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悪魔との対面

俺達はクロテニさんのピンチを知り門の左翼に集まるモンスター達のところへと向かった。




左翼に着くと戦っていた冒険者達が皆倒れていて、クロテニさんだけが戦っていた。




スカルヘッド3体と後ろに3m位の腕が4本あるライオンの様なモンスターだ




「な、何なのあのモンスター!」


「見た事 ない」




「だがそのモンスターは今は動く気配は無さそうです。今の内に私はケガ人を、クリスとフレイはクロテニさんと共闘して下さい。

クロテニさんが暴走したら、戦闘を中断して私と入れ替わって下さい。」




「わかったわ」


「了解」





俺は倒れている冒険者達の介抱に、クリスとフレイはクロテニの戦闘に加わる




俺は1人1人にハイヒールを唱える。

気絶している人もいるがすぐに起きた人には手伝ってもらい、とりあえず全員回復する事が出来た。





「すまない恩にきるよ」


「人族に助けられるなんてね、ありがとう」


「これが魔法か」




それぞれの感謝を聞くが、まだ戦闘は終わっていない。



「皆さん、今クロテニさんが戦っています。

巻き込まれない距離まで離れていてもらい、右翼も注意して見ていて貰えますか」




「そ、それは構わないが、クロテニさんの近くだとお前も纏めて攻撃されるぞ」




「あなた回復さんなんだから無理しない方がいいわ」




と気遣ってくれる冒険者達。





「大丈夫ですよ、私も結構強いんですから」

といって力こぶを見せながら戦闘に参加する為クロテニさんの元に走る





「ありゃー死んだな、勿体ない」


「あの人族残念だわ」


「俺達に力こぶ見せるとか頭おかしいんだな」





残された冒険者達はそれぞれに思った








戦闘は激しかった。

クリスの炎の魔法でスカルヘッドは燃え盛り、それでも倒れないのとフレイとクロテニさんが戦っている

どうやらまだクロテニさんは暴走していないようだ





「どんな感じですか?」

とクリスに聞くと




「あまり 炎 効かない?」




確かに耐性があるのか、あの威力の魔法なら倒していてもおかしくないが1匹しか倒せていない。




「クリスは魔力を温存して下さい。ここは私が出ます」




「ユウ お願い」





俺は残りのスカルヘッドの討伐に向かう




「フレイ、クロテニさん大丈夫ですか」



どうやら2人もなかなかスカルヘッドを倒せないようだ



「なんなのあいつ!動きはそうでも無いけどめっちゃ硬いわ!」




「私も同感です。この爪が通らない皮膚など」




「2人とも離れて下さい、私がやります」




『大丈夫?あいつらLV55と56よ』




『魔法を使うだけですから大丈夫ですよ』




フレイとクロテニさんがスカルヘッドから距離を取る

俺はスカルヘッドが近づいた瞬間魔法を放つ





「ダブルライトニング」




両手から放たれた太い雷がスカルヘッドに着雷する


一瞬で黒焦げになったスカルヘッドはピクリとも動かなくなった。

どうやら雷の耐性はなかったようだ


[レベルが上がりました]




アナウンスが頭の中に流れる




『なんなのよ、あの魔法!

雷系の魔法なんて使えたのあんた』


と驚いているナチュル




『ええ、一応教えて貰ったので』




『雷の魔法なんて攻撃魔法の最上級よ、だからそんな低いレベルでも、今まで何とかなったのね』




『そうなんですか、とてもいい人(竜)に教えて貰ったので良かったです』




『ま、私の方が凄いけどね。

でもこれなら安心出来るわ、頑張ってユウ』





ナチュルとの会話を終え、スカルヘッドを確認する。

皮膚の奥の体内まで雷は届いていたようなので間違いなく死んでいる。

全ての遺骸を確認して、俺達は1度集まる




「凄い魔法だね、ビックリしたよ」




「やっぱユウは凄いわ」


「ユウ カッコいい」




全員に賞賛を貰うが油断は出来ない、未だに動いていないが奥にもっとヤバいのがいるのだから





「ありがとうございます、ですがこれからが本番ですよ」



「そうだね、僕が暴走したら頼めるかい?」


「何とかします」







すると奥から大きな鳴き声が聞こえる



「グゴォォオオオオーー!!!」



地面が揺れる程の咆哮

俺は平気だが、クロテニさんとフレイがその咆哮を聞いて縮み上がってしまった




「く、くそ!」


「何なのよ、動けないわ」



どうやらあの鳴き声は獣人の行動を阻害する効果があるようだ

ラーニングしないって事は魔法では無いようだ





奥にいた大きな4本腕のライオンはこちらにゆっくりと歩いてくる




よく見るとライオンの上に小人のようなのが乗っている






「あれれ、俺っちが用意したモンスター達が全滅しちゃったねーわっはっは」




と小人が笑いながら話し掛けてくる




クロテニさんとフレイは動けないので俺が話す



「えーと、君が山からこのモンスター達を引き連れてこの町に攻撃してきた、で合ってるのかな?」




「そうだぞ、俺がモンスターで攻めたんだ!文句あるのか!」

と強気な小人が言ってきたので



「文句があるに決まっているでしょう!

こちらはケガしてる人もいるんですよ!

何故あなたはこんな事をするのですか?」

と俺は小人に強い口調で尋ねると




「えっ?お前アホなのか?

俺達悪魔はこの世界の敵なんだぞ、攻撃するのが当たり前じゃないか」







「えっ?君悪魔なの!?」



「そうだけど」







「マジか」




「マジだ」








「ちょっと待ってね」




「お、おう」







『ナチュル、ナチュル、あの小人悪魔って言ってるけど本当なの?』

俺はナチュルに聞いてみると





『ヒッヒッ、あんた何普通に悪魔と喋ってるのよ

マジウケるんだけど』





『何笑ろてんねん、知らなかったからですよ』





『そうよ、あいつは魔界に住んでる悪魔よ』



『あれが…』




『個体によって様々だけど、あいつは使役系の悪魔の1人ね』





『なるほど』




「おい!人間もうお前達滅ぼしていいか!」

と小人悪魔は言ってくる






「えーと君、戦わないで魔界に帰って貰うって事は出来ないのかな?」



「さっきからキミキミって、俺はウァプラって名だ覚えとけ人間!」





「それは失礼しました。ウァプラさん

私はユウと申します。」




「お、おう」




「で、戻るという事は出来ませんか?」




「いや、俺は魔界に戻るぞ」





「えっ?」




「こいつを獣人の国に放てって命令だからな。

それが終わったら俺は帰る。」




「帰るって何処にですか?」





「魔界にだよ、お前らの住むこの世界は魔素濃度が低くて力が出ないしな、用が終わったら帰る」




「そうですか、気になったのですが?命令って誰からなんですか?」






「それは言えない」





「何故ですか?」





「俺が怒られるからだ」





「なるほど」






「後そのモンスターって連れて行っては貰えませんか?」




「わざわざ連れてきたのに何故連れて帰らなばならん!アホかお前」






「暴れられても困るので倒しますよ、そいつ」






「クックック、ユウお前面白いやつだな。

いいぜ、もし倒せて魔界来た時は俺が相手してやる」





「戦う以外の選択肢はないのですか?」





「今の所無いな」





「分かりました、今はですね」





「クックック、魔界に来れたらいいなユウ」





そう言ってウァプラは黒い煙となって消えてしまった




『あれ?あいつ消えましたよ!気配も感じない』






『魔界に帰ったのよ、悪魔だけ使える方法で。

この地表の裏に魔界があるから』



『地表ですか?』



『あんまり詳しく知らないけど、昔魔王がそんな事言ってたわ』




『なるほど、魔王ですか』





『うん』




『でも悪魔だけ使えるって卑怯ですね、一方的に攻めれるじゃないですか』





『勇者達は魔界に行けるって聞いたし、探せば魔界に通じる道もあると思うわよ』





『勇者ですか』





『そんなに魔界に行きたいの?』




『いえ、全然』




『そう、ならいいじゃない』




『そうですね、まずは目の前の敵からですね』





『アームドリオンLV75だって、どうする私なら一撃だけど』





『う〜ん、出来るだけ自分の力で戦ってみたいと思います。危なくなったらお願い出来ますか?』





『それでこそ、私が認めたユウよね、わかった!頑張りなさい』





『了解』




俺はデッカいライオンのことアームドリオンに向かって行くのであった。

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