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利休になった日  作者: shoundo
第1節 千宗易
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第1・1節 これは夢?

はじめまして、千利休が大好きなshoundoです。

皆様にも、この気持ちを分かってもらえればと思い、

書いてみました。


千利休の良さがわかってもらえるといいな~。

女性:「失礼します。」


襖の開く音がして、一人の女性がお辞儀をしている。

女性:「おはようございます。利休(りきゅう)様。本日は、関白(かんぱく)(ひで)(よし)様に呼ばれているはずです。そろそろお起きにならないと、間に合いませんよ。」

私:「あ、はい。ありがとうございます。」


とりあえず、挨拶をしておく。

女性:「それでは、御着物の着付けをいたしましょう。」


もしかして、まだ夢かな。利休というと千宗(せんそう)(えき)のことか。ここは利休になりきってみよう。

私:「ありがとうございます。」

女性:「本日は、古田(ふるた)織部(おりべ)様のお屋敷で織部様と合流した後、聚楽第(じゅらくてい)へ行き、(ほん)殿(でん)書院(しょいん)細川三斎(ほそかわさんさい)様と合流、待合(まちあい)に通されるはずです。」

私:「古田織部?聚楽第?」

女性:「はい。その後、関白様が点前を披露されます。ただ、先日、利休様が庭の花を全て切って、花を茶室に一輪だけ生けた件を、根に持っていると、もっぱらの噂です。この宗恩、心配でなりません。」


有名な一輪挿しの話か。

私:「その話は、聞いたことがあります。」

女性:「え?」

私:「いいえ、なんでもありません。着物の着付けありがとうございます。」


女性に先導され玄関まで行くと、こちらを振り返りお辞儀をした。

女性:「門前に駕籠(かご)がついております。」

私:「駕籠?」

女性:「織部様のお屋敷までお願いしていますので、どうぞ、お乗りになって下さい。」

私:「ありがとうございます。」


そう言って、駕籠という乗り物に初めて乗った。

駕籠に揺られて10分程でどこかの屋敷前についた。

おそらくここが古田織部の屋敷なのだろう。

正面に若い男性が立っている。さて、何と言おう。

私:「お待たせいたしました。」

若い男性:「少々お待ちください利休様。すぐ旦那様をお呼びいたします。」

私:「よろしくお願いいたします。」


ああ、この人が古田織部ではないのか。

下手な事を言わなくてよかった。

すぐに、人がよさそうな男性が出てきた。

私:「お待たせいたしました。」

男性:「いいえ、こちらこそお待たせいたしました、利休殿。それでは、参りましょう。」


古田織部らしき人が駕籠に乗ったので、私もそれに習い、運んでくれる人に、

私:「お願いいたします。」

と言った。



利休の過ごした最後の一年が、どんなものだったのか。

利休百会記や歴史的資料から導き出される利休像をフィクションを交えて追ってみました。


この作品は「YouTube(

https://www.youtube.com/watch?v=6E0GLdlfpTs&list=PLH33wsaeFCZWhaiIBx24yNxr-fPINhaRS&index=1

)」にも掲載しています。

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