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ベリル林道 3

ミーノを倒し吸収すると薄茶色の宝石が出た

多分ある程度の強さのモンスターからドロップするのかもしれない。

特に興味はないのでまたゼソットさんにあげてもいいし。

後はリンさんの家に戻り薬草採取してギルドに報告しないとね。


林を歩きながらそんな事を考える。

『そういえばリンさん〈回復魔術〉を使って倒れたんだもな、俺も使う時は気をつけないと。

戦闘中に倒れたりしたら回復した意味ないし』


30分位掛けてリンさんの家に戻る


「あの〜みなさん戻ってますか〜と声を掛けながらドアを静かに開ける」


「「「ユウ(さん)」」」


ドアを開けるとリンさんが飛びついて来た。


(熊ぁぁーー!!)


両手で肩をガシッと掴まれ全身を弄られる


「大丈夫だったかい。どこもケガしてないかい。」


「ユウ殿!大丈夫でしたか」


「ユウさん!心配しました」



「みなさん、ご心配をお掛けしましたが無事逃げきれました。というかもうミーノは来ないと思います。」


「なんでだい?まさかアイツを討伐したなんて言うんじゃないだろうね」


「いえ、林の奥に崖があって落ちていったので、あれは死んじゃったんでないかと思って」


「崖?ああ、あったねそんな所」


「本に書いてあったように突進ばっかりしてくるから、対処が楽で良かったです」



するとみんなが絶句している


「するとアンタがあのミーノを倒したって事になるわけさね、昨日冒険者になったばっかのアンタが」


「まあ勝手に落ちて行ったので倒してはいませんがね」


「F級の冒険者がランクBのモンスターを1人で」ベラさんがブツブツ呟いている


「ユウさんカッコイイです」マロンは尊敬の眼差しでこちらを見ている


「いえ、本当に運が良かっただけですよ、

きっとダンジョンだと上手くは倒せてないでしょうし」


「まだジュリアさんは目を覚ましてないのですね、すみませんが僕はまだ依頼をこなしていないので薬草摘みに行ってきてもいいですか?」


「ああ、私が見ててあげるから行っておいで」


「わ、私もお手伝いします。ベラはジュリアが目を覚まさないか見てて」


「そうするよ、ユウさん。何から何まで助けてもらって本当に済まない」


「運が良かっただけですよ」


とだけ言って裏の薬草を取りに行った。



それではマロンさん、薬草は…

と説明をしてから、実際に見てもらって薬草の積み方を教える


「へぇ〜薬草ってこうやって刈っていくんですね」


「今まではどうされてたんですか?」


「えっ?それはこうブチッと」


なるほど。薬師が怒る訳だ


「これからは先程教えたように刈っていって下さいね」


「はい!」



しばらく雑談をしながら薬草を摘んでいく。


「へー マロンさん達はパーティなんですね、D級の」


「はい。でもなかなか上手くいかなくて、装備にもお金掛かるし、宿代も掛かるし」


「なるほど。余程僕は運が良かったらしいですね」


「いえいえ、ユウさんだったら、きっともっと上手くやれてたと思います」


まあスライムだから飲食がいらないし、魔法があるから武器もいらないし、アレ俺って省エネスライムじゃん


「マロンさん達もきっと上手く出来ますよ、ほら現に薬草もこんなに綺麗にたくさん。これなら薬師の人も喜んで受け取ってくれますよ」


「はい!全部ユウさんのお陰です。」


可愛い笑顔で喜ぶマロン。この娘ちっちゃくて可愛くて守ってあげたくなるな



すると後ろからリンさんとベラさんとジュリアさんが歩いてやってきた


「ジュリアー!」

と叫びながら走り、マロンさんはジュリアさんに抱きついた。


「ケガはもう大丈夫?心配したよ〜」と言って顔をグリグリしている


決して羨ましいなんて思っていない。思ってない!大事な事だから2回言った。

なぜならこのジュリアさん胸が大きいのだ!

倒れていた時は鎧を着ているせいで分からなかったが、今は脱いでいてその大きさがわかる。

そこに狙っているのかはわからないがマロンさんが顔をグリグリしている。眼福だ


ジュリアさんがこちらを見る


『な、何かな?べ、別に見てないよ、マロンさんのせいで(お陰で)キミの胸がブニャンブニャンになっているところなんて!見てない!ちょっとは見えたが』


「ユウ様、この度は私や他の子達を助けて頂きまして本当にありがとうございました。」


と丁寧にお礼を言ってきた


「いえ、困っていた所を見過ごせなかっただけです。実際にあなたを助けたのはリンさんです。お礼ならリンさんにお願いします」


「お話は先程リン様とベラから聞きました。

すべてはユウ様のお陰だと」


『全然話聞いてないんじゃない?』


「ユウ様には私だけでなく、マロンやベラの命を救って頂きました。

私達のすべてをもってこの御恩を返していきたい!

私達「薔薇の剣」は今日より貴方の剣となり、身も心も全て貴方に捧げます」



「「エエエェェーー!!!」」俺とマロンが叫ぶ



「ちょ、ちょっと何言ってるか分からないんですが」



「そ、そうだよージュリア

そ、そんな事いきなり言われてもさ」


ベラはジュリアの後ろでモジモジしている


『あんれーあの子あんなキャラちゃうかったやろー

「何を言っているんだ!」みたいな強気お嬢様キャラだったんちゃうんかい!何が起こったんやー』


「では聞きますがマロン。貴方はどのようにしてユウ様にこの多大なる御恩をお返しするのですか?ただお金を借りただけでなく、大恩の方リン様に、事もあろうか剣を向け、倒れた私達を自らを囮として強大なモンスターから身を守って下さったユウ様に。私達はどのようにしてこの御恩にお返しが出来るのか、」


「…」


「幸い私達は女性でありユウ様は男性。

殿方は我慢出来なくなる日があると聞きます。

そこで私達が力及ばないですが御奉仕を行い、少しでもお返しとさせて頂けるなら幸いじゃないですか」


『あかん。この娘暴走しとる』


周りを見ると

リンさんはうんうんと頷いている(アホか)

ベラさんは顔を真っ赤にしてモジモジしている(可愛いけどそこは強気で言い返そうよ!)

ジュリアさんは…(もうダメですわこの人、目がいっちゃってるもの)

マロンさんはちっちゃい手をニギニギして「確かに」とか言ってしまってるし、

なんなのこの娘達、そろいもそろってアホな娘ばっかや!!




「とりあえずみなさん落ち着いて下さい。

僕は確かにお金は貸しました。なので返してもらいたいです。これはベラさんにもお話しましたが、ゆっくりでいいのでと言ってあります。」


「そして、ベラさんがリンさんに剣を向けた事。これはベラさんがリンさんに謝罪をして終わっていると思いましたが、思うことがあるのであれば僕ではなくリンさんへ」


「ジュリアさんにリンさんが回復魔術を使ったのも僕ではなくリンさんへお礼してあげてください。」


「最後にあのミーノというモンスターの件ですが、確かに囮を買って出たのは認めますが、あの状況で一番全員が生き残れる可能性があった手段に賭けただけです。

たまたま、モンスター図鑑に書いてあった事を踏まえやっただけの事なんです。崖から落っこちたのも運ですしね」


「ですからみなさんには、そのような事はして頂かなくていいですからね。またみなさんで冒険者として依頼をこなし、その報酬の何割かを返して頂ければ僕は満足なんです。」


「で、ですが!」


「もし、僕が困った事があれば」


「薔薇の剣のみなさんが助けてくれると嬉しいです。」


と笑顔でいうと


リンさんはうんうんと頷く。(あんた止めーや熊やろ)


三人は何か言いたそうにしているが


「あ、せっかくなのでみなさんにこの薬草採取をお手伝いしてもらってもいいですか?

もちろん道具はお貸ししますし、報酬も分けますので」


「そ、そんな!お手伝いはさせて頂きますが報酬なんて貰えません。只でさえ」


「じゃあ今回はお手伝いだけで、みんなを助けたお礼として手伝って下さいね」



「「「はい!」」」



と言ってリンさんを含めみんなで薬草を採取した





『あっぶねー。あんな年頃の女の子に身も心も何て言われたら、暴走してグーラをMPの続く限り出しまくって、あんな事やこんな事をするところだったぜ。(最低)

何とか切り抜けられて本当に良かった。

あのジュリアって娘よく見たら綺麗だし、デカいし

ベラもキツめの顔つきと口調だが可愛いし、

マロンもちっちゃくて可愛いし、危なかったわ』



みんな仲良く薬草採取をしてリンさんに別れを告げる


「もう行っちゃうんだね」


「はい。お世話になりました。宿屋のペロさんにもリンさんとの事お話させて頂きますね」


「それは構わないがユウ、立派な薬師にしてやるから、またいつでも来なよ」


「はい。薬師うんぬん遊びに来ますね」



「「「お世話になりました」」」



「あんた達は…わかってるね」



「「「…はい!」」」


『何そのレディ会話、超コワひ』


「じゃあ行きます」



と行ってドリントルに戻るのであった…が


あれ?薔薇の剣の方々も付いてくる


「あれ?どうかしました?」


「はい。私達もドリントルから来たので」


なるほど、なら仕方ないな


「では一緒に戻りますか?」


「「「はい!」」」



そうして俺と薔薇の剣の三人は他愛のない会話をしながらドリントルに向かうのであった


一気に仲間が増えました


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