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『小銭稼ぎをこよなく愛する貧乏貴族、四人のエリートに人生を狂わされる』 ~楽して生きるはずが、なんでこんなことに~  作者: 佐藤なつ
任務開始

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15/19

これからどうなるか?

すっごい短いので、今日は続けて更新します。

「・・・俺たちはどうすんだよ。」

トレイブさんの声。

この寒空、濡れたまま立ちすくんでいる。

こころなしか唇が青い。


「ト、トレイブさん達も乾かして・・。」

小声で注意。

むしろ、俺よりも先に乾かさないといけないよね?

ルカは、澄ました顔で頷いた。

「では、並んで下さい。」

炊き出しじゃないんだよ。

どうして、施し感が溢れちゃうの?

ダメだこれは。

他の三人にも声をかけた。

エリアス

「私が魔術を使う時は最後の時だ。」

・・なんか国の終わりの時みたいな事言い出したぞ。

バルド

「出来ないことはないが、どうなるかわからない。」

・・・肉体派だったね。なんか、ごめん。

シオン

「乾燥と言う意味ですか?水分は何割、蒸発させれば良いですか?」

干物作りじゃないんだ。

トレイブさん達、別の意味で震え始めた。


ルカに一度に乾かすように頼む。

少し時間がかかったが俺と同じく、ふんわり仕上げになったトレイブさん達。

でも、まだ顔色悪い。

「こいつら、常識が通じないんです。」

耳元で囁くと

「お・・おう。」

と、なんとか答えてきた。

トレイブさんは一生懸命、平静を保とうとしている。

何も言わないが心情が手に取るようにわかる。

グルグル視線を彷徨わせ、

「じゃ、じゃあ、二手に分かれよう!」

トレイブさんは決断した!


さぁ、これは、吉と出るか凶と出るか。



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