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ドリントル 5

ベリル林道から新たに3人増えドリントルの門に到着する。


「それではギルドカードの提示をお願いします」と門番さんが言ったのでギルドカードを見せる。


門番は他の三人と俺を交互に見て

「F級ランクとC級の薔薇の剣さんが何で一緒にいるんだ?」と聞かれたので

「ベリル林道でお会いしたので一緒に来たんですけど、」と答えると、貴様変な気起こすんじゃないぞ等とブチブチ言われ、ようやく門を通ることが出来た。


三人は何か言っているが、やはり年頃の女性と一緒にいると怪しまれるのは、どこの世界でも一緒なんだな。

そんな事を思いながらギルドに着いた。


まず総合受付のステラさんに任務完了と伝えたかったが、ステラさんは他の人と話をしているようなので

以前話をしたキリッとした男の人に任務完了の報告をした。


「はい。それでは薬草を提出して下さい。」

事務的に話す男の人に僕はリュックから薬草を取り出す。


1枚1枚丁寧に確認する男の職員さん。少しドキドキしながら結果を待つ。


「すべて確認しました。お持ちになった薬草230枚すべて完璧な処理です。」


「よかった〜」と呟くと男の職員が


「これは貴方が?後ろの薔薇の剣の方々でなく?」


と聞いてきたので


「ええ、貴方に言われましたので薬草の取り方を勉強して私がほとんど採取しました。

薔薇の剣の方々にもお手伝いはして貰いましたが」


と言うと、「僕が…ああ、確かに言いましたね。薬師の人からクレームがあるって。それを気にして」


「ええ、でもとても勉強になりました。ありがとうございます。」


と言うと男の職員さんは「これからもよろしくお願いします」と少し笑顔で返してくれた。


「後、宿屋のペロさんからも依頼が来てました、聞くと手紙の運搬という事でしたが、」


「はい。それも終わりました。これがリンさんからの受領印です」

この世界はギルドカードに手を当てるだけで印鑑を押したのと同じ事になるらしい。魔法が関係しているのかもしれないが詳しくはわからない。


「はい。確認出来ました。F級のユウ様ですね、2つの依頼達成お疲れ様でした。」

と言ってから後ろの金庫からお金を出す。


「それでは薬草230枚なので、金貨2枚と銀貨3枚です。後、手紙の運搬で銀貨2枚になります。」


カウンターでお金を貰い小袋にしまう。


「しかし、」と男の職員さんが話し始める

「この量の薬草採取はあまり見た事がありません。どこかに大量に薬草がある場所があるんですか?」


リンさんにもあまり迷惑は掛けたくないので


「またこの依頼は受けたいと思いますし内緒と言うのはダメですか?」と少し困った顔で言うと


「すいません、立ち入りましたね。ユウ様にはまたお願いしたいので聞かなかった事にして下さい。」と言ってくれた。


「あ、後モンスターの買取はどうしたらいいのですか?」と聞くと


「奥のカウンターで行なっております。

ですがユウ様はF級でしたよね?モンスターも倒せるのですか?」と聞いてきたので


「少しですけど」と言いながら薔薇の剣達に合図して奥のカウンターに向かう。




奥のカウンターには筋肉ムキムキのおじさんがいた。


「おう!何か用か?」とパワフルに言ってきたので


「モンスターの買取をしてもらえると聞いてきたのですが」


「オメェみてぇなヒョロヒョロが?後ろの薔薇が狩ったヤツじゃねーのか」と言ってきてジュリアが怒って


「違います!間違いなくユウ様が狩ったんですよ!失礼なことは言わないで下さい!」と怒鳴ってしまって周りから「何だ何だ」等と注目を浴びてしまった


「ジュリアさん、大丈夫だから。ヒョロヒョロなのは本当の事だし、ね、怒らないで」


「お、おう、あんた悪かったな。見た事ないやつだったしよ、疑っちまったぜ」と頭を下げてくる


「気にしないで下さい。それではコレなんですが」とリュックからボアの食用に出来る部分と討伐部位。ゴブリンの討伐部位5つをカウンターに乗せた。


「おいおい、これアンタがやったのか?

処理が完璧にしてあるじゃねーか。」


「はい。モンスター図鑑で調べて処理しました。

どこか間違えていたら教えて下さい。」


「いや、ゴブリンは取るところがないからツノだけでいいが、ボアはキバと肉だが、見たところ完璧だな

アンタ何級なんだ?CかもしかしてBか?」


「F級ですけど」


「何ぃー!!何でF級がモンスターを倒せるんだよ!ボアなんて処理も完璧だしおかしいだろ!」


「上にある図書館で学んだんです。モンスターの倒し方

、処理の仕方、なのでF級の僕でも倒すことが出来ました。」


横からマロンが「カイルさん、ユウさんは凄いんだよ。昨日だよ冒険者になったの!それなのにゴブリンとかボアまで簡単に倒しちゃうんだから。解体とかも凄いし。ウソは言ってないからね」と言う


「そ、そうか。さっき謝ったばかりなのにな、ホントすまねぇ」


「全然大丈夫ですよ。それでどうでしょう?」


「おう。まずゴブリンはツノ一個で銅貨1枚だ

それとボアのキバは銅貨5枚、肉は綺麗に取れてるしなオマケして銀貨2枚だな。普通なら解体作業料が差し引かれるが、これは解体する必要がないからな。

全部で銀貨3枚だ」


「ありがとうございます。また来ますね」


「おうよ、オレは解体部署のカイルだ。また来いユウ」


その後薔薇の剣がカイルさんとあーでもないこーでもないと喋っている。俺はボードに貼ってある依頼を見に行く


あまり良さげな依頼はないな

また来よう。と思っていたら薔薇の剣がやって来て


「私達も少しだけ稼げました」と言って銀貨を見せてくる。


「今日はもう遅いし宿に帰りますか」とジュリアに言うと


「じ、実はですね今日稼いだお金を返してしまうと私達の今日の宿代が…」


「ああ、お金を返すのは今日じゃなくていいですから。皆さんで稼いで、余裕がある時に返してくれればそれでいいので」


「ユウ様の連絡宿を教えて貰ってもよろしいですか?」


「ああ、それでしたらここの近くにあるベットの看板の宿屋ですよ」


「そうでしたね、ペロさんの、分かりました。私達は裏通りにある宿に泊まっていますので、いつでも連絡してください。何よりも優先してユウ様の所に向かいますので」


「そこまでしなくてもいいですから。普通でね」


「はい。」



何だかんだ言って付いてこようとする薔薇の剣達を説得してようやく1人になる。


『一緒にいたら楽しいけど、ジロジロ見られるしやっぱり1人が楽だな。

そういえば武器屋に武器を取りに行かないと』


武器屋に着く時には空はオレンジ色に染まっていて、チラホラと店じまいする店も増えてくる


武器屋に着き店に入ると俺の姿を見て

「おう。待ってたぜ」と言って武器を見せてくる


「いいですね〜」

「だろ?」


ドルフさんが選んでくれたのは鉄製の直剣で、作りも悪くなさそうだ。

槍は三又になっているタイプだ


「どうだ?気に入ったか」


「はい。これ高かったんじゃないですか?」


「大丈夫だ!じゃなきゃ用意しねぇよ」


「わかりました。これを貰っていきますね」


「おう。大事に使えよ」


「それと聞きたいのですが、武器に魔法って付与できるんですか?」


「ま、普通の武器だと無理だろうな、素材に魔鉄かミスリルが使われてるならイケるかもしれねぇが」


「魔鉄とミスリルですか」


「おう。魔鉄は魔素が溜まった鉱山で鉄に魔素が溜まり長年を掛けて出来る鉄だ。

ミスリルも原理は一緒だな。ミスリルは鉄ではなく石らしいがな」


どっちもここにはないらしい。もし鉱石を見つけたら持ってくれば武器を作ってくれるらしい。鍛冶屋もやっているようだ


「ドルフさんいい買い物が出来ました。刀も凄く良いですし、また寄らせてもらいます。」


「おう。オメェなら大歓迎だ!また来い」


そう言って店を出た。もう薄暗くなっていたので小走りで宿屋に向かった


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