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銀の大地ー神話・伝承群ー  作者: すけろくこぞう
ヘレオルの語り
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フクロウが眠るとき

 ラティラティ


 フクロウが眠るとき

 絡む糸に蝶が止まった。


 ラティラティ


 フクロウが眠るとき

 絡む糸に蛙が止まった。


 けれど蛙はものともせず、蜘蛛の獲物を横取りしてしまう。


 それを見ていたのは影のうねり。

 それを見ていたのは夜鷹の光。


 刈り取られたのは誰か。

 刈り取られたのは誰か。


 全てを見ていたのは誰か。

 音もなくフクロウは飛び去った。


 ★⭐︎★⭐︎★⭐︎★


 古くから伝わる短い子守唄。


 子どもを寝かしつける際に歌われることが多いが、歌詞の意味を知る者はほとんどいない。

 「フクロウ」「蜘蛛」「蝶」「蛙」「夜鷹」はそれぞれ何かの象徴であるとも、実在した出来事を隠して語ったものだとも言われている。

 

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