ドリントル 4
ゼソットさんからお金と無限ポーチを貰った俺は町へ行くため屋敷の門へ
ゼソットさんとダリルさんと老紳士とメイド(かわいい)が見送りをしてくれる
「本当に何から何までしていただきまして、ありがとうございました」
「これからの旅のご無事をお祈りさせて頂きますね。何か困った事が有りましたらいつでも頼って下さい。いつでも門を開けて待ってますね」
「お気をつけて」
とみんなに見送りされて移動を開始する。
「あっそういえば」
たったったっとゼソットさんのところに戻り
「ゼソットさん。これを森で見つけたので食事やポーチの代わりと言っては何ですが受け取って下さい」
と言って布にグルグル巻きにしたのを渡す
「それじゃあ」
と言って町に移動する。
「ゼソットさん何貰ったんです?」
「さあ、何でしょう」
と言って布を取る
「こ、これは魔石!しかも何だこのサイズと色は!」
「こ、こんな魔石見たことないな」
「お、おそらくA級のモンスターの魔石に違いない。
な、なぜこんな物を」
「まさかユウさんが」
「いくらなんでもA級のモンスターだぞ。軍でも出さないと倒せないモンスターの魔石をあんな布に」
「我々の想像つかないな」
「そうですね。これを適正なところで売れば屋敷の一つや二つ手に入るのに」
「また借りを作ったねゼソットさん」
「そのようですね、せっかく少しは返せたと思っていたのに」
「大した人だよホント」
「そうですね」
ゼソットは大事そうに紫色に光る魔石を懐にしまい屋敷に戻っていった
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
まずは服屋だな
ゼソットさんに街中でその格好はマズイと言われたのだ
そう。あのオークキングのボロボロの服のままなのだ
サイズも合ってないし、黒焦げの部分もあるし服を買おう
そうして歩いていると色々な店がある
目に付くのは出店
美味そうな匂いを出し、何の肉かはわからないが焼き鳥のようなものを焼いている。
「うまいよー!シロドリの串焼きだ」
知らない魔物の肉を焼いているようだ
他にはガラクタにしか見えない道具を売っている出店や
フライパンみたいな物や鍋を売っていたりとフリーマーケットのような感じで、みんな生き生きしているように見える
活気があっていいな
そういえば今更だけどこの世界の言葉って日本語だな
普通に話してて気付かなかったけど、ここって異世界なんだよな?言葉も違うしと思ってたな
そうこうしてるうちに目当ての服屋に着いた。
どうやら服屋と防具店が繋がっているようだ
「ごめんくださーい」
といいながら店内に入る
やはり目立つのは女性用の服で男性用はどこにあるんだろか
「はーい」
と言って奥から30歳くらいの女性が顔を出した
「すいませんがゼソットさんからここで服を買うようにと言われたのですが、それとコレを」
ゼソットさんに言われた通りに店員さんに手紙を渡す
「ゼソット社長ですか!それはそれは、ではこちらに」
あの人社長さんだったんかーい!
まああの屋敷だしな普通じゃないとは思ってたけど
そうして店員さんに見てもらいながら選ぶ。
選んだのはインナー6枚で黒と茶と白2枚づつと黒の長袖シャツと紺のジャケットのような服
ズボンも3本くらい黒2着と薄い茶のような色のズボンとベルト、後パンツも柄違いで6枚と靴下も黒っぽいのを6枚選んだ。
いくらですか?と聞くと店員さんに「お代は結構ですと言われた」そうはいきませんよ!と言うと店員さんが手紙に書いてあるのでお代は貰えないんですと言ってきたので渋々頷き無限ポーチにいれた。
そうだ!手紙には防具の事は書いてないですよね?
と聞くと困った顔で「ええ、まあ」と言ったので
今から冒険者ギルドに行くのでカッコイイの選んで貰えますか?と言うと店員さんは笑顔でコレなんかどうですか?と対応してくれた
そして選んだのは皮の鎧と皮の手甲、膝から下を守る皮のレッグスと頑丈そうな靴を選んでくれた。
これはキチンとお金を払います。と強く言うと
苦笑いをしながら全部で2800Gになります。と言われたのでゼソットさんから貰った布袋から金貨2枚と銀貨8枚を渡し
「これでいいですか?」
と聞くと「はい。ちょうどになります
ありがとうございます」と言って「装備していきますか?」と聞かれたので
「はい!」
と答え皮の防具一式を装備して外に出た。
それにしてもゼソットさんめっちゃお金くれたみたいだ。
小袋にはまだたくさんの金貨や銀貨がありしばらくは生活していけそうなくらいだ
この世界の貨幣は石貨、鉄貨、銅貨、銀貨、金貨、白銀貨とあるみたいだ
日本円で考えると石貨が一円で鉄貨が十円、銅貨が百円で銀貨が千円金貨は一万円で白銀貨は100万円らしい
宿屋のこの町の相場は銀貨3枚程なので金貨1枚で3日は泊まれる計算になる。
ゼソットさんには感謝してもしきれないな
色々なお店を見て回りながらゼソットさんに言われた道を歩いて行く。
すると一際大きくて目立つ建物が見えてきた。
この世界では珍しく木造でなくレンガを重ねた作りで、おそらく3階建てであるように見える
隣には大きな倉庫のような場所があり裏手にはグラウンドみたいな場所がある
「今日から俺も冒険者だ!」
期待を胸に広い入り口から冒険者ギルドに入っていった。
やっと冒険者ギルドです
スライムですが冒険者になれるでしょうか




