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銀の大地ー神話・伝承群ー  作者: すけろくこぞう
北方伝承:アルスウィダ,ノフサル
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ヌブンの忘れ語り

 古い昔、語るところにヌブン(愚かな人々)がいた。ヌブンは大地を槍で刺し、その血で雨を降らせた。


 終わらない雨が続き、太陽を望んだヌブンは彼らの神から太陽を奪った。


 日照りが続き、作物は枯れ果てる。


 次にヌブンは月を望んで、彼らの神から月を奪った。


 寒さが続き、動物はみな死んだ。


 最後に飢えたヌブンは命を欲しがった。彼らの神からもう奪える物はなかったが、彼らの神から与えられた命があった。


 ヌブンは今、空にある。

 愚かな罪人たちはこの世の終わる日まで永遠に空にある。

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