前へ目次 次へ PR 16/39 ヌブンの忘れ語り 古い昔、語るところにヌブン(愚かな人々)がいた。ヌブンは大地を槍で刺し、その血で雨を降らせた。 終わらない雨が続き、太陽を望んだヌブンは彼らの神から太陽を奪った。 日照りが続き、作物は枯れ果てる。 次にヌブンは月を望んで、彼らの神から月を奪った。 寒さが続き、動物はみな死んだ。 最後に飢えたヌブンは命を欲しがった。彼らの神からもう奪える物はなかったが、彼らの神から与えられた命があった。 ヌブンは今、空にある。 愚かな罪人たちはこの世の終わる日まで永遠に空にある。