忘却魔法とリースの記憶
「愛してるよ、ラス」
「私もよ、リース」
2人はアジトで愛しあっていた。リースの愛を確かめるようにリースに甘えるラスティーだが忘却魔法を使うのは決めていた
リースはまさかそんな事をするなんて思いもしなかったから簡単だった
「リース、ごめんね…もしも、思い出したらまたあの花を見に行こうね」
寝てるリースに忘却魔法をかけてラスティーはアジトを出た。
「俺に婚約者?なんかの間違えだろう?そんな覚えはない」
「ですが…ラスティー様だけだと…」
「ラスティー?知らないな?」
「そうですか…」
ラスティー…ラスティー
何故、俺が忘れてる?そんなはずない
ラスティーなんて思い出せない
うっ、頭が痛い。大事な事なのか?!
愛なんて知らない…ラスティーなんて顔も思い出せないのに…
もしもラスティーを探し出させてどうするつもりだ?卒業パーティーまであと3ヶ月
終わったら国に帰る…俺はラスティーに会いたいのか?ラスティー…ラスティー…
「本当に忘却魔法使ったのね」
「えぇ、命には変えられないわ…」
「もしも3ヶ月経たない内に思い出したらどうするの?」
「接触しないようにしてるし、間者からも逃げてるから顔も思い出せないわ」
「一生、思い出さなかったら?」
「仕方ないわ…2回目よ?流石にないわ、前は接触してたし恋して貰ったけど…国に帰ったらただの伯爵令嬢になんて興味持たないわ…」
「卒業パーティーの日に行きましょうよ!」
「そうね…パーティーが終わったらね…」
「国に帰る前に会えばいいねよ!ラスティー考え過ぎよ」
「怖いのよ…実は……」
「えっ?怖い?何が?リース様の死?」
「違うわよ!思い出したら私が忘却魔法使ったってバルた時にどんな目に合うか…あのリースよ?ただじゃ済まないわ…!」
「確かに…。それは怖いわー」
「思い出して欲しいわよ?けど死なれたくないから今はモブ化してるの。主席だったけど目立たないようにするわ」
「ラスティーが逃げまくってるのは保身なのね。あのリース様だもんね~。途中で思い出されたら意味ないもんね!」
「そこまで執着してない事を祈るわ…私、バルたら一生魔封じ付けられる気がするのよ…」
「あり得るわねー。あのリース様だもんね」
「正直、一生、魔封じ付けられて監禁とかありそうなのよ…リースのヤンデレ発動したらその前にまた忘却魔法使うかもしれないわね。卒業パーティーが終わったら普通に会うか悩んでるわ…。」
「頑張ってね、ラスティー。何とか穏便に思い出して貰うか私も祈ってるわ」
「リースの為だけど…後悔してるの。何で全員に忘却魔法使わなかったのかって!」
「そっち?使えたなら使えば良かったのに」
「モブキャラだから大丈夫かと思ったんだけど…1年は訓練でリースの国とか行ってるじゃない?リースがみんなに聞き出したらヤバいって思う訳よ!失敗したわ!」
「とにかく卒業パーティーが終わるまではラスティー逃げてね!」
「そのつもりよ…絶対に!」




