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氷のしじま
透明な音が聞こえます。
それは氷のぶつかる音です。
透明な声が聞こえます。
遠く離れた場所から
透き通る音が聞こえます。
今春がきて柔らかな和毛が咲きました。
岩肌をなぞる名を苔と言います。
厚い雲の下、包む風に乗せて
新緑がやってきます。
せかいが起きるまであと少し
うららの時間に日は歌い
小さな足跡が泥にできるでしょう。
春がきて柔らかな朝が来ました。
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作者不明の短い詩。
春の訪れを静かに描いた詩。
雪解けの音から始まり、苔や若葉、小さな足跡へと移り変わる情景は、眠っていた世界がゆっくりと目を覚ましていく様子を表しているとされる。
春を祝う場で朗読されることが多い。




