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見習い冒険者

真新しい皮の防具一式を装備し冒険者ギルドへやってきた。

広い入り口を眺めるがあまり人がいない


「あれ?冒険者が多いって聞いてたからたくさんいるかと思ってたけど全然いないな、

まあいいか」


俺は冒険者ギルドの中に入る



中は思っていたより明るい。

魔道具による照明(ゼソットさんに聞いた)らしいが、中央に大きなシャンデリアのような照明具があり、部屋全体を明るく照らしている。


正面に総合受付と書いてある。ヘンテコな文字なのだが何故か読めるし書ける。

横には食堂兼酒場という看板があり何人か酒を飲んでいる姿が見える。

奥の方には素材受取と書いた看板があり、手前には広く依頼手配①、②、③とあり依頼受付もある


とりあえず総合受付に行くと、とてもキレイなお姉さんが事務作業をしている


「あの〜すいません」


とそのキレイな女性に声を掛ける。目線だけをこちらに向けて何やら確認すると笑顔で「どうかされましたか?」と聞いてきたので


「冒険者になりたいのですが、どのようにしたらよろしいのでしょうか?」


するとその女性は髪を耳に掛け後ろにある書類を取り渡してきた


「こちらに必要なことを記載して頂きまして提出していただきます。

文字の読み書きはできますか?

代筆が必要でしたら係の者を呼びますが」


「あ、いえ大丈夫だと思います。分からないことがあったらお聞きしてもよろしいでしょうか?」



するとその女性はさらに笑顔で


「はい。もちろんです

横に書く場所もありますのでそちらをご利用ください」


と話の内容は事務的なのだがとってもキレイな女性が笑顔で言うもんだからドキドキする(何が?)

と、とりあえず書類を受け取りすぐ横のテーブルに移動して書類を眺める。


種族

LV

職業

名前

年齢

連絡宿


得意な武器


魔法


その他アピールすることがあれば



と書いてありとっても簡単そうに見えた

だがレベル?何ぼだったっけ?

職業?冒険者ちゃうの?

年齢はどーしよ。35だけどスライムはまだ0歳

でもさすがに0歳とは掛けないし

連絡宿とは何ぞ?

ヤバい聞かないとわからん



種族 人

LV

職業

名前 モリタ ユウ

年齢 35

連絡宿


得意な武器 槍


魔法 雷術


その他アピール なし



とだけ書いてもう一度総合受付に持っていく。


先程のキレイお姉さんの所に戻る


「あのーすいません。わからない箇所がありまして」


「どこがわかりませんか?」


と言ってまた髪を耳に掛けググッと寄ってくる


『あかん。近すぎる惚れてまう』


「えっとここのLVと職業ですか、職業って冒険者とは違うのでしょうか?後連絡宿ですね」


と言うと受付の女性は少し困った顔で


「えっとユウ様ですね」


「はい」


LVはご自分の手を見ながらステータスと唱えて頂くとステータスが見えますよね。そこのレベルをご記入して頂きます。任意ですが高く書きすぎるとパーティーに迷惑が掛かりますので。


職業はみなさん10歳のお誕生日に教会に行き祈る事で職業神さまよりご自分合った職業を頂いたはずです。その職業を記入して頂きたいのです。

これも任意ですが別に商人や農家だからといって冒険者になれない訳ではございません。


連絡宿は現在宿泊している宿や家を持っていたらご記入して頂く欄です。何か連絡することがあった時に職員がお伺いできるように記入して頂いております。


後、レベルや職業、連絡宿が変更、変わった時は受付に申し込みして頂ければ変更手続きも行なっております。



「ご丁寧に説明して頂きありがとうございました。

もう一度記入し直しますね。」


と言ってテーブルに戻る



『マジか!手を見ながらステータスって言うのか!知らんかった!エルさん(竜)ったら教えてくれないんだもん

それと教会か、職業神ってスライムが行ってもいいものなのかな?ま、今度行ってみようかな』


まずは、自分の手を見ながら小さい声で唱えてみる


「ステータス」


すると頭の中に自分のステータスが浮かび上がる


横で受付のお姉さんがクスっと微笑む


『惚れた!絶対惚れたもん!あんたがいけないんだ!』


などと思いながらステータスを見る




種族 スライム

名前 守田 優


LV 14


HP 104

MP 549


力 39

守 45

早 48

魔力 42


魔法 雷術


スキル 【槍術】【MP増大(特大)】【HP自動回復】【状態異常無効】【変異】【変体】【念話】


おおー!自分のステータスを初めてみた。

レベル上がったな〜 頑張ったもんな〜

後MPめっちゃ高っ!!きっとエルさんから貰ったスキルのおかげかな〜


これでLVは書けるけど職業は書けないな〜

商人でいっか、後で変えれるみたいだし

宿も決まったら変えてもらおう


ということでちゃちゃっと書いて受付のお姉さんに渡す。



「お待たせしてすみませんでした。」


と言って書いた紙を渡す。


「すいません、連絡宿はまだ決まってませんが決まったら変更しに来ますので」


「いえいえ、滅多にこちらから連絡するなんて事はないので無記入でも構いませんよ

ギルドランクがC級やB級の方にはお願いしていますが」


「ギルドランクですか」


「ええ、そうです。緊急事態の時に召集をかけるのに必要になりますので。BとC級の冒険者の方には必ず書いて提出して貰っています。」


「どこか違うところに行ってしまう場合はどうするのでしょう?」


「はい。こちらもC級以上のランクの人のみですが、どちらに向かわれるのかはギルドに報告して頂いています。他の町やダンジョンなどに籠られる時も何処の町に行くのか、何処のダンジョンに挑戦するのかもお聞きしますね。任意ですけど」


と微笑む


『だから!可愛いからやめろって!(やめないで)』


「そうなんですね」と平静を装っているがドキドキ中である


「記入は問題ないのでギルドカードをお作りしますね。

手続きとカード作成料で銀貨3枚掛かりますが、お手持ちはございますか?無ければギルドで貸し付けも行なっておりますが」


「あ、はい大丈夫です。銀貨3枚ですね」袋から銀貨を3枚だしお姉さんに渡す。


「はい。確かにお預かりいたしました。

カードを作るのに少し時間が掛かりますのでその間にギルドの説明をさせて頂きますね」


と微笑む


「よろしくお願いします」ダメだ惚れたわ。俺この人と結婚しよ(あんたスライムや)


「それでは先程の書類の2枚目をご覧下さい」


さっき貰った書類に目を通す


「冒険者とは魔物やモンスターを狩ったり、商人や要人の護衛の任務もあります。時には住人からの依頼や薬師の方からの依頼もあります。主に薬草の等の採取ですね、あちらにボードがあります。そちらに貼ってある依頼をご自分であちらの任務受付に提出してもらい受理されましたら任務開始です。

ここで気をつけないといけないのは自分に見合わない任務を受ける事です。

ランクやレベルが低いのに高難度の任務は基本受けれません。何故なら討伐系の任務は大怪我をしたり死んでしまう事が多いからです。

ギルドは保障などはありません。全て自己責任なのです。なのである程度の目安としてギルドランクやレベルの開示をしてもらっています。」


「はい。」マジメだ。でも可愛い


「ユウ様にはまずギルドランクF級から始めて頂きます。これ全員なのです。凄い魔法を使えるからとか誰にも負けないと言って高いランクを要求される方もおりますが、まず冒険者とは何なのかというのを知っていただく為にもコツコツをランクを積み上げていってもらいたいのです。」


「はい。わかります」君が天使だという事が


「しかし、あまりにも高レベルの人が低いランクにいるのも問題がありますのでギルドマスターのご意向で高ランクになられる方もいるのです。

最近は強いモンスターも少ないのでいいですが、少し前は強いモンスターが多く住人にも被害が出てしまい大変な時期があったと聞きます。」


「ギルドランクはF→E→D→C→B→A→AAとなり最後はS級まであります。S級は只今おりませんので現在の最も高いランクはAA級の方々になります」


そこまで聞いたところで後ろから違うギルドの職員さんがお姉さんにカードを渡してくる


「あ、はいユウ様のギルドカードが出来たようですね

このカードを門番の人に見せてもらえば冒険者の証明なり何処の町や国にも行けるようになります。

無くしちゃうと再発行でまた銀貨3枚かかっちゃうので気を付けて下さいね」と言って灰色のカードが渡された


「は、はい。気を付けます」


するとまた笑顔になる受付のお姉さん

マジ天使!ハネムーンは月に行こう!(錯乱)


それではこれで手続きは完了です。


「丁寧なご説明ありがとうございました。

また分からないことがあれば教えて下さい」


「もちろんですユウ様

あ、私は総合受付のステラと申します。

種族はハーフエルフです。いつでも気軽に声を掛けて下さいね」


と最高の笑顔をしてくれた


「は、はい」 し、死んでしまう〜ステラ君が美し過ぎて(混乱、錯乱、魅了)『状態異常無効さ〜んお仕事して下さーい』





総合受付でギルドカードを受け取りフラフラとボードの所に行く


ボードにはあまり依頼がないようだ

一つ一つ見てみると、残っているのは雑用ばかりのようだ。

・犬の世話(5匹)1日 報酬銀貨2枚

・シロドリの解体 1時間に付き報酬銅貨5枚


う〜ん

どれもイマイチだ。残ってるわなこりゃ


最後は

・薬師マリ(薬草の採取)5枚につき銅貨5枚


おっ、これはいいんじゃないの?

張り紙を外し依頼受付に持っていく


「すいません。この依頼を受けたいのですがよろしいでしょうか?」


カウンターの奥にいたキリっとしている男性職員がこちらに気付き「依頼の手続きですね、ギルドカードの提示をお願いします」


と言ったので先程もらったギルドカードを渡す


「ふむモリタ ユウさんですね。F級と」


「ダメでしょうか」


「いえ、こちらの依頼はランク制限はありませんので。しかし」


「しかし、何でしょう?」


「失礼ですが薬草をご存知ですか?」


「あ、そういえば分かりません」


「そういうことです。この依頼の薬師マリ様は細かい人で違う草を持ってくると後でギルドにクレームが入るんですよ。なのでこちらも慎重に依頼を受ける人を選ばないといけないのです」


「そうですね。雑草を持ってきてもらっても困るでしょうし」


「ギルドには図書館という施設が2階にございます。

持って行ってはダメですが、調べてから依頼に行くという事でしたら受理いたしますがいかがなさいますか?」


「えっ?あ、はい。私も調べてから行こうと思っていたのでそれでいいのであれば受けたいです。」


「わかりました。それでは…」


「はい。こちらで手続きは完了いたしました。期日は今日より7日間で図書館の利用時間は夕方7時までとなっております」


ギルドカードが返ってくる


「はい、ありがとうございます。きちんと調べて薬師様にご迷惑をかけないように依頼をこなします。」


「それでは失礼します」



頭を下げカウンターから離れ二階に上がる。

今日は図書館で薬草を調べて宿をとって明日から薬草採取かな。図書館の受付でギルドカードを提示して様々な本の中、薬草全集という本を見つけ読書にふけるのであった。




念願の冒険者!

スライムでもバレなきゃ無問題

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