9話「紅の少女と子どもたちと」
さすがに激戦の後は女の龍機兵であっても食べる。
とにかく食べる。
なので、かなりの量を容易にしたにもかかわらず、全ての皿があっという間にきれいになってしまった。
「けっこう用意したんだけどねえ」
そう言って苦笑いを見せる冬子に対し、鈴、ライラ、麗佳は少しばかり頬を染めてしまう。
以外にも智巳は平然としていた。
どうもスタイルの割に色気より食い気のほうが強いらしい。
そんな感じで腹ごしらえを済ませた前線組は、待機組を交えて今回の戦闘の反省会を始めた。
ただし。
「はいよ」
「ありがとう冬子さん♪」
しっかりとおやつが用意されているあたり、わかっている冬子である。
それはともかく。
まず反省の弁を述べたのはライラだった。当然と言えば当然なのだが。
「『ジズ』が来なかったとしても、アペプの龍玉を持ったまま油断したのは失態だった。本当にすまない」
「其処を責める気はないわ。私たちも似たような状態だったのだし」
麗佳の言うとおり、勝利が決まったあの状況で気を緩めずにいるというのはなかなかに難しいものだ。
『残心』という言葉がある。
技を終えたあと、力を緩めても気は緩めないといった意味合いで、日本の武道や芸の道を志すものが持つべき心構えということができる。
ただ、余程の達人でもなければ、そんな心構えを常に持ち続けるのは不可能だろう。
「反省なさっているのであれば、それで宜しいのですぞ?ライラお嬢様」
「皮肉の一つ二つ言ってくると思ったのに、らしくないなバトラー」
「良き勝利の後はまず喜び、心を落ち着けてから反省するものです。失態を落ち込むだけでは次につながりませぬ」
やはりバーナードは年を重ねている分だけ心も強い。
その言葉には一同を納得させるだけの重みがあった。
「鈴さん、ライラさん、麗佳さん、智巳さんの連携が今回の勝利を齎したんです。まずはその点を喜んでください」と、明が言うと、皆も一様に肯いている。
そんなみんなの顔を見て、ライラもようやく笑顔を見せた。
そんなライラの笑顔にホッと息をついた鈴が口を開く。
「でも、あのタイミングで良く龍玉砕けたわね、諒兵?」
「んあ?」と、ばりばりと煎餅を食べていた諒兵が顔を上げる。
確かに鈴の言うとおり、諒兵がライラが持っていたアペプの龍玉を砕けたのはタイミングが良すぎた。
前もって予測していなければ、成竜体であろうと本気で飛ぶライラには諒兵では追いつけないからだ。
「確かにそうね。気づいていたの?」と、麗佳も問いかけると諒兵は首を横に振った。
「明から連絡があったんだよ。あの場所に飛べってな」
「えっ?」
「実は老師がお気づきになられていたんですよ」と、明が答えを述べる。
「九垓お爺様?」
「年の功じゃよ。氣を広げておいたのじゃ。邪魔者が入ったらわかるようにの」
九垓の持つ『黄龍』は天を統べるといわれる竜だ。
その力は非常に広範囲に及ぶ。
単純に感知するだけであるならば、キロメートルが最低の単位となるほどのレベルにあるのだ。
「『騙る者』や『神の供物』が来れば邪魔をすることは十分に考えられたからのう。せめて先んじて気づけるように感知できる範囲を広げておいたのじゃよ」
結果として、『ジズ』ことオリヴァーが大気圧を操って威圧を散らしながら、近づいてきていることにも気づけたという。
「目的が何であれ、危険だとわかる相手ですからね。あの状況で一番近かった諒兵君に行ってもらったんですよ」
「龍玉を欲しがりやがったから、思わず砕いちまったけどよ」
「まあ、無駄な戦闘をするよりは砕いて正解だと思いますよ」
『そうですね。それが正解です』と、今まで黙っていたメーちゃんも口を開き、明の言葉に同意した。
そんな彼女の言葉に疑問を感じた誠吾が理由を問う。
『龍玉になった竜は無防備です。多少なりと力のある者なら洗脳することが可能ですから』
「本当かいっ?!」
『はい。『騙る者』が洗脳すれば、アペプは敵の強大な戦力と化していたでしょう』
一歩間違えれば、凶悪な敵を増やしてしまうところだったことに一同は戦慄する。
「本当に、油断しすぎていた……」と、ライラも顔を青ざめてしまう。
「すぐに砕くべきだったのね」と、麗佳も悔やむような顔を見せる。
『あなたがたが悪いわけではありませんよ。作戦としては正しかった。私もあのタイミングで奪いに来させるとは思いませんでしたし』
実は、龍玉を持ち帰ってこれたなら、自分たちで洗脳して人を襲わないように矯正をすることが可能だと説明するつもりだったとメーちゃんは語る。
『洗脳で食欲を消し去ることは不可能ですが、糧にする生き物を選ばせるくらいならできますから』
「元が獣の竜なら、それはいい手段かもしれないね」と誠吾が感想を述べる。
確かに、元は人間である龍機兵にはともかく、獣をベースとした竜であればそれは人を守るための手段の一つに成り得る。
別の生き物を食えばいいというわけではないが、人が襲われるリスクを減らせるのは見過ごせることではない。
ただし。
「でもさー、今後はソレも考えていかないとだねん」
「敵のこと?」
「そうね。伝承竜の龍玉を奪って洗脳することは十分に考えられる。今後は例え一匹でも、敵に伝承竜を倒させるわけにはいかなくなったわ」
凛那が気づいたとおり、敵が戦力を増やすために伝承竜の龍玉を奪うことは十分に考えられる。
今のヘカティーの力では『騙る者』でも抑えきれない伝承竜がいる以上、直接手を加えると考えるのはおかしなことではない。
奇しくも、諒兵がアペプの龍玉を砕いたのは、敵の戦力を減らす意味でも効果があったのだ。
とはいえ。
「めんどくせえから砕いただけなんだけどよ」
「お前、ラッキーなヤツだなあ」
と、何処かのんびりと呟く諒兵に対し、真が呆れ顔で突っ込みを入れていた。
そんなことがあってから数日後。
東堂邸に設えられた会議室にて。
「上々というところですか」
「ああ。配備を検討する居住区が増えたようだ。といっても扱える兵士がまだ少ないが」
「武器そのものの数はどうなんですか?蛮場博士が眠ってる今は作れる人がいませんが」
「その点は今後の課題だが、これまでの武器の量産体制は整っているからな。大物の伝承竜でもない限り対応は可能だろう」
明の言葉に答えのは義隆。
そして誠吾の問いかけに答えたのも彼である。
その場にはロドニーやバーナード、九垓、そして麗佳も在籍していた。
「それが裏の目的だったのですか」
「すまないね」
「いえ、今後のことを考えると一般人の中に竜と戦える兵士は必要ですし、あのときは倒すことに集中したかったからいいんですけど」
頭を下げる誠吾に麗佳は少しばかり苦笑いを見せる。
実のところ、先の戦闘で誠吾が出した制約にはもう一つ目的があった。
「古竜を一般人でも撃退できるようにする。そのアイデアの発案か……」
ロドニーが感心した様子で呟く。
今は竜と戦うのは龍機兵しかいない。
だが、それでは今後、生息し続ける竜を抑えて人が生きていくための方法が、龍機兵が戦っていくという一つしかない。
それではいずれ破綻してしまう。
そう考えた誠吾の発案だった。
「井波隊長が発案というところに驚きました」
「もともと、道を外れた龍機兵を取り締まる警察みたいなものが必要だと僕は思っててね。その前段階として普通の人が古竜に対抗するためにはどうするかを考えてみたんだ」
竜に対する対抗策はいくつあっても困らない。
ならば、それを考えるのは竜と前線で戦っている龍機兵のほうが適任だろう。
そう考えた誠吾は、あえてこちらの目的は伏せた上で、明晰な頭脳を持つ麗佳を中心に前線に出た女たちに考えてもらったのである。
「全てを僕たちが賄うとなるとパンクしちゃうからね」
「そうですね。一般の方々にも竜に対抗する意識を持っていただくことは必要です」
と、明も同意している旨を伝えてくるが、新たな問題点についてロドニーが指摘してきた。
「それは龍機兵に対する一般人からの迫害につながる可能性もある。一般人のほうがはるかに数が多い以上、起こり得る可能性はある。その点はどう考えている?」
「全ての人に迫害しないようになってもらうというのはおそらくどう頑張っても無理です。少しずつ、大半の龍機兵に害意がないことと普通に付き合っていくことは不可能ではないことをまず知ってもらうしかないですね」
完璧はありえませんから、と誠吾は続けた。
実際、一般人と龍機兵の軋轢を完全に失くすことは不可能なのだ。
ゆえにベストはあくまで理想として、ベターで行動していくしかない。
そのための行動は既に起こしているのだ。
「先の戦闘みたいに私たちが前線に出るしかないわね」
「あと、できればコミュニケーションは必要でしょう。まあ、一緒に遊ぶくらいから始めるしかありませんが」
麗佳の言葉を補足するように明が続けた。
単純に講演会のようなことをすると、上から目線ではないかと思われてしまう。
ならば、対等に遊ぶくらいが実はちょうどいいのかもしれない。
「戦闘訓練などを見せるのは時期尚早だな。ただ、多少能力を見せるくらいは必要かもしれん」
義隆の言葉に誠吾も肯く。
自分たちがどんな存在なのかを知らしめていくことは、一般人の恐怖をやわらげる上でベターな行動だろう。
恐怖とは未知から始まる。
何も知らない相手に対し、警戒しないということはありえない。
それは龍機兵でも一般人でも同じだ。
だが、少しでも相手を知ることができれば更にその先のコミュニケーションが可能となる。
「もう少しこの屋敷をオープンにした方がいいのかしら?」
「あと、浅海さんたちのように僕たちの近くで働いている人たちにも、僕たちの存在を伝える役目をお願いしたいね。聞かれたら答えるくらいでいいから」
その点の協力をお願いしようということで、更に別の議題へと移り、会議は続けられたのだった。
その頃。
「ぶに?」と、私用の日用品の買出しに出ていた凛那は、一休みしようと立ち寄った公園の芝生の上で、靴の裏に感じた妙に軟らかい感触をそのまま口に出してしまっていた。
何か踏んでしまったらしい。
確かめるように、ぶにぶにと何度か踏み続ける。
「いい加減……やめい……」
「あ、生きてたん?」
「わかっとったんかい、おんし……」
疲れた声で突っ込んできたのは芝生の上に突っ伏していた琉璃架だった。
ほとんど泥のように眠った状態だったらしいが、さすがに踏まれれば起きるのは当然だろう。
というか、凛那もわかってて踏みつけるあたり、かなりイイ性格をしていた。
とりあえず、起きても起き上がる様子がない琉璃架の隣に腰掛ける。
上にではないあたり、まだ優しさが残っている凛那だった。
「何してん?」
「疲れたのじゃ……」
「つーか、あんたが何で外出てんの?」
「リア充に連れ出されたのじゃ……」
琉璃架曰く、リア充なる者が琉璃架も同じマンガを読んでいると知り、どうせなら一緒に買いに行こうと半ば強引に連れ出したという。
リア充の友だちはあまり興味がないとのことで連れ出すのも申し訳ないと思ったらしく、同じマンガを読んでいる琉璃架に白羽の矢が立ったらしい。
「あたいも買いたいのがあったから、少しくらいならと思っとったんじゃが……」
「じゃが?」
「買い物を済ませた頃にリア充の顔を知っとったガキどもが群がってきたのじゃ……。んで、今アレ」
相変わらず突っ伏したまま指差したのは、何人かの幼い子どもたちと遊んでいる鈴の姿。
いいお姉さんをしているらしく、子どもたちと一緒に遊んでいた。
驚いたことに、少々可愛らしくカスタマイズされたドラゴンフェイスを使って追いかけっこをしている。
「ドラゴンフェイスをおもちゃに使うとかないわー」
「ガキどもも全然気にしないのが不思議なのじゃ」
「ま、それがりんりんの力かもねん♪」
「力ってなんじゃ?」
「龍機兵らしくないってこと。りんりんって気負いがないんだよん♪」
龍機兵は人間とは違う。
元は人間だったとしても、力の次元がまったく代わってしまった存在だということができる。
それに対して、自分はバケモノだと引け目を感じる者もいれば、逆に人を超えた存在だと過信する者もいる。
だが、鈴は違う。
自分が龍機兵であると自覚はしているだろうが、だからといって人間と何が違うというのかということを考えたこともないのだ。
そのうえで龍機兵であることをあけっぴろげにしているため、今は龍機兵の女の子として近所の子どもたちと遊んでいるということができる。
相手が子どもであることが功を奏しているのだろう。
龍機兵に恐怖を感じるような、ある程度育ってきた一般人が見ればヒヤヒヤするような光景も、子どもたちなら自分に害意があるかないかで判断できるので気にせずに遊んでいるのだ。
「こないだの戦闘で顔が知られたせいだろね。あんな感じにウケてるってことは、効果はあったんだろうねん♪」
「変態のアイデアも間違いじゃなかったのかのう?」
「あっきん自身、半信半疑だったらしいけどねえ」
「そうなのかの?」
「あっきんは普通の龍機兵っぽい考え方してるよ。だからできるだけ男を映さないように指示してたし」
「男の成竜体じゃとバケモノ大戦にしか見えんしの」
琉璃架の言うとおり、男の成竜体が古竜や伝承竜と戦っている姿は、バケモノ同士の戦いにしか見えない。
同属の殺し合いだ。
発案者である明もその点を一番気にしていた。
なまじアペプという大きめの伝承竜が出てきてしまっただけに、半竜体では厳しいという問題もあった。
鈴、ライラ、麗佳、智巳という女の龍機兵を全面に押し出したのは、その点でも間違いではなかったのだ。
マンガに出てくるような戦うヒロインの姿が一般人にもそれなりに受け入れられたのである。
そのうちの1人であった鈴が子どもたちと仲良く遊ぶことができているということは、明の策が今のところ巧くいっているということができた。
「つっても、敵にとっちゃ一般人と対等に仲良くなれる龍機兵なんて目障りなだけだろうけど」
「狙われるってことかの?」
「私なら狙うね。キーパーソンを抑えるのは定石だよん」
凛那は琉璃架の言葉を肯定した。
そして彼女の言うとおり、鈴がキーパーソンに成り得るのであれば、何とかして抑えようとするのは戦術として当然だと言えるだろう。
だが。
「リア充が襲われたらサンタがガチギレするのじゃ。勘弁してほしいのじゃ」
「だねえ♪……って、サンタ?」
「『サタン』と呼ぶと怒られるのじゃ」
「まあ、どっちも赤いけど」
幾らなんでもな琉璃架の『赤の竜』に対する別称に凛那は呆れ顔を隠せないでいた。
再び、東堂邸の会議室にて。
鈴が既に一般人と楽しくコミュニケーションをとっていることなどつゆ知らず、会議は続けられていた。
今度はメーちゃんも交えての会議となっている。
何故か。
それは現在『騙る者』が最優先で行っているのはヘカティーの支配権を抑えているメーぢゃんの本体の捜索だと考えたからだ。
『確かに、私が『在る』場所を探しているでしょうね』
「あなたの本体が抑えているヘカティーの支配権を奪われると形勢が一気に逆転するわ。戦えるのが諒兵くん一人になってしまうもの」
言い方がややおかしい。
実際には、この場にいる龍機兵たちも『騙る者』の兵器として使われてしまうようになる。
実質的には『赤の竜』が竜を滅ぼすために戦うという、かつての戦いの再現になってしまうということだ。
「見つからなければいいが、それは幾らなんでも虫が良すぎるだろうな」
義隆が難しい顔を見せるが、実際のところ『騙る者』に見つけられない可能性を信じるのは希望的観測が過ぎる。
「妨害を行う必要があるか……」とロドニーが呟くと、一同も肯いた。
今、メーちゃんの本体を探している部隊を妨害することで、敵戦力の増大を防ぐということだ。
ただ。
『部隊になっている可能性はほぼないでしょう。あそこまで潜れる龍機兵はほとんどいません』
「……ル、いや『リヴァイアサン』が単騎で探しているということか?」
『ええ。海に関わる強力な伝承竜となれば、彼らの陣営では『リヴァイアサン』が一番の候補として考えられます』
日本海溝に潜って捜索するとなれば、それほどの伝承でなければ無理だとメーちゃんが断言する。
そうなると、こちらも部隊を作ることはほぼ不可能だろう。
そこで声を上げたのは誠吾だった。
「……メーちゃんさん、僕は?」
『あなたが持つ『青竜』には、古代中国の伝承にある四海竜王の一人である『広徳王』、つまり東海竜王の伝承もありますから、海溝まで潜ることは可能だと思います』
更に言えば、ユーラシア大陸の東の海とは位置から考えると日本の近辺の海となる。
『青竜』が潜るのであれば、決して悪い場所ではない。
『ですが、限界はあります。海底までいくとなると今のあなたでも難しいでしょうね』
ただし、真竜体に成れるとはいえ、今の誠吾の力ではさすがに海底付近の捜索は難しいとメーちゃんは忠告してきた。
『逆に言えば『リヴァイアサン』も海底までは行けません。彼は成竜体にしか成れていませんし』
「その状態で、何故捜索させるのかしら?」
「大まかな位置を特定して大部隊を送るか、自ら力を発するか。いずれにしても何か策を考えているからこそ、捜索させているのだろうな」
どういう策を考えているかはわからないが決して放置はしていないだろうとロドニーは意見を述べてくる。
そうなれば。
「行ってくる必要があるね」
そう言って、誠吾は決意の表情を見せる。
単身で日本海溝に潜って、最悪の場合、『リヴァイアサン』ことルイスと対決してこなければならないということだ。
『日本海溝に在ることは確信しているでしょうし、邪魔をしても無駄にはならないでしょう。発見を遅らせるメリットのほうが大きいはずです』
ただ、とメーちゃんは更に言葉を続けた。
『彼というか『リヴァイアサン』の最大の攻撃は『タイダルブレス』、彼は潮流を操ることが可能なはずです。海の中は『リヴァイアサン』にとっては最も有利な戦場ですよ』
「勝つことよりも邪魔をすることを考えるよ。今は簡単に死ねないし、もう一度蛮場博士に文句を言うまでは死にたくないからね」
別に今さら文句があるわけではないのだが、目を覚ました丈太郎には龍機兵の未来を築くための努力をしてほしいので、その点は伝えたいと誠吾は思う。
ゆえに。
「お願いします。決して無理はしないでください」
「うん。メーちゃんさん、行って帰ってくるまで時間がかかるだろうし、いろいろと注意点を教えてくれないかな?」
『はい』
誠吾が単身で日本海溝に潜ることが決定となったのだった。




