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ラパールの町 2

俺達は洞窟の入り口の見張りをしてから3時間が経過した。もうお昼時なので3人で食事をしながら見張りを続ける



「それにしても時間掛かりますね」




「うん。 眠い」


「中でお宝分け合ってるのかしらね」




『ねぇユウ暇だし私見てくるね、』



『気を付けてね』



『うん!』


ナチュルはパタパタと飛んで洞窟に入っていった



「このまましばらく待ちましょうか」



俺が座っているとクリスが俺の太ももに頭を乗せてきた、何かと思い見るとクリスは眠っていたのでそのままにしておく




「あ〜クリスばっかりずる〜い」


「しー」

と静かにとジェスチャーすると


「私も寝る〜」


と言って逆の太ももに頭を乗せてきたフレイ



「困った子達ですね〜」

と言いながら2人の頭を撫でる俺




『こここれはイカンぞ、美少女が2人揃って俺に膝枕って、だが待て普通逆ではないのか?

俺が寝て、女性の太ももでが正解なのでは?

ではこれは何だ!俺の太ももに美少女が寝るというこの現象とは!』




少し混乱するが2、3分もすると慣れ、今はお昼も食べてポカポカと暖かくお昼寝にはもってこいだ

2人は完全に寝てしまい、俺も気にも垂れてながらウトウトしてしまっていた。





そのまま10分位ウトウトしていると頭の上に小鳥が降りてきて「チチチチ」と鳴いている

もう一羽降りてきて頭に鳥が二羽いる状態だ、さらに近くにいたウサギ達も近くに寄ってきて丸くなってしまい、

俺の周りには色々な動物が集まって寝てしまっている状態だ。






『ユ〜ウ〜た〜い〜へ〜ん〜よ〜』

とナチュルがパタパタと飛んできて俺に言ってくる






『えっ?何この状態』


『なんでしょう?』






『いやいや、人の子は分かるけど動物って警戒心あるから普通寄って来ないわよね、しかも妖精もいるし』




『マジで?』

よく見ると肩の所が光っていた





『いいな〜私もお昼寝する〜』


と言ってナチュルも俺の肩に乗り楽しそうにしている




『暇でさ、ボケ〜としてたらみんな寝ちゃったみたい』



『ユウは私からも認められるくらいの人ってかスライムだしね、余程無害に思われてるのね自然に』



『自然かぁ〜』



『そう、自然ってあるがままなの、何も構えず全てを受け入れるそれが自然になるという事ね』



『ふ〜ん』



『あまりの陽気にしばらくそのままボケーとしていた』





『あ、そうだナチュル、中の様子を見てきたんだもね、どうだったの?』



『ん〜、何〜中?あっ!そうだ大変なの、中の人族みんな全滅してたわよ』



「な、なんだって〜!!」



その声に驚き小鳥達は飛んで行ってしまい、ウサギ達も飛び出して逃げて行ってしまった。




「クリス、フレイ起きて大変だよ」



「ん〜ユウ おはよ」


「ふあ〜お昼寝しちゃった、どうしたの?そんなに慌てて」




「実は魔法で中の様子を探ったらみんな全滅してた」



「え? うそ」


「ほ、本当に?オーク如きにみんな全滅しちゃったって事?」




『ううん、オークは囮、中には悪魔がいるみたい』



「ええー!!」



「どうしたのユウ?」


「な、何!急にビックリして、こっちの方がビックリするわ!」




「ご、ごめん。実はオークが囮で中に悪魔がいたんだ」



「うそ」


「マジ?ヤバいじゃんそれ」




「それでどうするか、俺達が中に入って解決しても今後の為にならないから、もう一度町に戻って仲間を集めてきた方がいいと思うんだ」



「うん」


「そうね、そうしましょ」




『それじゃー私はここで誰か出て来ないか見張っててあげる』



『うん。じゃあ急いで行ってくるから、危なくなったら逃げるんだよ』




『わかったわ』



「よし、じゃあもう一度町に戻って知らせてこよう」




俺達は戦う仲間を集めるため再び町に戻るのであった。






☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆






町の門を抜け俺はギルドに行った。


そこで前に話した受付の人を見つけ話をしてみる。



「あら?あなたは昨日のどうしました?モンスターの買取ですか?」



「昨日のあの副ギルド長という方は本当にそうなのですか?」



「え、ええ」



「何故副ギルド長ともあろう人が冒険者の人と一緒にオークの巣に向かったのでしょう?」



「あ〜、ちょっと偉い人呼びますのでお待ちください」


と受付の人は奥に行ってしまった



すると奥から受付の人よりは少し年上の女性を連れてきた




「うちの副ギルド長が何かありましたでしょうか?」



「実はですね…」



と昨日からさっきまでの事をこの女性に話してみた



「な、なんて事!どうしましょう」




この女性も副ギルド長であり、メッシズとは同期のギルド職員らしい。

メッシズはお金に困っており、俺の話を聞きお宝を見つけに自ら行ってしまったと女性職員は言った。

メッシズ自身も元B級の冒険者でオーク如きに遅れを取ることなど考えられないが、今回の悪魔相手はどうも出来なかったようだ。



「今ギルド長は首都オーデルークに行っており、しばらく戻りません、こんな時に…困りました」



「ここにはB級の銀の拳以上の冒険者はいないのですか?」



「いるにはいるのですが、ギルド長のいない時に勝手に決めてしまってもいいかわからなくて…」



「悪魔がこの町に来てしまってからだと被害がかなり出てしまうかも知れません。

あなたが決まらないのであれば、この町の町長さんに聞いてみるというのはどうですか?」



「この町の町長は大の冒険者嫌いの人でして、こちらの話を聞いてくれません」



『め、めんどくさ』

「では私が言って話をしてきます。」



「あなたも冒険者ですよね、話は聞いてくれないかと」



「行ってみてダメなら諦めます」



「そうですか、分かりました」

と女性職員は1人の冒険者を呼んだ



「この人がこの町のA級冒険者の1人サラさんです」



「初めましてサラです」



「これはご丁寧にどうも、C級冒険者のユウと申します」



「C級ですか、本当に?」



「ええ、一応」



「そ、そうですか失礼しました」




「い、いえ」





「サラさんを連れて行けばもしかすると町長も話を聞いてくれるかも知れません。

私はこのギルドを離れることが出来ませんのでユウさんにお願いできますか?」



「分かりました。出来るだけ協力してもらえるように説得してみます。」



「よろしくお願いします」




そうして俺とクリス、フレイとサラさんの4人で町長の家に向かうのであった。

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