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第35話 転生者連合結成

いつもお読みいただきありがとうございます!


前回、転生者同士の対立は、伊織の仲裁によってひとまず休戦となりました。


その方法は、まさかの全員正座。


そして伊織が伝えた言葉は、


「みんな働きすぎ」


という、とても伊織らしいものでした。


今回は、その流れを受けて新たな組織が生まれます。


勇者。

賢者。

商人。

合理主義者。


それぞれ別々の方向を向いていた転生者たちは、本当に協力できるのでしょうか。


第35話「転生者連合結成」、どうぞお楽しみください!


私は扉を閉めた。

外には転生者たちがいる。

勇者。

賢者。

商人。

合理主義者。

全員、なぜか私の家の前に集まっている。

そして言った。

転生者連合を結成しましょう、と。

嫌だった。

ものすごく嫌だった。

昨日、ようやく転生者戦争が止まりかけた。

みんなを正座させて。

「みんな働きすぎ」と言って。

ご飯を食べて、温泉に入って、寝ろと言った。

それだけだ。

本当にそれだけだった。

なのに翌朝には、新しい組織を作る話になっている。

意味が分からない。

展開が早い。

もう少しのんびりしよう。

私は扉の内側でしゃがみ込んだ。

「帰ってくれないかな……」

しかし、外から声が聞こえる。

「海王様!」

和也だ。

「どうかお話だけでも!」

「嫌です」

私は扉越しに答えた。

「伊織ちゃん」

今度はミナ。

「たぶん逃げても無駄だよ」

「そういうこと言わないで」

「だってもう、広場に会議場できてるし」

「なんで?」

いつ作った。

早すぎる。

この村は最近、何かを建てる速度がおかしい。

温泉街。

市場。

宿屋。

受付所。

そして会議場。

私のスローライフより建築速度の方が速い。

「海王様」

ルナの声もする。

「皆様、海王様のお言葉を待っております」

「待たないで」

「海王様が中心となることで、争いは協力へ変わるのです」

「中心になりたくない」

私は扉に額を付ける。

冷たい。

このまま扉になりたい。

何も考えず、ただ開いたり閉じたりする存在になりたい。

しかし。

どんどんどん。

今度は控えめなノック。

大輔だった。

「海老崎さん」

「なに」

「朝食をご用意しました」

私は動きを止めた。

「……何があるの?」

「焼き魚、白米に近い麦飯、海藻スープ、温泉卵風の卵料理です」

「出ます」

ミナが外で笑った。

「伊織ちゃん、ちょろい」

「朝ごはんは大事だから」

大事なのだ。

世界会議より朝ごはん。

連合結成より焼き魚。

私は扉を開けた。

そして固まった。

家の前に、すでに人だかりができていた。

村人。

商人。

冒険者。

研究者。

人魚兵。

観光客。

なぜ観光客がいる。

「歴史的瞬間です!」

誰かが叫んだ。

帰ってほしい。

本当に帰ってほしい。

私は朝食につられて外へ出ただけなのだ。

歴史になるつもりはない。

広場へ向かうと、確かに会議場ができていた。

昨日までなかった。

木組みの大きな建物。

中央には大きな円卓。

その周囲に椅子。

なぜか一番奥に、少し高い席がある。

嫌な予感。

「これ、なに?」

「海老崎さんの席です」

大輔が爽やかに言った。

「いらない」

「象徴席です」

「もっといらない」

「では議長席で」

「名前を変えても嫌」

私は普通の椅子に座ろうとした。

しかし、和也が慌てて止める。

「海王様! そこは一般席です!」

「一般でいい」

「いけません! 海王様は中心に!」

「中心が嫌なの」

押し問答の末、私は高い席ではなく、円卓の端に座った。

これでいい。

目立たない。

と思ったら、全員が私の方へ椅子の向きを変えた。

中心が移動しただけだった。

「なんで」

「海王様がそこに座られたので」

ルナが当然のように言う。

駄目だ。

逃げ道がない。

会議には、転生者全員が集まっていた。

神代和也。

九条アリサ。

橘大輔。

黒崎レオン。

そして私。

転生者同盟というより、問題児集合である。

ミナとルナは私の後ろに控えている。

ミナは面白がっている。

ルナは感動している。

どちらも助けにならない。

「では」

大輔が資料を広げた。

「転生者連合結成に向けた第一回協議を始めます」

「始めなくていい」

私が言う。

しかし誰も止まらない。

「まず、現状確認です」

アリサが地図を広げた。

「昨日の仲裁によって、各地の衝突は一時停止しました」

「よかった」

「ですが、根本的な対立は解決していません」

「よくなかった」

和也が頷く。

「勇者派は、レオンの管理思想に強い警戒を抱いています」

アリサも続ける。

「研究者たちは、知識統制に反発しています」

大輔も言う。

「商会側も、物流や契約への干渉を警戒しています」

最後にレオンが静かに口を開いた。

「そして俺は、君たちの無秩序な行動を危険視している」

空気が重くなる。

また始まった。

昨日も見たやつだ。

私は朝食の焼き魚をつつく。

おいしい。

できればこの味だけに集中したい。

「レオン」

和也が低い声で言った。

「お前はまだ、世界を支配するつもりなのか」

「支配という言葉は不正確だ」

「同じだ」

「違う。俺が求めているのは管理だ」

「それが支配だと言っている」

にらみ合い。

また。

また始まる。

アリサも口を挟む。

「管理という言葉で、研究や知識を囲い込むことは認められません」

大輔も笑顔を消している。

「商業においても同様です。自由な取引を過度に制限すれば、発展は止まります」

レオンは一切動じない。

「自由は混乱を生む」

「管理は停滞を生みます」

「理想論だ」

「そちらこそ机上の空論ですね」

まずい。

また空気が戦争に戻り始めている。

私は箸を置いた。

ぱん、と手を叩く。

全員がこちらを見た。

「喧嘩しない」

昨日と同じだった。

だが、昨日より少しだけ効き目が強い。

たぶん正座の記憶が残っているのだろう。

和也が姿勢を正す。

アリサが咳払いする。

大輔が笑顔を戻す。

レオンだけが目を細めた。

「海老崎伊織。君はどう考える」

「帰りたい」

「そうではない」

「本音なんだけど」

私はため息をつく。

難しい話は嫌いだ。

でも、放っておくとまた争う。

争うと村が困る。

村が困ると私の生活も困る。

つまり、私が困る。

それは嫌だ。

私は少し考えた。

「レオンは管理したいんだよね」

「そうだ」

「でも一人で全部管理するの大変じゃない?」

レオンの眉が動いた。

「大変かどうかではない。必要かどうかだ」

「必要でも大変なものは大変だよ」

私は焼き魚の骨を皿の端に寄せる。

「世界って広いんでしょ?」

「当然だ」

「国もあるし、海もあるし、魔族もいるし、人魚王国もあるし、村もあるし、商会もあるし、研究所もある」

「そうだ」

「それ、全部一人で見るの?」

レオンが黙った。

私は続ける。

「ゲームでもさ」

レオンの目が少し変わった。

やはり元ゲーマーという言葉は効くらしい。

「一人で全部やろうとすると、たぶん効率悪くない?」

会議場が静かになる。

「回復役は回復するし、攻撃役は攻撃するし、盾役は守るし、素材集める人もいるし、商売する人もいるでしょ」

「……」

「全部一人でやったら忙しすぎて倒れるよ」

和也が感動した顔をする。

「海王様……!」

「違う。ゲームの話」

アリサが眼鏡を押し上げる。

「役割分担による組織効率化……」

「そんな難しい話じゃない」

大輔が頷く。

「ですが、非常に合理的です」

「大輔まで」

レオンは黙ったまま私を見ていた。

私は少し不安になる。

変なことを言っただろうか。

いや、たぶん普通のことを言ったはずだ。

一人で何でもやるのは疲れる。

みんなで分けた方が楽。

それだけ。

「つまり」

レオンが静かに言う。

「世界を一人の意思で管理するのではなく、複数の専門分野に分割して協調管理する」

「うーん、たぶん?」

「各転生者の能力と思想を利用し、対立ではなく機能として組み込む」

「言い方が怖い」

「だが合理的だ」

レオンの目が変わった。

冷たいだけではない。

何か計算している目。

でも、昨日までのような支配だけを見ている目とは少し違った。

「勇者は武力と治安維持」

和也が反応する。

「俺は人々を守るためなら」

「賢者は研究と技術管理」

アリサが腕を組む。

「管理ではなく、共有と安全基準です」

「商人は物流と経済」

大輔が頷く。

「そこは得意分野です」

レオンは続ける。

「俺は全体設計と危機予測」

「それも一人でやりすぎないでね」

私が言うと、レオンは少しだけ黙った。

「……考慮する」

考慮するだけらしい。

でも前よりはましだ。

和也が立ち上がる。

「ではレオン。お前は世界征服を諦めるのか」

レオンは和也を見る。

「俺は最初から征服という言葉を使っていない」

「世界を支配すると言っただろう」

「戦略上の表現だ」

「物騒すぎる」

私は思わず突っ込んだ。

レオンは少し目を逸らした。

意外と反省しているのかもしれない。

「だが」

レオンはゆっくりと言葉を続けた。

「一人で世界を管理する構想は修正する」

会議場がざわめいた。

和也が目を見開く。

アリサも驚いている。

大輔は興味深そうに笑った。

「協力路線へ変更するということですか?」

「効率のためだ」

レオンは即答した。

「対立による消耗は大きい。各分野の専門性を活かした方が結果的に安定する」

「素直じゃないなぁ」

ミナが後ろで笑った。

レオンは無視した。

「ただし」

嫌な予感。

レオンは私を見る。

「中心が必要だ」

「いらない」

即答した。

「各転生者は思想が違う。勇者は理想、賢者は知識、商人は利益、俺は管理を優先する」

「うん」

「そのままでは再び対立する」

「仲良くして」

「それだけでは無理だ」

「そこをなんとか」

「無理だ」

きっぱり言われた。

悲しい。

レオンは続ける。

「だから、どの思想にも属さない存在が必要だ」

私は嫌な予感で背筋が冷えた。

「待って」

「勇者ではない」

和也が頷く。

「賢者でもない」

アリサが頷く。

「商人でもない」

大輔が頷く。

「管理者でもない」

レオンが言う。

そして全員が私を見た。

やめて。

見ないで。

「海老崎伊織」

「嫌です」

「まだ何も言っていない」

「分かるもん」

絶対に面倒なことを言う。

私は確信していた。

ルナが両手を胸の前で組んだ。

「海王様こそ、全ての中心にふさわしいお方です!」

「ふさわしくない」

和也も力強く頷く。

「海王様は争いを望まず、民を思い、正座によって我々を導かれました!」

「正座で導いてない」

アリサも真面目な顔で言う。

「伊織さんは、転生者の中で最も予測不能です」

「それ褒めてる?」

「はい」

本当だろうか。

大輔も笑う。

「利害から最も遠い立場だからこそ、調停役に向いています」

「利害はあるよ。静かに暮らしたい」

「それが良いのです」

よくない。

全然よくない。

レオンまで頷いた。

「君は支配に興味がない。だからこそ、支配者になりにくい」

「ならなくていい」

「権力を欲しない者を中心に置く方が、権力の暴走を防げる」

「難しいこと言って押し付けないで」

私は机に突っ伏した。

無理。

本当に無理。

連合とか。

中心とか。

調停役とか。

リーダーとか。

全部嫌だ。

私の向いている役職は昼寝担当だけである。

「じゃあ」

私は顔を上げる。

「私の役職は昼寝担当で」

会議場が静まり返った。

よし。

これで諦めるだろう。

そう思った。

しかし、大輔が資料に何かを書き始めた。

「なるほど。最高顧問、兼休息監督」

「違う」

アリサも頷く。

「各転生者の過労を防ぐ役割ですね」

「違う」

和也が感動している。

「戦いすぎる我々を、休息という形で正してくださる……!」

「違うってば」

ルナは涙ぐんでいた。

「海王様の昼寝は、世界平和の象徴なのですね……!」

「昼寝を重くしないで」

ミナは爆笑していた。

助けてほしい。

笑ってないで助けてほしい。

その後。

私の意思を置き去りにして、転生者連合の内容が決まっていった。

名称。

転生者連合。

目的。

転生者同士の対立回避。

各地の混乱収束。

技術、物流、治安、外交の協力。

世界征服は禁止。

勝手な軍事行動は禁止。

研究の独占は禁止。

商業妨害は禁止。

過労禁止。

最後だけ私が入れた。

かなり大事だと思う。

和也は治安と防衛担当。

「任せてください!」

アリサは研究と魔法技術担当。

「安全基準を整備します」

大輔は物流と経済担当。

「健全な流通網を作りましょう」

レオンは戦略と危機予測担当。

「全体最適を図る」

「働きすぎ禁止ね」

「……善処する」

そして私は。

「海王様は最高調停役です!」

ルナが宣言した。

「嫌」

「海王様!」

「嫌」

「伊織ちゃん、諦めなよ」

ミナが肩を叩く。

「諦めたくない」

大輔がにこやかに言った。

「では、表向きは名誉顧問ということで」

「何もしなくていい?」

「基本的には」

「基本的には?」

「必要な時だけ」

それが一番怖い。

必要な時というのは、大体面倒な時だ。

私は騙されない。

しかし周囲はすでに拍手していた。

村人たち。

商人たち。

冒険者たち。

研究者たち。

人魚兵たち。

観光客たち。

「海王様万歳!」

「転生者連合万歳!」

「これで世界は安心だ!」

「海王様が中心なら大丈夫だ!」

大丈夫じゃない。

私が大丈夫じゃない。

その日の午後。

正式な結成式が行われることになった。

なぜ。

今やらなくてもいい。

明日でもいい。

いや、やらなくていい。

しかし、大輔は準備が早かった。

広場には旗が立てられた。

勇者の剣。

賢者の本。

商人の天秤。

レオンの黒い駒。

そして中央に。

伊勢海老。

「なんで伊勢海老」

「海王様の象徴です!」

ルナが自信満々に答える。

「私、人間のつもりなんだけど」

「はい! 海王様です!」

会話にならない。

旗には、白い伊勢海老の紋章が描かれていた。

いつの間にか公式化している。

もう止められない。

私は半分諦めながら、結成式の席に座った。

和也が剣を掲げる。

「俺は、転生者連合の一員として、人々を守ることを誓います!」

拍手。

アリサが本を掲げる。

「私は、知識を独占せず、安全に広めることを誓います」

拍手。

大輔が書類を掲げる。

「私は、健全な物流と商業の発展に尽力します」

拍手。

レオンが一歩前に出る。

広場が少し静かになった。

彼はまだ警戒されている。

当然だ。

つい昨日まで世界を管理すると言っていた人だ。

レオンはしばらく黙った。

そして口を開く。

「俺は、単独による世界管理構想を凍結する」

「凍結なんだ」

私は小声で突っ込んだ。

「今後は、転生者連合の枠組み内で、危機予測と戦略設計を行う」

大輔が小さく笑う。

「協力路線、ということでよろしいですね?」

レオンは少し間を置いた。

「……協力路線だ」

広場がざわめいた。

和也が頷く。

アリサも少しだけ表情を緩める。

ルナは感動している。

ミナは「言ったね」と笑っている。

レオンは最後に私を見た。

「海老崎伊織」

「なに?」

「君の非合理性は、計算に入れる価値がある」

「褒め方が変」

「褒めている」

「本当に?」

「おそらく」

おそらく。

そこは断言してほしい。

とはいえ、レオンの顔は以前より柔らかかった。

ほんの少しだけ。

本当にほんの少しだけだが。

少なくとも、世界を全部盤面として見ていた目ではない。

人を見る目に近くなっていた。

たぶん。

きっと。

そう思いたい。

そして最後。

全員の視線が私に集まった。

嫌な予感。

「では、最後に海王様からお言葉を!」

ルナが言った。

「ない」

即答した。

だが、拍手が止まない。

人々が期待している。

転生者たちまでこちらを見ている。

和也は尊敬の目。

アリサは観察の目。

大輔は商機を見つけた目。

レオンは分析する目。

全部嫌だ。

私は仕方なく立ち上がった。

「えっと」

広場が静まる。

怖い。

やめてほしい。

「戦争は疲れるので、やめましょう」

拍手。

「働きすぎもよくないので、休みましょう」

大きな拍手。

「ご飯はちゃんと食べましょう」

さらに大きな拍手。

「温泉にも入りましょう」

歓声。

「あと」

私は一番大事なことを言う。

「私の家の前で会議しないでください」

一瞬、静かになった。

そして。

「さすが海王様!」

「生活の平穏を尊ぶお言葉!」

「民の暮らしを第一に考えておられる!」

「深い!」

「深くない!」

私は叫んだ。

本当に深くない。

ただ家の前で騒がれたくないだけだ。

結成式は、なぜか大成功だった。

転生者戦争は終わり、転生者連合が生まれた。

レオンも協力路線へ移った。

村には再び活気が戻り、温泉街も市場も賑わいを取り戻した。

少しだけ、平和になった気がした。

少しだけ。

私は夕方、家の前で焼き魚を食べながら空を見上げる。

「これで静かになるかな……」

そう呟いた瞬間。

和也、アリサ、大輔、レオンの四人が私の前に並んだ。

嫌な予感。

「なに?」

四人は顔を見合わせる。

そして、声をそろえて言った。

「伊織さんがリーダーです!」

私は箸を落とした。

「嫌なんだけど!?」

その時。

海の向こうで、黒い鳥が一羽飛び立った。

遠く。

さらに遠く。

魔王領の空へ向かって。

まだ私の知らない場所で、別の勢力が動き始めていた。


第35話をお読みいただきありがとうございました!


今回は第三部「転生者襲来編」の一区切りとなるお話でした。


勇者・和也。

賢者・アリサ。

商人・大輔。

合理主義者・レオン。


それぞれ目的も価値観も違う転生者たちでしたが、伊織の一言をきっかけに、対立ではなく協力する方向へ進み始めました。


レオンも完全に丸くなったわけではありませんが、「世界を一人で管理する」という考えから、協力路線へと少しずつ変化しています。


そして誕生したのが、転生者連合。


治安、防衛、研究、物流、危機予測。


それぞれの得意分野を活かして協力していく組織です。


ただし、伊織本人はもちろん参加したくありません。


静かに暮らしたいだけなのに、なぜか中心人物にされていく。


この流れは、もはや止められないのかもしれません。


ラストでは、転生者たち全員から「伊織さんがリーダーです!」と宣言されてしまいました。


本人の返事は当然――


「嫌なんだけど!?」


です。


そして物語は、次の大きな流れへ進みます。


次回、第36話「魔王軍襲来」。


海辺の村に、今度は魔王軍が現れます。


第三部を越えて、物語はいよいよ第四部へ。


引き続きよろしくお願いいたします!


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