ネオの変化とラスへの想い
「こんだけ一緒の教室にいるのにラスと違って気付かないな…ヒロイン…助かるが」
「だって、ネオが違う行動してるからじゃないの?女性に手を出しまくって興味本意でヒロインに近づくって事してないもの。オッドアイで分かりそうなもんだけど…あの取り巻きヒーロー達とのいちゃいちゃが忙しくて周りが見えてないみたいだしね」
「まぁ、最初はそうしようかと思ったが……今の俺ならラスを直ぐに見つけられるぞ」
「指輪のお陰でしょうよ?」
「それはそうだが…それとはまた別だな…不思議なもんで…それにあんな風に別の野郎共に一緒に囲まれてるって許せないが」
「何よ?その別って?最近やたらプレゼント欲しい物はないかとか不自由してる事はないかって聞いてくるけど関係有るの?」
「…いや、それは…婚約者に喜ぶ事をしていた方がいいかと思ってな…」
「婚約者なんて発表もしてないし私達だけの事じゃないの?そんな気遣いいらないわ。私、これでも冒険者ギルドで稼いでるからお金には困ってないし実は転移魔法でどこでも一瞬よ」
「だと思った。間者が直ぐに見失うって報告があったからな。婚約者発表はしたいのは山々なんだがヒロインにバレたら困るから出来ないだけで…断罪イベントが終わったら正式にしようとは思ってる」
「本気で私と結婚するつもりだったの?なんかの策略かと思ってたわ!」
「そうだが…君はまた婚活しようと思ってたのかな?」
「えー、そうね!簡単に王子と結婚なんて出来ないって思うし…モブキャラだから断罪イベントが終わったら忘れられてるかもしれないから距離置いてるわね」
「俺の愛が信じられないって事か?」
「愛?!貴方が!?まさか…本当に好きになったなんて言わないわよね?」
「……だったら?」
「嘘?!初恋じゃないの?!それってこれから起きるイベントのひとつよ?」
「具体的には?」
「ヒロインに恋したリースが暴走してヒロインを監禁するのよ!18禁だから…行為有りね…だけど個別ルートに入った場合よ。逆ハーレム状態なら個々の好感度をそんなにあげれないのよ」
「ふうん…それも悪くないかもね…」
「ヒロインに?!」
「そんな訳有るか!君にだな!」
「いやいやいや、それは勘弁して下さい」
「転移魔法が使える君においそれと監禁なんて出来ないだろう?次の休みに魔封じアイテムを王宮から取ってこないとな」
「結界張って寝ようかな…だけどルームメイトが居るしなぁーネオってヤンデレだから…えー困る。急に言われても…」
「…はぁ、君が嫌がる事はしない。嫌われたくもないからな」
「意外と紳士なのね!へー、一途なんだ」
「初恋って言うけど…君も恋とかしてた訳?」
「私は執事のお兄さんに初恋したわ!実らなかったけど。8才だったし」
「それって恋って言うの?憧れじゃないか?」
「そんな事ないわ!将来、結婚しましょうって言ったら、いいですよって。だけどその執事が他の侍女と結婚しちゃったのよね…失恋ってやつは味わったわ」
「俺なら裏切り者には制裁をくわえるが」
「20才差のお兄さんよ?仕方ないわよ。それからは別に好きって言える人は居なかったわ」
「じゃあ、今は君は恋してないって事になるな」
「…そうね…」
「好きになるなら何でもするぞ?言ってくれたら」
「それじゃあ、従属関係じゃないの?恋とは言わないわよ」
「私はモブキャラで貴方は攻略対象キャラでしょう?どうなるか分からない…断罪イベントまでは…」
「そうだな…やっぱり不安材料だよな」
「ちなみに次のイベントはダンスパーティーね。ヒロインが誰とパートナーを組むかで今の好感度高いキャラが分かるわ。多分、この国の皇太子だと思うけど…逆ハーレム状態ならみんなと登場よ。バカみたいでしょう?」
「確かにバカみたいだな。ダンスパーティーなら仮面を掛けてもいいよな?俺は勿論、君と組むから」
「そのオッドアイを何とか出来ないの?仮面付けたって私なら貴方だって直ぐに分かるわ」
「そうだよな…普通は分かるよな…ヒロインってお花畑だな。本当に。どこに惹かれる要素があるんだよ?」
「ヤンデレの貴方には逆ハーレム状態はあり得ない事よね。みんな同じぐらい大好きなんて」
「とにかく、パートナーは俺だから誘われたら絶対に断って」
「モブだから誘われたりしないわよ」
「そんなの分からない!実際に俺は君が魅力的に見えるけど」
「…貴方みたいに慣れてないからグイグイこられると困るわ…」
「俺だって慣れてない!本気になった人なんて居なかったんだから。だから、手探り状態なんだよ。それは信じて」
「わ…分かった…」
二人とも顔が赤い。二人は恋をしている
始まったばかり




