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魔術大国へと旅 4

俺達は獣国で新しく装備を整え魔術大国オーデルークに向かう旅出た。



俺はクリスと新しくフレイを仲間に加え、賑やかな旅になるなと思いながら歩いていた。




クリスは10才位で相変わらず可愛い

銀髪のストレートのロングで細身だ。

顔はとっても可愛らしくて、

手足から何から何まで、全てがちっちゃいくて可愛い。




フレイは17、8才の女の子でキツめの印象だが

髪はピンク色のショートカットの細身で、

顔は可愛いというより綺麗系で少しキツめの顔立ち

手足は長くスラっとしていて、背は170近い

獣人では珍しく筋肉があまりなく、女性らしさがあり普通の男性なら目を引く容姿である。




この様な美少女2人と一緒に歩くのは、35歳の黒髪でモサモサ頭の冴えない男である。

周りの人に何を言われても仕方がないとも言える。




リンシャン中央都市から歩いて半日の所に集落があるので、まずそこを目指して行ってみる、

町の門で少し人族だからとあれこれ言われたが、勾玉のネックレスを見せると、一気に静かになり、そのまま町を出た。






今日もいい天気だ、

目の前はだだっ広く広がる草原地帯。

木や花等が所々に生えているが、ここからはしばらく草原が続く。

見通しが良すぎて、暗殺術による奇襲が難しいが、モンスターや動物を容易に発見出来る。




城にあった本を貸してもらい読んだ為、ある程度の知識があるが、決して油断はしない。




草むらからモンスターが現れる、スパイダーアントだ

デッカい蟻が糸を吐く為この名になったようだ

スパイダーアントは3匹、ちょうどいい




「1人1匹づついきましょう」


「わかった」


「了解!」




俺はポーチから槍をフレイに渡す




俺はスパイダーアントと対峙する、

スパイダーアントは糸を吐いてきた。

俺はワザとそれを受ける




「ぐっ、ネバネバするな」


[スキル【魔糸】を覚えました]




「よし!何かに使えそうだ。」





俺は糸が絡まっている状態で魔法を使ってみる

「アイスバレット」



空気中の水分を魔力によって氷の弾丸を作成、それを放つ。



音速並みのスピードで弾丸はスパイダーアントを貫通する。



まだかろうじて息があるようだ

「狙いが甘かったかな」



「ストーンバレット」



石の弾丸をさっきと同じように放ち、スパイダーアントは絶命した。




するとキラキラと光り消滅した。


『これが職業神様の言っていた、神気による俺の…』




確かな手応えを感じ、戦闘を終了する



俺はクリスとフレイの戦いを見ていた。

クリスは杖をスパイダーアントに向け魔法を放つ。

明らかに以前よりも威力が違っているのがわかる

一撃で消し炭になったモンスターを見て驚いているようだ。




フレイは槍を使うのが初めてとは思えない程卓越した動きだった。

おそらく、職業の魔獣士が槍の攻撃補正があるのかもしれない。

本人のフレイはそんなこと気にせず戦闘を楽しんでいるように見えた。



「はい、お疲れ様でした。どうでしたか、新しい職業、武器、以前より戦い辛いとは感じませんか?」



「魔法 威力 凄い」


「なんか、前より凄く動けるし槍の威力も凄いわ、戦いがとても楽しく感じるし」




「あまり無理はしないようにしましょうね」



俺達はたまに出るモンスターを倒しながら草原地帯を抜けた。






☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆







空を見ると日が傾きかけている、おそらく3時位だろう

このまま行くと夕方には近くにある村に行けると思うので、2人に話して進んでいく。




草原を抜けると森があった。

この森の中に集落があるのだろう。

俺達は集落に向け森の中に入って行った。




森の中はたくさんの気配を感じる。

動物が殆どだが中には大きいのも感じる、モンスターだろう。

そこにはモンスターだけでなく、何人かの人間?の気配も感じる、気になるので皆に相談すると




「ユウ 困ってるかも 行こ」


「もしかしたらモンスターに襲われてるのかも、行きましょ!」




一致団結して、その気配の方へと行ってみる

すると村人達が大きなモンスターを倒そうとしていた。

モンスターを見ると3m位の大きなトカゲだ




「アレはドレイクといって肉食の凶暴なトカゲです。

動きは早いですが、飛んだり跳ねたりはしないので回避を専念しながら戦って下さい。」




俺は気配察知を使う。

結構村人にケガ人がいるようだ




「私はケガ人の介抱に向かいますので、クリスさんとフレイさんでドレイクをお願いします。」




「わかった」


「了解よ」



俺達は別れて行動する。

村人達の近くに行くと警戒された。




「誰だ!おめぇは」



「近くを通った冒険者です、見たところケガをされている方がいたようなので治そうかと来たのですが」




「要求はなんだ?今の俺達は何にも渡せるもんなんかねえぞ」




「特に要求はありません、強いて言えば近くに村があると聞きましたので、そこの場所を教えてくれればそれで良いです。」




「本当か?」



「ええ」





少しの間俺の事を見ていた男が



「こっちに来てくれ」



「はい」



俺は村人と思われる男の後ろについて行った。



「これは酷いですね」




見るとモンスターの爪にやられたと思われる村人達が5人草むらに横になっている。



「ちょっと失礼します」



状態を見ると深手だが、まだ間に合う。




「一気に治しますね」



俺はそう言って魔法を唱える



「エリアヒール」



村人達が緑色の光に包まれる




「な、なんだこの光、おめぇは一体」

警戒していた村人の男が叫ぶ



ケガをしていた村人達のキズがみるみる内に治っていく



「こ、これは!」



「これは回復魔法ですよ、なんとか間に合って良かったです」

と俺が言うと




「魔法っておめぇ、まさか人族か?」



「ええ、まあ」



「な、なんで俺達獣人なんか治すんだ?放っておけば良かったじゃねーか」



「私は人族だとか獣人だとかはあまり気にしません。

目の前で困っていて私がお手伝い出来そうだから、お助けしただけです。

ケガ人の人もすぐは動かない方が良いと思います。

ケガが治っても失った血は戻せないのです」



「そ、そうか。ありがとう、恩にきる」



「いえ、では私の連れがモンスターと戦っていると思いますので、戻りますね。

後で道教えて下さいね」


「本当にそんな事でいいのか?」



「はい、では」


後はそちらでなんとかするだろう。

俺はクリスとフレイが戦っている場所に戻った




戦闘は終わっていた。クリス達の勝利だ。


「お疲れ様でした。どうでした?」



「ユウ 言ってた 動き 遅い」


「そうね、あんたが言ってたように動きが遅いから躱しやすかったし、この槍だったら攻撃も弾かれないし余裕だったわ、さすが私」



「そっちはどうだったのよ?」



「こっちもなんとか間に合って村人のみなさんも無事だと思います。」




「そう、やるじゃない」



ガサガサガサガサ



俺の後ろから複数の人がこちらにやって来た



「あ、あんた、俺達を助けてくれたって」



村人達が俺を追って来たようだ。



「皆さん、まだ横になってないと辛いですよ、キズは治しましたが、フラフラするでしょう?」



「いや、あの傷だ。 あのままだったらきっとおっ死んでたに違いねぇ

冒険者の人族って聞いた、アンタには感謝してる。ありがとう」



治した5人と先程の男の人が頭を下げてくる




「いえいえ、困った時はお互い様というヤツです。

もしかして、皆さん近くにある村の方ですか?」




「はい、ここから少し行った山の中に集落を作って暮らしていますが」



「実は私達は旅をしていまして、あなた方の集落にお邪魔させていただいて、一晩宿をお願いしようと思っていたのですが、どうでしょうか?」



「それなら空いてる家がいくつかあるから、そこを使ってくれればいいさ、俺達を助けてくれたんだ。そんなんで恩を返せるとは思わないが、使って欲しい」




「それはとても助かります。

では皆さんで行きましょうか」




「そ、そのモンスターはあなた達で倒したんですか?」


と別の村人が聞いてきた




「はい、そこの女性2人で倒してくれましたか、何か問題ありました?」



「い、いえ、私達5人がかりで手も足も出なかったのに凄いなと思いまして」



『そんなに強いかなこいつ』



「このデッカいトカゲってここら辺にはよく出るんですか?」



「まさか、おそらく山の上から餌を求めて降りてきたんだと思います。

こいつは雑食で何でも食べてしまうから、出たら皆総動員で討伐するんです。でないと村への被害が尋常じゃないので」



「そうだったのですね、良かったです。村に被害が出る前で」



「そいつは鍋にするととっても美味いんだ。

もしその死体がいらないなら、ウチで引き取るよ、村で皆んなにご馳走するけど」




俺はクリスとフレイを見ると2人は頷いてくれたので



「ではよろしくお願いします。」



俺達はみんなでドレイクを村まで運ぶ事にした。



村に着くと村長さんが俺達にお礼を言ってきた。

どうやらさっきの案内してしてくれた男性は村長の子どもだったようで、村長にさっきの事を説明してくれたみたいだった。




俺達は村のみんなで作ったドレイクの鍋を分けてもらいクリスもフレイさんも美味しそうに食べていた。

皆で食べた後、空き家に連れて行ってもらい、今日はそこで夜を過ごした。






次の日の朝、村長さんが俺達のいる家を訪ねてきた。




「おはようございます。ありがとうございました、おかげでゆっくりと休めました。」

と挨拶をすると



「いえいえ、私どもを救っていたたいたのにこのような場所しかなく申し訳ないと」

村長さんは昨日よりも顔色が悪い、どうしたのだろう?




「いえいえ、ところでどうかされましか?顔色が優れませんが」

俺は村長さんに尋ねる






「実は…」



村長さんの話を聞くと、どうやら最近山の上からドレイクや他のモンスターがよく降りてくるらしい。

それに困っていて、リンシャンの冒険者に調べる様に依頼を出したが、いつまでも変わらないという。




俺達が冒険者と聞き、もし時間があれば調べてくれないか?という話だった。

俺はそこまで時間が掛かる依頼だと思わないのでいいと思うが一応クリスとフレイに聞いてみた。




「ユウ 困ってる人 助けよう」


「そうね、同じ獣人として解決してあげたいわ

あんたもいいわよね?」




俺達は村のみんなが困っている様なので山の上の方を調べ原因が何なのかを調べるという依頼を受けるのであった。


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