験値増加のアイテムが配られるらしいからな。」


毎度のごとく頑なにキャラリセを拒むエイト。これまでにも何度かカオルにお勧めされているキャラリセ。説明しなくてもわかる人はいるだろうが、キャラリセとは、キャラクターを作り直すことを指す。


「大丈夫だって!そのうちすげー強くなるからさ 」


「あ、もうすぐメンテナンス終了時刻だな。じゃ、帰るわ」


カオルがひょいっと起き上がると、エイトも体を起こし家の門まで見送る。



「さてと… 今日はソロでレベリングか…」


ヘッドセットを頭にかぶりログインボタンを押す。

意識が吸い込まれ見慣れた街に召喚されたエイト。


「ちょと顔だそうかな…」

そう呟きながら、歩き出す。


カランカランと入店をしらせる音が鳴る。

「いらっしゃーい…って、エイトくんじゃない!久しぶりね。調子はどう??」


「お久しぶりですー。調子はまあまあですね。ディアさんはお元気ですかー?」


久しぶりに来たダイアモンド武具店は前よりも品数が増えている気がする。


「そうねー私は元気よ。でも最近ちょっとスランプかな。スキルレベルが上がらなくて… っていっても仕方ないんだけどね。まだ第一エリアの半分しか攻略できてないし、いい素材が無いと思うように上がらないものなのよ。 ってごめんごめん!愚痴っても仕方ないわね。 今日は、どんな要かしら??」


少し申し訳なさそうな顔を見せるディアだったが、直ぐに何時もの笑顔に戻る。

「ソロ狩りに行くんでお金を引き出そうかと…装備は今のところ十分満足してます! あと、久しぶりに顔だそうかなと…」


「あら、可愛いこといってくれるじゃん♪ ありがとね。 地下室まで案内するわ」


笑顔でそう言うとエイトを案内する。

エイトはお金を取り出し、再度挨拶をすますと店を後にした。



第一エリア南部 ー 樹海地帯


もくもくと狩りをするエイト。ここは、ドルバットと言う小さな角を生やした大型のコウモリやデッドマンキーと言う猿をゾンビ化させたような容姿を持つモンスターその他にはゴブリンもたまに出現するステージだ。

デッドマンキーの見た目から女性プレイヤーはあまり好まないステージだがこの樹海の先にはクリア済みのボス部屋と、こちらもクリア済みの中ボスの部屋がある。

エイトは、何度も挑戦可能な中ボスの部屋を目指しているが、ドルバットとの相性が悪いらしく思うように奥へ進めていなかった。


「ふう… もっと魔法が当たればいいんけどなー。槍じゃあんまり届かないし…長槍術じゃ無くてもいいかも…」

そんなことを愚痴りながら、装備やスキルセットを触ってみる。派生スキルの長槍術スキルが取得可能なのだが、装備も買い直す必要もあるため現段階では取得しずに槍術スキルのままの状態だ。さらにキャラクターレベル20の追加で取得できる初期スキルもまだ保留にしてある。

雷魔法スキルの派生、青雷魔法スキルは、青みがかった雷魔法スキルのようなもので、少し威力が上がりスキルのクールタイムが短いのが特徴的だ。



名前:エイト


LV:21

HP:500 MP:855

スキルセット

魔槍術1、MAG強化L5、捜索の目L3、補助魔法L4、青雷魔法3、跳躍回避術10

予備スキル

槍術30

MAG強化20

補助魔法20

補助魔法20

回避術20


装備

pm鱗黒槍 STR補正D

pm黒鱗SET AGI補正D MAG補正D


「え、これって…未発見スキル??」

エイトが少し興奮しながら独り言をいっている。


槍術30とMAG強化20と補助魔法20のスキルツリーの先に魔槍術と言うものが、合成派生スキルとして取得可能になっていた。

エイトの言う通り、まだ誰も取得したことのないスキルだ。しかも三種のスキルの合成派生スキルは、あまり発見されていないとカオルに聞いたためエイトが興奮するのもわかる。

迷わず取得した。


そして、魔槍術を試してみようと再び歩き出す。直ぐに見つけたドルバットを狙い、素早くエンチャントをすませる。身体の周りを半透明の緑とオレンジ色のオーラが取り巻く。そして槍を構える。すると、身体の周りを取り巻いているオーラと同じようなオーラを、槍が纏っていた。


こちらに気がついたドルバットは攻撃のモーションを見せ、こちらへ滑空するように高度を下げる。エイトは槍を構え、ドルバットの動きに合わせつつ高く飛び上がりスキルを発動する。

『ストンプマグランス!!』


高い位置からやりを振り下ろす。槍自体が持つリーチより約1.5倍ほどのリーチを持った、まるで魔力を宿ったかのような槍を垂直に振り下ろす。

凄まじい衝撃エフェクトとともに、ドルバットを地面に叩き落とす。ドルバットは一撃で、HPゲージを無くし、消滅した。


「なるほどね… 物理攻撃力に魔法攻撃力も乗るのか… これってかなり強く無いか??」

テンションが上がりそのまま日が落ちるまで狩りを続けた。


日が落ちかけ、狩りを中断し街へ戻る。結局中ボスの部屋までたどり着いたものの、入り口の手前で引き返して来た。夜になると視界が悪くなり効率が落ちるので街へ戻ろうと判断したのだ。夜の狩りの為に腰に装備するランプのようなアイテムがあるが、第一フロアでは、夜中も月明かりのおかげで真っ暗になることはない為、必ず必要かと言われるとそうでは無い。


街に着くと、カオルをチャットでディアの店に呼び出す。


「こんばんわー。ちょっと待ち合わせで……ってカオルいるじゃん。」


「いらっしゃーい!さっきぶりね♪ 」


「おう、エイト。もともとここに居たから待ってたんだ。なんだ報告って? もしかしてやっとキャラリセする気になったか?」


「いや、そうじゃ無くて新しいスキルを取得したから見せようと思って。」


エイトはスキルツリーの画面を可視化してカオルとディアに見せる。

「魔槍術…聞いたことねえな。 !?三種の合成派生スキルかよ!!それすげーよ、かなり!!」


「へー…槍術にMAG強化に補助魔法ね…多分未発見だわ。私も聞いたこと無いから。それに効果がすごいわね。ASの数は派生スキルとしては普通だけど、PSで攻撃範囲強化とAGI補正それに物理攻撃力と魔法攻撃力の融合。カオルくん…もうエイトくんは器用貧乏脱出のようね♪」


「ってことで、キャラリセはしないからなー♪」

エイトがご機嫌にそう言うと、カオルは恨めしそうに頷くと、明日から合流する二期プレイヤーの話をし出した。


「 …ってことだから、二期プレイヤーがある程度ログインしたらまた聖竜騎士団がメンバーの選考会を開くらしい。そうそう、この前言いそびれたけどエイトに見せたかったイベントは聖竜騎士団のメンバーの選考会だったんだ。今度は見逃すなよ!公式大会と同レベルのPvPが見れるからなー!」


「へー。そうなんだー。ちょっと面白そうだね。楽しみにしとくよ 」

「私は、ちょっとやめとくね。素材の買い出しとかやること溜まってるから…」


「判定委員が毎回辛口で落選したプレイヤーがちょっとかわいそうだけどな。なら俺はそろそろ落ちるから、また明日な!選考会は、13:00ごろらしいから少し前にはこいよ!じゃあなエイト。ディアも頑張れよ! 」


エイトとディアに見送られログアウトするカオル。

「さて、俺も少し街を回って落ちますね!おじゃましましたー 」


「頑張ってねー♪」


ディアの店を後にし、少し回復アイテムを補充したあとエイトは、ログアウトした。









さあ、ようやくエイトが主人公最強に一歩近づきました。

更新頑張ります!読んでくれてありがとうございます!!

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