リースと婚約
「はーい?今なんて言った?!」
「婚約しようって言ったんだけど…」
「いや、その前よ!」
「秘密のアジトで過ごさないか」
「えっと…あっち系よね?監禁よね?!」
「そうじゃなくて…普通にしようって言ったんだけど」
「リースの普通にしようは…監禁よね?」
「まぁ、1日では終わらないかもしれない」
「ですよね!婚約はいいわよ、婚約は!だけど…急過ぎないかな?思い出してもいないのに」
「好きだけじゃダメなのか?」
「かもでしょう?かも!」
「まぁ、恋した事がないからな…」
「このやり取りは2回目なんですけど!」
「お前はな、俺は初だ。」
「先ずはデートとかからじゃない?」
「一度、俺に監禁されてるんだよな?なら必要なくないか?一応、お伺い立ててるのはお前が結界無視して入ってくるからだな。アジトには結界張ってたのに壊す訳でもなく普通に入ってくるし出る事も可能なチートだからだ」
「結界ね、中和しているのよ。壊せるわよ?だけど面倒臭いから中和しているの」
「チート過ぎだろう?魔封じアイテム使うと怒るからな。ラス、俺に愛を教えて」
「愛って…行為だけじゃないのよ?ネオ…」
「好きなら違うんだろう?やっぱり。違いを知りたい」
「……ちょっとルルに聞いてくるわ」
「何で?」
「リースの個別ルートはあまり知らないから展開があってるか聞いてくるわ…」
「ラス、婚約は明日にでもするし問題なくないか?」
「明日じゃ済まないから聞いてくるのよ!」
「そんなにガツガツしてないぞ?好奇心だ」
「タガが外れるって言葉知ってる?貴方、それよ?」
「へー、割と淡白な方なんだが…」
「全然、違うから!本当に!媚薬使われたし。とにかくルルのところに行って来ます!」
「分かった。聞いたら戻って来いよ?」
「眠り薬仕込んで魔封じアイテム使ったら本当にキレるからね!」
「しない、しない。手の内まで知られると萎えるからな」
「萎えるって…ネオ、いやこれからはリースでいいわ!下ネタ無しでロマンティックな事を考えて来なさい!それ次第よ!リースのエロ野郎」
そう言うと転移してルルのところに行く
「ルル、今、大丈夫?」
ここはルルの私室みたいだ。ちゃんと扉からノックすれば良かったわね
「ラスティー、急ぎなの?別にいいわよ」
「リースから婚約しようって言われたんだけど…個別ルートに入ってると思う?」
「入ってる、入ってる!けど…前から婚約者だったんでしょう?今更よね」
「そうなのよ!なのにリースがダイレクトにしたいって言ってきてね…。初恋だからどうだか分からないって言うし、監禁する気満々で…」
「あー、それは仕方ないわよ。リース様、本当に弱みを作りたくない人で…愛する人なんて出来たら気にしなきゃいけないって。ゲームではよ?ゲームでは」
「それで?婚約した後は?下ネタしか無いって言ってたじゃない?ずっと下ネタしか無いの?」
「まぁ、唯一のお色気担当だったからね…」
「あんなのだったの万年発情期野郎じゃないの!最低だったわ。」
「ラスティー次第じゃないの?チートじゃないの。認識阻害使って逃げるとか転移とか簡単に逃げれるしリース様がお伺い立ててきたなんて珍しいわよ」
「魔封じアイテム使ったら許さないって言って有るから!とにかく、下ネタ無しでロマンティックな事考えてきたら考えるわ!ありがとう、ルル。急にごめんね!」
「いいわよ。私だって魔王様に最近名前覚えられてね、いい感じなのよ」
「それは良かった!じゃあ、延期になったドラゴン退治に行くわよ。準備しといてね!」
「えぇ~そんな!ドラゴン退治は早いかなって言うか…」
「落したくないの、魔王さん」
「それは…そうだけど…スパルタ過ぎるって言うか…せめてグリフォンにしない?」
「んーーまぁ、いいでしょう。じゃ、また来るわ、またね、ルル」
学園の寮に転移した。ふぅーリースの提案は本当にズレてるのよね…。
どう出てくるかな?それまで会ってあげないんだから!




