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モブだけど攻略対象キャラが近寄ってきた  作者: 月野まりも


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4/15

ヒロインだったらのリース攻略法

学園近くの森にて

「良く分かったわね?この時間に来るとか言わなかったはずだけど…」

ラスティーは日課が有る。授業を受けた後に森に来て魔法の練習をする。既に学園で習う魔法なんてとっくに習得していて無駄な時間なのだ

だからと言ってモブのラスティが最強呪文とかを使えるのも目立ち過ぎるからだ

「君を探すのは簡単なんだ。実は君にあげた魔力の指輪が俺に居場所を分かるようになっててね。それに森で倒したモンスターコアを冒険者ギルド経由で売ってるだろう?本当に名前とかは忘れられてるけど…ランクSランクらしいね」

「ちょっと、こないだの指輪って探知機みたいなもんじゃないの!!何が魔力を底上げするよ!すっかり騙されたわ!捨てるわ、こんなの!」

ラスティーが指輪を取ろうとするとネオが止めた。するとネオが指輪に魔力を注ぐ込む

「いや、これ国宝級の指輪だからな!魔法の底上げは本当だ。試しに君に俺の魔力を流したら力が上がった感じしないか?」

「確かに…貴方の魔力を感じるわね…」

「だろう?場所が分かるのは俺としては助かるし、ちなみに吸い取る事も出来るんだ」

「吸い取るの?相手の?それはこっちが有利で魔力も使わなくていいって事よね?便利ね」

「君の居場所ぐらいは別に忘れて貰って活用してくれていい」

「まぁ、ストーカーには変わりないけど…別にやましい事はしてないから指輪は貰うわ。だけど流石、ヤンデレね…攻略法と一緒ね」

「攻略法って俺をヒロインが落とす時の過程って事か?」

「そうよ。貴方の場合は女性好きの誰とでも寝るような中性的な感じのキャラで1人の相手を愛した事がないってところからスタートね」

「……まぁ、そうなるな…」

「そこでヒロインの登場よ!最初は打算的にヒロインに近づいたんだけどヒロインに愛し方を教えてあげるとか言われて徐々に惹かれてくって訳よ。その内に貴方はヒロインの事が気になり始めて、目で追ったり行動が気になったりして初恋をするってなるわね」

「初恋…ね。あのお花畑を愛するとか今の俺がある訳ないと思うが?」

「正規ルートだとそうなるのよ。今の貴方は何故か髪の色と偽名まで使って避けてるけど…なんでなの?一緒にヒロインの事を遠目で見てたけど」

「評判があまりにも悪過ぎるから一緒にされたくなかったんだ。確かにヒロインの事に近づいてみようと思ったんだけど君に出会って完全に引いたんだよ」

「モブキャラの私に鞍替えしても貴方に利益なんてないわよ?モブはモブだもの。直ぐに忘れられるし」

「それは断罪が終わったら自由になれるんだよな?」

「そうだけど…貴方が私を忘れた場合はモブだから覚えてる訳がないわよ」

「……それは…俺は忘れないから」

「だといいけど。それより、相手してくれないかしら?モンスターが弱過ぎて相手にならないのよ。全力できていいわ」

「全力でいいのか?」

「いいわよ?ガード出来るしこっちは最強呪文とかを連発させるから。貴方の強さも知りたいし!あ、負けても落ち込まないで。私、チートだから仕方ないわ」

「分かった。じゃあ、遠慮なく」

ラスティーとネオの戦闘が始まった

魔法陣が何個も出てネオを攻撃する。当たると思ったが魔法を打ち消された

「やるわね!そうでなくちゃ!面白くないわ!まだまだ行くわよ?」

ラスティーは召喚魔法でラーミアを出した

「これ魅力魔法を使うのよ。耐性付けておきないな!ネオ」

「ラーミアね。流石にそんなモンスターには負けないよ!」ネオはラーミアをかわして空間魔法から剣を出した。一撃で退治した

「貴方も使えるのね!空間魔法。凄いわ!」

ラスティーはまた魔法陣をいくつも出した最強呪文の連発だ。普通なら死ぬかもしれない魔法だ

ネオに中途半端な魔法は通じないと分かってから手加減なんかしない

「降参する?ネオ!」

「残念だけど降参しない。これでチェックメイトだラス」

「なっ!転移魔法?!」ネオがラスティーの首にナイフを当てている

「油断したわ!甘くみてた。私の負けね。なんで魔法使わなかったの?」

「あまり手の内は見せないのが俺の戦い方だよ。君ははしゃぎ過ぎる」

「楽しかったわ!久々に全力で、ネオが最強のヒーローみたいね!また相手してくれない?」

「いいけど…この惨状どうするつもり?」

「あぁ、時間魔法で元に戻すわ。いつもやってるからこーいうのは」

「本当にチートだね…俺がヒロインになびいたら俺に攻撃してくれない?思い出すかも」

「殺しにいっちゃうからやめとくわ。戻りましょうか?お茶でもどう?」

「そうだな…いいぞ…」

ネオは初めて女性を意識した…目で追うし挙動のひとつひとつが気になる、何をしてるのか、何を考えているか、何をしたら喜ぶいいか

初めての経験だった

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