ラパールの町
俺達は国境の手前500mの所でテントを張りキャンプをしている。ここに着いた時はもう夜も遅くそのまま国境を通るのは難しいと思いキャンプした。
俺はここに来る前に出会ったホビット族のノルンさんから特別価格で買った双眼鏡を覗き込み国境を見ていた。
その姿が気になったのかナチュルが話し掛けてくる
『どお?良く見えてる?』
『うん。今門には2人いて、1人は眠そうにしてるよ』
『そ、良かったわね』
『ナチュルも使ってみたいかい?』
『いえ、全く』
『そう?面白いのに』
ナチュルはこんな物を買った俺を笑い馬鹿にするけど、これの良さは使ってる本人でないとわからないんだよな〜
『ナチュルはこれは付けれないかな〜』
と特典で付いてきたイヤリングを見せる
『えっ?くれるの?私に』
『うん。でもサイズがね』
『大丈夫よ、貸してみて』
俺はイヤリングを渡すと
『えい!』
とナチュルが魔力を込めると、あら不思議ナチュルが普通に付けれるサイズに変わってしまった
『おお〜すげぇ』
『これくらい普通よ普通、それよりこのイヤリング貰っちゃって良かったの?』
『うん。デザインは普通だけど機能がねなかなかいいし、』
『私、人から物を貰うのって初めてだから嬉しい』
『えっ、そうだったんだ。』
『うん!』
『今度何か見つけたらプレゼントするよ、ナチュルにはお世話になってるしね』
『うん!楽しみにしてる』
とパタパタと飛んでいってしまった。
イヤリングが嬉しかったのだろう
しばらくするとクリスとフレイも起きてきた
「おはよ ユウ」
「おはよ、朝から何してんのあんた?」
「おはようございます、みなさん。
昨日買った双眼鏡で国境を見ているのですよ、見てみます?」
「別に いい」
「興味ないわ、ご飯にしましょう」
全くウチの女性陣はこの遠くを見るという素晴らが分からないとは
俺達は作っておいた料理を食べながら相談する。
今から国境を通り、魔術大国に行き1番近くにある町に向かう。そこで情報を集めて首都と呼ばれるオーデルークに向かう。
テントと食器を片付け国境に向かった俺達、
空は雲1つない快晴で旅日和、今日中には町に着きたいなと思いつつ歩き出した。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
国境はギルドカードを見せただけですんなりと通ることが出来た。
国境に居る兵士の人からベルブルクよりもラパールという町が近くにあると聞いたのでそこに向かう事にした。
獣国と違い魔術大国は町から町への道がある。
舗装とは言えないが、砂利道の様になっていて歩きやすい。
この道を進めばラパールに着くだろうという事で進んでみる。
国境はその国の端なので滅多に人と会う事もない。
俺達は誰とも会う事なく道をすすむ。
少し高い丘があったので登りお昼にする。
近くに動物の気配もないので、ポーチから食材を出し食事にする
「後少しでラパールに着きますね、2、3日そこで休みましょう。色々調べたい事もありますし、
クリスとフレイも自由にしていいですからね」
「美味しい あるかな」
「可愛い服とかあるかしらね」
最近ずっと旅してたので自由にさせてあげられなかったので少し休みがあった方がいいだろう
「では行きましょうか」
「「うん」」
少しの休憩した後ラパールに向けて歩き出した。
丘を越えて小さな森を抜けるとラパールがある
俺達は森に入り歩いていた。
気配察知が反応したモンスターだ
「クリス、フレイ、モンスターです。恐らく右前方気をつけて下さい」
「「了解」」
木に身を隠しモンスターを確認する
オークが5匹まとまって歩いていた。
通常オークは別々に行動するが、珍しく一緒に行動している、何故だろう?
気になった俺は2人に攻撃させずに様子を見る
『やっちゃわないの?』
とナチュルが物騒な事を言う
『いえ、普通オークって単独行動しますよね?こいつらまとまって行動してるから気になるんですよね』
『そう?ユウって変わってるね』
『そうですかね?』
するとオーク達は森の奥に歩いていった。
どうする、あまり深追いはしたくないが放っておくのもマズイ気がするし
もう少しだけ様子を見るためにオークを追った
オーク達を追う事30分、森の奥に洞窟があり、そこに入って行くのを確認する。
「どうしましょうか、このまま洞窟を制圧するか、ラパールに行きギルドに報告して対処してもらうか」
「どっちでも」
「奥にもっとたくさん居たら面倒よね、ギルドに報告した方が楽でいいんじゃない?」
「そうですね、穴を塞いでからギルドに報告しましょう、放っておくのはマズイですしね」
そう言って俺はオーク達が入っていった洞窟の入り口に魔法を放つ
「ストーンウォール」
洞窟の入り口は分厚い石の壁により入る事も出る事も出来なくなった。
「これで町に被害は出ないでしょう、先を急ぎましょう」
「うん」
「そうね、早めにギルドに報告しないと」
俺達はその場から移動して、森を抜けると大きな町が見えてきた。ラパールだ
俺達は門を通りラパールの町に入った。




