イベント発生その2
私が次のイベントはダンスパーティーだと聞いたネオはドレスや装飾品などをくれた
どれも高級品。自分でも買えるがネオがどうしてもプレゼントするってきかないから妥協した
私はネオに片目を隠せる眼帯風のアクセサリーだ。透けて見えるから本当の眼帯じゃない
わざわざ作って貰った。オッドアイを隠せるようにと思ったけど逆に目立つかな?
「ネオ、一応作って貰ったけど逆に目立つならそのまま仮面だけでいいわよ?」
「いや、カッコいいよ。コレ!気にいった」
「そう?ならいいけど…ヒロインが気づかないかしら?ネオ、普通にしててもカッコいいのに余計にインパクト与えない?」
「気付いてもリースだとは思わないよ?今まで全然気付いてないし隅の方で俺と踊ろう!寮まで迎えに行くからさ!」
「私…浮かない?あんな豪華なドレスセット…」
「浮かない!君に似合うようなドレスとアクセサリーとかを選んだんだから。サイズは君を抱きしめた時に大体分かったから大丈夫なはず」
「どんな特技よ…私…モブキャラなのよ?ネオと一緒で浮かない?」
「お似合いのカップルだと思うが!多分、来るけどダンスを申し込まれたら絶対に断って」
「ネオだって来るんじゃないの?ダンスぐらい別に私は踊ってもいいけど?」
「俺とだけ踊ってればいいから!婚約者なんだから他のやつとは絶対ダメ!」
「じゃあ、ネオは踊って欲しいって言われたらどうするの?」
「勿論、断るよ!婚約者が居るって言うし」
「じゃあ、3曲ぐらい踊ったら会場から抜け出しましょう。ヒロインに見つかる前にね」
パーティー当日、私は転移魔法で実家に戻った
このドレスを自分で着こなすのは無理だし髪もセットして貰う為だ
侍女のミリヤを探すと庭にいた
「ミリヤ、元気?あのね、ドレスをセットして欲しいんだけど頼める?」
「ラスティー様!また転移魔法使われたんですねー。パーティーに出るんですか?学園の?」
「そうなの。自分じゃ髪のセットも出来ないから助けて、ミリヤ!」
「いいですよ!最高に可愛くして差し上げますから早く婚約者探して下さいね」
「あ、うん…このドレスとアクセサリーは貰い物なのよ…もしかしたら婚約者になるかもしれないから可愛さ倍増で頼むわ!」
私の自室に行き、鏡の前に座る
ベッドに空間魔法から出したドレスとアクセサリーなどを出すとミリヤが驚く
「凄いです!高級品じゃないですか!?ちゃんとラスティー様に合うような色使いでアクセサリーも高い宝石ばかりですね!」
「え…そんなに?ネオったら高い物は要らないって言ったのに…」
「へー、ネオって言うんですか?かなりいいところの坊っちゃんをGETしたんですね!」
「まだよ、まだ…。とにかく夕方までにお願い出来る?特別給金出すわ!」
「はい!ラスティー様は気前が良くて頭も切れるし伯爵家を継ぐにはいい主になるんですけどねー。あのラグ様じゃ頼りなくって」
「仕方ないわ。長男だしね。」
「じゃあ、ドレスから着て下さいねー。髪はその後です」
「分かったわ、ミリヤにはいつも面倒掛けるわね。ありがとうね!」
「昔からの世話係の侍女ですから。本当は学園に着いて行く気満々だったんですよ?ラスティー様が必要ないって言うから」
「ごめん、ごめん。学園には食堂も有るし侍女引き連れて行くって言うのも悪目立ちしそうだったから」
「私の目利きスキルでラスティー様の婚約者を探そうと思ったのに。今からでも行きますよ?」
「大丈夫よ。転移魔法で冒険者ギルドにも行ってるし忙しいのよ、毎日」
「ラスティー様はチートだから。家族が知ったら絶対に家から追い出さないのに…ってドレスはピッタリですね!どうですか?似合ってますけど胸とかも盛っておきますか?」
「今更、盛ってもバレてるみたいだから…そういうのはいいわ…」
という感じでミリヤにセットして貰った
「うわー、綺麗です!ラスティー様!可愛くってよりも綺麗系になっちゃいましたね!」
「ミリヤの腕は衰えてないわね!はい、特別給金よ!好きな物を買ってね」
「別に要らないんですけど…ラスティー様はこう言うところはうるさい人だから貰っておきます」
「じゃあ、そろそろ時間だから学園に戻るわね。またね!ミリヤ」
転移魔法で寮まで一瞬だ。さて、寮の外で待ってればいいのかな?
時間までまだ有るし…どうしたら???
って悩んでいたら部屋をノックする音がした
「ラスティー様、ネオ様が寮の外でお待ちです」
急いで開けると見知らぬメイド服を着た女性が立っていた
「貴女…ネオの間者かしら?足音立てずに来るなんてバレバレよ?」
「すみません、癖で。流石に男性が入るのはまずかったもので…」
「行くわ。ネオったら気が早いのね」
「ラスティー様、とてもお綺麗です。我が主が見たら独りじめしてしまいそうですね」
「あ、ありがとう…ヤンデレ発動だけは避けたいわ」
そしてネオの馬車が見える。ネオが見えた
もの凄くカッコいいんですけど!あげた眼帯風アクセサリーが色気を増してた!
「ラス!もの凄く綺麗だ!!!これはダメだな…他のやつに見せたらダメなパターンだ」
「貴方も色気増し増しよ!髪の色が違ってもバレるパターンよ!まずいわね…」
「いや、君の方がまずいから。野郎がほっとかないレベル。一緒にサボって俺の秘密のアジト行かないか?」
「一応、ヒロインの相手が誰か見ないと…秘密のアジトってところも私がヤバい気がするわ」
「とりあえず、馬車に乗ってラス。」
「あぁ…うん。」ネオがエスコートする
「みんなと同じ時間だと目立つから先に入っておこうかと思ってたんだけど…そんなラス見せたくない!昔の俺なら襲うよ」
「そうだと思うわ…年中発情期野郎だったもんね。本当なら」
「それはいい過ぎだよ。後腐れない相手しか手は出さない。面倒臭いだろう?1回寝ただけで恋人気取りされたら」
「うわー、クズ発言した…引くわー」
「今はそんな事思ってないよ?ラスだけだからな」
「早く会場に入ってどこかでヒロイン達を確認したら好きに行動しましょう。下ネタなしで」
「分かった…声掛けられたらシカトする事」
「はい、はい。モブだからないと思うわ」
私達はヒロイン達が入場するまで会場の隅で待っていた。その間、ネオに声を掛ける女子が何人かいたが私が婚約者だと断っていた
私の方はネオが近くに居てくれると声を掛けられないらしい
会場がザワついた。どうやらヒロイン達が来たようだ
逆ハーレム状態なのか確認出来るわね
入口を見ると…ヒロインの周りにはリースを抜いた攻略対象キャラ達が群がってた…
「やっぱり逆ハーレム狙ってるみたいね。リースが居ない状態で逆ハーレムなんて狙えるのかしら?」
「変なフラグ立てるのやめてくれる?これでも全力で避けてるんだから。あとどのぐらいで断罪イベントが有るんだ?」
「後は共通ルートだとダンジョン攻略イベと学園祭イベね!後は個別ルートに入るから」
「面倒臭いな!学園退学して結婚しない?」
「そう言う訳にはいかないわ。それにしても婚約者の悪役令嬢をエスコートせずに全員で入場とか非常識もいいところね!国の皇太子があれじゃあ、この国もダメね!」
「そうだな…聖女とは思えないな」
館内放送が聞こえてきた。ダンスパーティーの始まりだ
「踊ろう、ラス!」
「え…ネオってば急過ぎる!」
ネオに引っ張らて曲に合わせてダンスを踊る
「ラスはダンスが上手いな!」
「ネオの方が合わせるのが上手いからよ!流石、王子様だけあるわ」
「まぁね、こういうのも時には必要な時も有るからな」
私達は全然気付いてなかったけど…かなり目立ってたらしい。案の定、ヒロインが来た
「リース様でしょう?どうして私を避けるのですか?ずっと探してたんです!私と一緒に話しでもしませんか?」
「何か人違いしてるみたいだね?俺はネオだ。調べてくれてもいいけど君の言うリース様ではない」
「そんなはずないわ!リース様だわ!私を見てリース様!そんな女と踊って欲しくないわ!」
「そんな女?失礼だと思わないのか?彼女は俺の婚約者だ!お前みたいな女よりも魅力的で他の女性には興味がないからもう話し掛けるのやめてくれるかな?」
「ネオ、突然そんな事言っても無駄よ」
「貴女何なの?リース様に慣れ慣れしくして!ヒロインは私なのよ!」
「ヒロイン?!ここはゲームの世界でも私達にとっては現実世界よ?自分が何をしているか分かってるの?ただの尻軽女じゃないの?何をしても許されると思っているならとんだお花畑な頭ね」
「なんですって!?私は聖女よ!あんたみたいなただのモブが偉そうに!」
「やめろって言ったよな?今後一切、俺達に近づくな!ラス、行くぞ」
私達二人は転移魔法で中庭に行く
「何を言っても無駄なのは分かってたけど本当の事が言えてスッキリしたわ」
「俺より言い過ぎだ。敵にまわしたらどうなるか分かってるのか?」
「私、チートよ?ちなみに聖女の魔法だって使えるわ。リース、リース、言うから鬱陶しかったのよ!」
「とりあえず、魅力はされてないな?」
「あぁ…この指輪で魔力吸い取ったから。魅力魔法使ってたわよ?独りになると魅力されるんじゃないの?この指輪持っとく?」
「お前の方が立場的に危ないからそのままでいい。だが急に俺だって分かるとはな…今まで一緒の教室に居たのにガン無視だったのにな?」
「かなり目立ってたみたいね…やっぱりその眼帯風アクセサリーがいけなかったかしら?」
「これはこれでカッコいいと皆に言われたぞ」
「ちょっとやり過ぎたわね、ネオ。明日から普通に教室いれるかしら?」
「さあな、最悪、認識阻害使うさ…お前はどうするんだ?」
「普通にしてるわよ?ヒロインに本名名乗ってないしきっと忘れるわ」
「だといいんだが…」
ヒロインの登場で二人は無事でいられるか?




