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93.アキラの母の子分のあなた、大変でしたね同情します(1)

 飯田のもとに、麹町の推し活サイキッカーが訪れた翌日の夕方。

 空飛ぶカァちゃんら三人が入院している病院に私服の身辺警護員が入ることになった。

 基本的には部屋の周辺。

 きっとこの階までの動線やら病院スタッフの部屋の位置などから考えて、ここだけは押さえておかねばならないというような箇所があるのだろう。病人を守るための効率的な位置に二人の私服警護員がさりげなく配置された。


 佐倉が飯田に余計なことを言ったせいだった。

――(あいつ、権藤に刺客でも送ろうってのかね。

――(病院の警備を強化したほうがいいんじゃねえか?

 

 飯田はサイキッカーが去った後、その男が言っていた『刺客』と『警備』という言葉にぎくりとし、すぐに父親の代から懇意にしている警備会社に連絡をとり、最初は四人態勢で迎え撃つなどと言って麹町を呆れさせた。まるっきりいつもとは逆だった。


 麹町は「はあ、そんな沢山いれて全く!そんな人数はいらんよ。スカッとはあれで護身術の心得があるんじゃよ。あの子は留学のために高校生の頃から友達と一緒に護身のための道場に行ってたらしい、確か合気道だったか――で、あっちじゃより身を守るほうの技とかを教えるところにずっと通ったらしい。スカッとは見かけより強いんじゃ、だから、」


 「そりゃあいい!だから私が言ったじゃないですか!一年だけなんてありえませんから。わかりましたよ、二人でいいですね?佐倉君はずっと眠ることもできなかったでしょうから一週間くらい家に帰らせて休ませましょうよ。どうせ今のこの状態じゃあ出て来たってあの子は何の役にも立たないんだから。逆にうろうろされると困るんですよ。うまく整えてやってから引きずり込みましょう」

 

 飯田がニヤつきながら物騒なことを言うと、麹町は「いかん!お前は悪い顔をして馬鹿を言うんじゃない、親御さんも高齢で、」などと言うのだが、それでも強く叱りつけることはなかった。


 さて、佐倉は二人の身辺警護員と爽やかに挨拶を交わし、彼らが部屋を守ってくれることに深い感謝をささげた。

 そして、これから出かける小旅行――工程が細かく書かれた小旅行のしおりを眺めて微笑んだ。

 しおりの中には何名かの名前、住所、そしてSNSのアカウントが書かれていて、鮮明な顔写真付きだったので佐倉はニヤニヤが止まらなかった。

 そのしおりは丸ごと佐倉の頭の中だけにあったので、誰にも覗かれることもない安全なしおりだった。


     ◇◇◇◇◇


 飯田の配慮もあり『ゆっくりと体を休めるために』佐倉は一人で暮らすマンションではなくいったん実家に戻った。

 子供たちの様子が見られるから、という理由もあったが、一番の理由は静に空飛ぶカァちゃんにサイキックの秘密を打ち明けたことを伝えるためだった。

 秘密のデパートから多くの商品を取り出しただけでなく、静自身の能力のことを話してしまったことを佐倉は謝りたかった。


 「別にいいよ佐倉さん。英介のことを話したのに私のことを隠すってのもおかしな話だよ。実は私、ママには言いずらいなって思ってたんだ。今更って感じだしさ、だからかえって良かったよ佐倉さん」


 静はあっさりとこう言ってくれた。

 佐倉の方は、一番初めに出来た仲間であり大切な理解者である静との約束を破ったことが辛いようだった。


 「約束してたのに本当に悪かったよ。静ちゃんはね、私にとっての最初の理解者だったんだ。だから私はそれを遠山さんに一緒に話したいと思ってた。でも私はね、遠山さんに何でもかんでも隠していたことを許してもらいたいと思っちゃってさ、ずるく言い訳をしたんだ。必死になってベラベラしゃべったよ。自分を守ろうとして静ちゃんとの約束を破ったも同然なんだ。私のア(・)レ(・)を見ても、私を軽蔑しないでいようとしてくれた静ちゃんに、いやな過去をテグスに抱えさせてしまった静ちゃんに嫌われるのはきついからね。今は挽回できないかもしれないけど、きっとそのうち、静ちゃんのために何かをするから。それだけは約束させてくれよ」


 静は佐倉のストレートな言い方が嬉しかった。

 こうこられると静も同じように言うしかなかった。恥ずかしような、照れてしまうようななんともいえない気持ちになったけれど、静は正直に言った。


 「佐倉さんのア(・)レ(・)ね。私はずっとアレのことを考えてたよ。佐倉さんのとうちゃんと母さんのこともね。アレは断片的なものだったからまだ想像しかできないんだけど、いつかきっと聞いてみたいと思ったんだ。言いたくないような話は――酷いこととか、辛いこととか、そういうことまで聞きたいわけじゃないよ?そんなのは別にいいんだ。でもさ、その先に素敵なことがあったんでしょ?それだけでもいつか聞かせてほしいよ。私はアレを見てすごく心があたたかくなったんだよ。あの時にね、写真が流れたんだよ。バラバラと床に落ちてゆくように流れていった。写真から声も聞こえたんだよ?佐倉さんは想像もできないでしょう?映画のワンシーンみたいだったんだ。なんかすごかった!みんなで何かをやって、とうちゃんと母さんを幸せにしようとしてた。あれをずっと見ていた佐倉さんの気持ちを考えて私は泣きたくなったんだよ。それなのにあの馬鹿が!グリーングリーンとか別れた人とかって言いだして!あいつのせいでとんでもなかった」


 誰もが知る曲名を適当に覚えていた英介を思い出すと二人から笑い声が漏れた。

 確かにあの時は英介のおかげで静は冷静さを取り戻せた。

 佐倉の方はというと、後からじわじわと不安が押し寄せてきた。佐倉の過去の記憶の一端を――それを受け止めてもなお静が自分を嫌わないでくれたこと、前と同じように好きでいてくれたこと、このことは佐倉にとって大きな救いになった。


 空飛ぶカァちゃんに嫌われたり軽蔑されるのがたまらなく辛い、という感情。なぜかこれとは少し違うが、佐倉は今、静にだけは嫌われたくなかった。

 静は佐倉にとって、サイキックである自分をさらけ出した最初の相手。その意味でも最初の身内だった。苛烈な佐倉を知っても好きでいてくれる静を失うことだけは耐えられない、なんとしてでも許してほしかったのだ。


 佐倉が珍しくがっかりしたような、弱気な顔付きと声を出してくるので静のほうも面食らってしまったが、静がはっきりと、許すも何も怒ってもいないしガッカリしてもいないと言い切ってくれたので、佐倉は少しほっとできたのだった。


「マジで気にもしてないよ佐倉さん!結局ママを助けてくれたのは佐倉さんじゃんか。意地悪顔の佐倉さんじゃないと頼りにならないから復活してよね。私、あいつらに復讐したいから協力してほしいんだ。あの野郎!アキラの母親だけじゃないよ?あいつら全員最悪だから、トンデモ野郎だから」

 

 さて、静のこの発言は佐倉の羽をピンと跳ね上げた。

 佐倉にとっては実にちょうど良かった。

 「静ちゃん、明日から、正確にはには今日からだけど、私はちょっと病院を離れても良くなったんだよ。静ちゃんの復讐にちょっと参加させてくれよ。アキラの母親の手下共の名前ってわかる?わかる範囲で教えてくれよ。英介に聞きずらいんだよ。あの子は私みたいに執念深くないからね」


 「ああもう!本当の馬鹿ってのは英介だよ。大丈夫だよ佐倉さん、だいたいのことはわかるんだ。ママがすごく困ってたのも知ってるから。だって知ってた?アキラの母親ってわざわざうちに電話してきたんだから!それも結構遅い時間にだよ?英介に確認したんだけど、学校でそいつに聞かれたらしいよ。英介のお母さんに相談したいことがあるんだけど夜に電話したいからい(・)な(・)い(・)日(・)を(・)知(・)り(・)た(・)い(・)って。おかしいでしょ?普通いる日を聞くでしょうが!でさ、英介はベラベラしゃべったんだって、だからマヌケって言われんだよ。それでね、遠縁のご法事がお寺であってさ、その後で久しぶりにママがおばあちゃんとこに泊まることになってたんだけど、あいつはその日に電話してきたの。私も横で聞いてたから知ってるんだ。パパったら、妻に言い聞かせますとか言ってさ!なんか知らないけど、自分がボランティアをやるって言ったにもかかわらず今になってやりたくないとか言うのは妻が悪いですよ、とか言ってんの!ママは断ってたんだよずっと。それにね、私のクラスにずっとイヤなことを言ってくる奴らがいて、ママみたいな母親を持って恥ずかしいだろとか、助けないなんて人殺しと同じで最低だとか、もう色々言われたんだけどさ、そいつの妹が英介のクラスにいて海水浴にも参加してたんだけど、英介の最後の日に泣きながら『英介は悪くなかった』とか言っていい子ぶりやがって!かわいい感じで言ったんじゃないの?必死になって言ってきたらしいんだよ。英介は馬鹿だからさ『なんか悪かったと思ってくれてたみたい』とか言うんだよ。だから殴った。でもって、私がそいつの姉ちゃんに言われたこととか、筆箱を蹴られたこととか、まだあるんだけど、男子と一緒になって階段で突き飛ばしてきたりとかさ、そういうことを、」


 ここまで行った時に佐倉が口を挟んだ。

 「静ちゃんちょっと待って!なんなのそれ?いいから全部書き出してくれよ。明日の朝まででいいから。朝食の後に預からせてくれよ。そいつらも私が、」


 「え、私が?私がなに?佐倉さん何かするつもり?」

 少し不安そうに静が訊ねた。しかし口元にはほんのわずか笑みが見られた。

 その笑みが佐倉を興奮させる。お仲間の笑みだ。


 「私はそいつらのことを知っておきたいんだ。それだけさ。まあいいよ――今は英介関連の奴らのことを整理しようか。で?そいつの妹がいい子ぶって英介の最後の日に涙を見せたと。ハッ!なんか他にも何人かいたんだよね?そいつらのことはわかる?わかったらひとまず教えてくれよ。まあいいさ、馬鹿女の妹はかわいいとこあるじゃないか!そうだな、まあその女子にはそれほどヤるのはやめておくから。そこそこ、ってことでさ。それで?遠山さんに電話してきたアキラの母親のことはわかったけど、他にも馬鹿な母親共がいただろう?そいつらのことを静ちゃんが知ってるだけ教えてくれよ。大丈夫、私は直接手を出さないから安心して。あいつらが自分達で――そう、あいつら同士で叩き合えばいいんだ」


 「佐倉さん、私は結構知ってるよ。私の情報収集能力は高いと思うよ。私の学年のクズ共と、その中でも、そいつらの弟妹とかが英介と同じ学年で、なおかつ海水浴に参加していた奴のことはだいたい頭に入ってる。すごいでしょ、いつかやってやろうと思って情報を集めてたからね」


 「いいね。心強いよ静ちゃん、助かるよ」


 佐倉と静の笑みは正しく深まった。


     ◇◇◇◇◇


 こちらはとある戸建ての家。

 どうやらここは、アキラの母の子分のお宅のようである。


――(もしもし、もしもし、もしもーし、おい、聞こえるか?

――(知ってると思うけど、俺はアレだよアレ。今話題の推し活男さ。

――(突如出現するサイキッカーだよ。

――(あんた、空飛ぶ人の知り合いなんだろ?

――(あの人の容態が気になって病院を突き止められたから、

――(ちょっと見舞いに行ったんだ、そうしたらさ、あの人の思考がダダ漏れでさ!

――(俺はビックリしたんだよ、あんたの名前が出てきたよ。

――(あんた、黒谷(くろたに)さんっていうんだろ?違うか?

  

 頭の中にズキンと痛みが走ったと思ったら、突然声が響き、嫌らしいガラガラ声で息もつかずに男が話しかけてきた。

 始めは空耳かと思った。しかし違う。

 空飛ぶ人、黒谷という名前。

 『この男は私を知っている』――この黒谷という女は震えあがった。

 この男はきっともう自分について色々なことを知っていて、何か目的があってやって来た。それだけはわかる。怖い!恐ろしい!


――(ああ、怖くなったか。悪い悪い。違うよ、脅しに来たんじゃないんだって。

――(あの人、まだかなり具合が悪くてさ、俺が見舞った時は寝てたんだけど、

――(あんたの名前やアキラ?って名前とか、女の子の名前とかが聞こえたんだ。

――(あんたのことを『わざわざ電話をかけてきた人』って思ってるみたいだぜ?

――(心当たりある?俺は何のことだかわからんが、

――(眠ってるのに涙を流してるみたいで、俺もちょっと気の毒でさ、

――(あの人は人のために本当に頑張って来ただろ?

――(それなのにあんなふうに嘘をつかれてマジでかわいそうじゃねえか?

――(そんなあの人が、あんたの名前を思い浮かべてたからさ、

――(なんか意味があるのかって思ったんだ。で、黒谷なんて珍しい名前だし、

――(ちょっくら誰かに聞いてみようかと思ってたら、

――(さっきあんたを呼んだ人がいただろ?ユミちゃんママってさ。

――(あと、アズミちゃんママとも呼ばれてただろ?

――(俺はそれでピンと来たんだ。病院でアズミとユミって名前も聞こえたから。

――(空飛ぶ人の思考が俺の頭の中に流れてきたってわけさ。

――(その子らはあの人の息子と娘と関係あるの?

――(ユミちゃんだっけな、息子に涙を流して謝ったんだって?

――(ちゃんと謝れるってのは偉いよな。俺はそう思うぜ。

――(俺はずっと前に、空飛ぶ人に身内を助けてもらったことがあるんだよ。

――(だからあの人には恩がある。だからはっきり宣言するぜ。

――(いいか、俺はあんたらのことも公表するよ。全部な。

――(わかっただろうが、おれには思考がダダ漏れだから嘘は通用しないぜ?

――(あんたの娘にはまだ会ってないけど、まあまあいい子だったんだろ?

――(俺はそれを見込んで話しかけてんだよ。

――(なあ、あんたの娘は正しいことをしようとしたのか?

――(ちゃんと謝ろうとした娘なのか?

――(まあ空飛ぶ人が目を覚ましたら、俺があの人にしっかり聞いてさ、

――(それを世間に公表してやろうと思ってんだけどよ。

――(その前に、あんたがあの人に悪いと言う気持ちを持ってて、

――(あんたの娘も正義の行いをしたっていうんなら、

――(あの人から詳しく話を聞く前にさ、

――(あんたの考えを先(・)に(・)公表してやってもいいぜ?

――(ちゃんと謝れる女の子って、俺は好きだし、偉いと思うからよ。

――(どうなの?

――(あんたは正しい人なの?ただ、悪い女の酷いやり口に困り果てて、

――(仕方なく嘘を否定できずに過ごしてたの?ねえどっちなんだよ?


 「私はアキラ君のママに言われて仕方なく、本当に仕方なかったんです。あの人に逆らったら子供がどうなるかわからなくて!だから、」


――(なるほど!やはりそうか、心配して電話をかけてきた人って、

――(黒谷って名前でよかったんだな、やっぱあんたのことを言ってたんだ。

――(でも、疑問を持ってるようでもあったよ。

――(あんたが、どんな気持ちだったかがイマイチよくわからないって、

――(そんなことをぼんやり考えてたみたいだった。

――(だからさ、俺はあの人が目を覚ましたら直撃インタビューをして、

――(あんたらへの気持ちを丁寧に聞き出して、公表するつもりなんだ。

――(本当にかわいそうだよな、一回目を覚ましたらしいけど、

――(まだどうなるかはっきりしないだろ?

――(だから直撃インタビューもいつになるか……

――(でもあの人があんたのことを思いだしてたことは事実だし、

――(きっとわざわざ電話してきてくれたことが頭の中にあったんだろうな……

――(ってことでさ、俺は気になって黒谷ってやつを探しに来たってわけ!


 「遠山さんはとても穏やかで良い方です。英介君も素直な良い子です――お姉ちゃんの方はその、気が強いところはありますが、弱い子をかばうような正義感の強い子でした。ただ、好き嫌いが激しいところがあって、口が悪かったりとか、そういう、」


――(ああ、そういう好みの話は俺は好きじゃねえ。事実を知りたいんだ。

――(あんたは空飛ぶ人をかばいたかったのは本当なんだな?

――(そうじゃなければ俺にとっては恩人を苦しめた悪人、敵ってことなんだが。


 「私はずっと遠山さんが心配でたまらなかったんです。うちの娘もそうでした。かわいそうに、酷く言われているようでしたから。私もたまらない気持ちでした」


――(そうか!そりゃそうだよな、普通はそうだよな。なら、

――(あんたさ、やっぱあんたを見込んでよかったぜ。

――(俺が空飛ぶ人のインタビューを公開する前にチャンスをやるよ。

――(いいか、海水浴に参加した親子とか、空飛ぶ人の子供たちと同じクラスだった連中で話し合うんだよ。反省会って感じだと思ってくれればいいさ。

――(あんたみたいに、積極的に空飛ぶ人を思(・)い(・)や(・)っ(・)た(・)人(・)間(・)が主催する会議だよ。

――(いいか、そいつらが話し合っているところをインターネットでライブ配信するんだ。

――(YouTubeでもグーグルナントカでも、Zoomとかでもなんでもいいぜ?

――(有料プランになるだろうが、そのくらい負担しろよな。

――(どっちにしろ俺はあんたらのことを世間に公表するつもりだから。

――(でも、俺の他にも狙っている奴がいるんだよ。だから教えてやりに来た。

――(そいつはよ、これは視聴回数稼げるからって思ってるみたいだから、

――(かなりえげつなくやると思うぜ。

――(あんたら親子を追い詰める誰かが配信する前に気を付けてほしくてな。

――(そんなことになる前に、心からあの人を同情して思いやったあんたと娘に、

――(弁解のチャンスをと思ったのさ。

――(ああ!今連絡が入った。あの人が目を覚ましたらしい、よかったよな!

――(呼吸器付けてるから話せるようになるまではまだかかるが、

――(会話ができるようになり次第、俺はやるぜ。

――(まあいつ話せるかわからんけど、二日後か三日後かわかんねえ、

――(ライブ配信するなら、俺はあんたを後押しするぜ、

――(多分これからきっとあんたらの名前と顔を晒す奴らが出てくるぜ?

――(そうなったら、進学だって就職だって困るんじゃねえの?

――(そうなる前に、あんたと娘の正義の気持ちを大切にしたいと思ったんだ。

――(まあ、やるなら数日中だな。

――(先のことを考えて頑張って生きて行けよ。

――(デジタルタトゥだっけ?怖いもんな、優しいあんたに幸あれ。

――(とんでもない親子に押さえつけられて大変だったな、じゃあな。


 サイキッカーの優しい言葉と提案がほとばしった。




 お読みくださりありがとうございます。

 恐ろしいサイコパスが続いてしまいますが、時々気が抜けるような内容の回も入れたいと思います。

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