リースのデート
「認識阻害使ってどうするの?」
「いいから使って転移するから」
「リースは使わないの?」
「俺は大丈夫。危ないのはお前だから」
「危ないところなの?」
「いや、顔晒すのが危ないって意味」
「そうなの?どこに行くの?」
「言ったら意味ないだろう。デートなんだから」
「分かった…」阻害魔法を使う
「じゃ、行くから俺に掴まって」
「うん。本当に大丈夫?変なところ行かないよね?」
「一応、頑張って考えたから…」
「そうなんだ!楽しみね!」
リースが転移魔法を使った。すると藤の花のような花が広がっていた。凄い、綺麗!
「どう?俺の国の有名な国花なんだけど…」
「リースの国なの?!うわー、綺麗よ。凄い好きかも!」
「かもってなんだよ…かもって…」
「まぁまぁ、好き好き。リースの国のどこよ?」
「城の庭だな…。それ以外は思いつかなかった…すまない…」
「えー、いいわよ!謝る事なんかないわ!だってリースってデートした事ないんでしょう?」
「…ないな…必要なかったから…な…」
「理由は聞かないわ。大体分かったから」
「こんなんで嬉しいか?」
「リースは好き?ここの花とか」
「あぁ…主に毒花が多い中、唯一のまともな花なんだよ。安全だぞ」
「毒花…流石は暗殺国家…リースが好きならいいわ!頑張って考えてくれたんだから」
「この後に普段しないような事をしたからそれまで食事でもしようか?」
「うん!お城?商業施設?」
「城の方が安全だから…毒見いるし…」
「毒見が基本なんだね…リースの国って…」
「まぁ、そういう国だから…な」
なるほど、それでデートとかした事ないのね。暗殺されそうになったし危険なのね…
「暗殺者集団生活になじめるか心配です…」
「大丈夫。俺はお前と冒険者になって世界を廻ろうと思ってるから」
「そうなの?リースはいいの?それで」
「お前を国にいる方が心配なんだ」
「私なら返り討ちにするわよ?」
「魔封じ使われたら…お前ただの女性だろ?影修行とかしてないだろう?暗殺とか無理だろう?だから、俺が修行しながら魔法に頼らずに旅をするんだよ」
「それは…そうね…じゃなきゃやっていけないのね…リースの国って」
「そう。ほら、食事に行くぞ。掴まれ」
リースに掴まると城の一室に転移した
豪華だ…流石、王宮なだけはある。
「お前の好みはルルから聞いたから好きなの沢山食べろ。毒見させるが」
「いつの間に!ルル何にも言ってなかった!」
「サプライズにならないから口止めしといた」
「リース…ちゃんと考えてくれたのが嬉しい」
「…単なる万年発情期野郎と言われたくないからな!」
「ごめんね。気にしてたのね」
椅子を引いてくれました!紳士!感知魔法で分かるようになったらしい。私でも出来ないのに後でやり方教えて貰おうと
「認識阻害魔法使ってるのに…このまま食べて大丈夫?」
「解いていいぞ。人払いしてあるし、流石に料理人が分からないからな」
「だよねー。何か凄い豪華だね!レストラン以上な感じだね。」阻害魔法を解いた
「当たり前だろう、王宮だぞ?国を統治する代わりに公務やら色々やってるんだ。遊んでいる訳じゃない」
「そうなの?あっちのリースは…エロ野郎だったわよ?裏工作とかしてたんだね」
「…エロ野郎はやめろ。一応、情報収集とかしてたんだよ」
「方法が良くないわ!これからは私だけにしてね…思ってたよりショックだったの。側室とかは大丈夫だと思ってたんだけど…」
「側室なんて作らないから。多分…お前だけだよ…こんなに想うのは…」
「うん。嬉しい…リースに忘れられて…もう、無理かと思ったら泣けてきたわ…」
「気にはなってたから…完全に忘れてない。ビジョンで見てたからな…」
「ス、ストーカー…。だけどいいわ。リースらしいから。リース、これ美味しいわ!」
「そうだな。好きなだけ食べろ。準備の時間はまだ有るから…」
「そうなの?なら感知魔法使って認識阻害魔法が分かるやり方教えてよ!自分だけズルいわ」
「あぁ…何度か試して感知魔法で分かるようになったんだけど…覚えたい?」
「うん!感知魔法教えたの私よ!」
「そうだよな…覚えてたもんな…不思議と」
そんな感じで時間が過ぎていった…外は暗くなってきたと思ったリースは何やら従者に言っている。さっきの場所に戻ると言うので転移した
「ライトアップ!!!凄い綺麗よ!リース」
「良かった!ルルに聞いたんだ…ライトアップすると幻想的になるって…」
「ルルだよりなのは仕方ないけどわざわざありがとう!綺麗、綺麗」
「すまない…デートした事ないからロマンティックな事って分からなかったから…な」
「気持ちは伝わったからいい。リース…大好きよ」
「……俺も…多分、前に言ったかもしれないけど愛してると思うよ」
リースに近寄りそっとキスをした…するとリースが私を抱きしめてこう言った
「もう、限界、お願いさせて…」
「はぁ~リースってば…好きね…いいわよ…」
「俺の部屋が一番安全だから。途中で逃げないでくれ…」
「場合によるわね!媚薬とか必要ないからね」
「あぁ…緊張するな…なんだか…」
「あのリースが!?それは珍しいわね。」
「嫌われたくないからな…」
「フフ…リースってば可愛いわ」
「そんな事言うのはお前ぐらいだ」
そして2人は結ばれた…監禁2日で済んだ




