ヒロインと話し合いと記憶喪失
「ちょっと、私を監禁してどうするつもり?!」
「どうもしないわ…話し合いましょう?」
「イベント失敗したじゃない?このまま共通ルートが終わったらバッドエンドよ。」
「それは…」
「ヒロインだからってレベルも上げず、ゲーム基準を満たしてなければ意味ないわよ」
「でも、私はヒロインだから…」
「魅力せずに普通に攻略出来たじゃない?どうして魅力なんて使ったの?ゲームではなかったわよ?」
「その方が手っ取り早かったから…魔王が目当てだから他はどうでも良かった…」
「普通に魔導具屋に通いなさいよ?私は魔王さんの店の常連だけど?」
「貴女も狙ってるの?!」
「いえ、普通にお客様として利用させてもらってるだけね。特に何かはないけど…貴女なら魔王さんも恋をしたんじゃないの?」
「だけど…ゲームでは大円団ルートからだったし…そんな事考えなかった…」
「今からでも遅くないと思うわよ?会ってみたら?もう、魅力なんて使わずに」
「出来るの?そんな事…?」
「私はモブだけどネオに好かれたわよ?魅力なんて使わずにね」
「だけど…魔王に会うにもレベル必要だったじゃないの…聖女じゃなきゃ平民の私なんて魅力なんてないわ…」
「そんな事ないわよ!普通にしてたら貴女、可愛いと思うしあんな逆ハーレムなんて作るからみんなから嫌われてるけど…今からでも遅くないと思うわ」
「……私、学園やめるわ…。加護の力もないし魔導具に通うわ…」
「それは貴女が決める事よね…応援してるわ。ちなみに魔王さんはダンジョンのドロップアイテムとか好きよ!ここのダンジョンは私が出しまくったら買い取って貰えなくなったから別のダンジョンをおすすめするわ」
「今からレベル上げて間に合うかしら?」
「大丈夫よ!ちゃんと冒険者ギルドに登録してパーティー組んで魔導具屋に通うといいわ。何なら私がダンジョン連れてってあげるし」
「貴女、強いの?モブなのに?」
「モブキャラでいいから神様にチート級の力を増し増しで貰ったのよ」
「私もヒロインなんてこだわらなきゃ良かったわ…バカみたいね…本当に…ヒック…」
ルルが泣く。ラスティーは側にいって抱きしめる。頭なでなでして元気づける
「ルル、やり直しよ!魅力は絶対にダメよ!そんな事しなくても良かったのにバカね…」
「バカよね…舞い上がってヒロインなんてちっとも楽しくなかったわ…」
「普通に人間関係を構築してれば良かったのよ?私みたいにモブでも楽しい生活出来たのに…悪役令嬢も引いてたじゃない?何にも仕掛けようともしなかったわよ?呆れて…私達、友達になりましょう?魔王さんにも紹介してあげるし強くなるの手伝うわ」
「うん。えっと…ラスであってる?」
「私の名前はラスティー、トワイライトよ!これから宜しくね!」
「学園やめるけど…私、レストランやってる店の娘なのよ。王都にあるから来てね!ラス」
「分かったわ!ダンジョン特訓に行くわよ!覚悟してなさい!スパルタで行くからね」
「フフ…ラスったら怖いわ。私、教会に通いながら頑張るわ。ありがとう、ラス…」
また泣くルルを慰めながらラスティーは考えた。ヒロインが居なくなったら攻略キャラ達は私の事なんて忘れるんじゃないかしら…
イベントが消滅した今、ネオは私を覚えてるのかな?もしも忘れたら…自力で好きになって貰うしかないけど…ネオはお国柄、難しいでしょうね…。仕方ないか…私も頑張ってみよう
ルルが学園を退学した
魅力も解いてみんな忘れてるようだった…
案の定、ネオはリースと名前を戻して髪の色もブルーだ。サイラスも何事もなかったように生活している。皇太子は不思議と魅力を解いてもルルが好きみたいだ。まともになった世界はゲームの強制力から忘れつつある…
何度か、リースに接触を図ったけど…転移魔法で逃げられてしまう…。ネオの嘘付き!忘れないって言ったのに…
こうなったら持久戦ね!ネオと結婚してみせる
リースサイド
とても大事な事を忘れてる気がする…だけど全く思い出せない。ラスティー、トワイライトと言う女性がやたら俺に接触してくるんだが思い出せないし胸が苦しくなる…。訳分からない思いに振り回されるのはごめんだから転移魔法で逃げるんだが…俺の秘密のアジトも知っている
何かあるのは分かってるけど…思い出せない
「ネオの嘘付き!忘れないって言ったのに一生付きまとってあげるわ!」
なんて言われても…な…ラス…ラス…俺はどうしたらいいんだろう?
「ラス…リース様に避けられてるのよね?ゲームの強制力ってやつかな?ごめんね!ラス!」
「いいのよ!忘れられるのは想定内だったから…だけど思い出してくれると思ったんだけど逃げられるのよ」
「ゲームのリース様みたいに女性に手を出してるってラス言ってたわよね?大丈夫?キツくない?」
「平気じゃないけど…モブキャラの私じゃあ、どうにも出来ないみたいね…」
「こっちは魔王様のアクセル様を紹介して貰って何とか普通に接触出来たのに…」
「うーん、学園祭イベがあったわよね…それにかけるわ!私、今主席だし存在感は出してるんだけどね…毎日声掛けてるんだけどな…」
「リース様は難易度高いから…初恋を2度目ってきっかけが難しいのよね…」
「人を監禁までしといてあっさり忘れるネオが悪いのよ!思い出したらみてなさいよ!!」
「ルル…リースって初恋以外になんか決めてみたいなのなかった?」
「そうね…お色気担当だったから下ネタしかないわね…」
「だよね。モブキャラだから目にも入らないんじゃねー。認識阻害魔法使って近づく事は可能なんだけどなー」
「ラス、頑張って!今日はどこのダンジョンに連れてかれるのかな?こないだ死にそうになったわ。ハードル高くないかな、ラスぅー」
「魔法上達したじゃないの!次はフェンリルよ!」
「フェンリル?!無理、無理、無理!!!」
「魔王さんを落としたいのよね?私ぐらいとは言わないからその半分は強くならないとほら。行くわよ?回復も上がったし何とかなるなる」
「ラスのスパルター!!!」




