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正義の怪盗ゼロ 2

ドリントルの屋敷に獣人の子ども達を置き面倒をメイド長達に任せ俺とフレイとシャオミーと白狼は先ずはキマジエルに飛ぶ。

そこからは歩きと言うか走りで次の町サイゼリオに向かった。

今は深夜なので外には誰も歩いていない。たまに出てくるモンスターもゴブリンやボアといったモンスターしかいないので無視して走っている。




サイゼリオまでは通常馬車で半日くらい掛かるが夜なのでシャオミーは早く行動できるし、フレイも獣人特有の動きで早く移動できるので、あっという間にサイゼリオに到着した。



門には眠そうにしている兵士がおり、近くに他の入り口は無さそうだ。

俺はポーチから麻酔狙撃銃を取り出し兵士にエイムを合わせる。




「ちょっと、何その魔道具!殺しちゃわない?」

と初めて見たフレイはビックリしている




「大丈夫です。これは眠らせるだけですから」




俺は兵士の頭を狙って引き金を引いた




「バシュ!」




サプレッサー付きの為殆ど発射音もなく弾は発射され、兵士の頭に弾が当たると兵士はその場に倒れて眠ってしまった。




「凄い魔法ね、ここからめっちゃ離れてるのに眠らせるなんて」

とフレイは絶賛してくれる、結構嬉しい




「あの兵士には恨みも無いですからね、とりあえず眠ってもらって、こっそり中に侵入しましょう。」




「分かった」





俺は眠らせた兵士に鑑定魔法を使う

兵士の名前はマック、レベルは57と結構高い





門を見ると大きな門があり、その横に兵士が出入りする小さいドアが付いている。

俺は変体を使ってマックに変身してドアをノックする。フレイとシャオミーには草むらに隠れて貰っている





「なんだ?交代はまだだぞ」

とドアが開き兵士が言ってくる



「いや、なんか向こうに変な光が見えてな、ちょっと確認して来ようかと」




「ん〜どこら変だ」




「ほらあそこ」

と言って兵士の横から魔法を使う




「ヒプノティズム」




バタンと音を立てて倒れる兵士




俺は合図を送り門の中に入る




中には詰所があって兵士が寝る場所があったので、2人ともそこに寝せておく。





「あんたその魔法凄いわね、そっくりだったわ」

とフレイに褒められた




「さ、最近覚えたんですよ。急ぎましょう」





(あ、あぶねぇ。これってスライムのスキルだから魔法って言っておかないとバレちゃう)




シャオミーはジト目でこちらを見ているが、俺は苦笑いを返してそのまま町の奥へと歩いていく。




「次もこの町の町長の家なの?」




「いえ、この町の富豪のお宅ですね。

名前はキンバリー・モンドと言ってモンドファミリーの頭領です。」




「なんか如何にもロクでもなさそうなファミリーな感じね」




「ええ、名簿には悪質な金貸しをして冒険者や市民を苦しめているような人ですね」






俺たちはそのモンドという金貸しの屋敷に到着した。屋敷はこれまた大きく捕らえられている子どもを探すは大変そうだ。

しかも屋敷にはまだ深夜なのに警備をしている奴らがいて、侵入は難しそうだ。




「どうするの?ユウ」

とフレイが少し不安そうに聞いてきたので





「正面からは難しそうなので裏から侵入しましょう。シャオミーは血を吸うと吸われた人を眷属に出来るんでしたよね?」




「そうね、でも3日で効力が無くなる」




「十分ですね、では裏から侵入して誰か詳しそあな人の血を吸って貰い案内してもらいましょう」




「吸い過ぎないないようにしないと」





「コワっ!吸い過ぎたらどうなるんですか?」




「え?干からびて死んじゃうけど」




「ではちょっとだけにしておいて下さい。」




「分かった。」




では裏口に回りましょう。




俺たちは姿を消して裏口に回る。

裏口にも見張りはいるが、正面に比べると少なくドアの両横に立っている2人だけだった。




「ではフレイとシャオミーで2人を気絶させて下さい。近くまで姿を消して行って同時に声を出させずに出来ますか?」



「問題ないわ」


「普通に気絶させるだけなら大丈夫」




ステルスの魔法を使って見張りの中間に移動してフレイとシャオミーに見張りを気絶させてもらう。




「な、何もグハッ!」



「え?ゴホゥ!」




あっと言う間に2人を気絶させる事に成功したので俺は見張りのポッケから鍵を見つけてそれをポッケに入れて、2人を担ぎ近くの小屋に閉じ込める。




裏口のドアには鍵が掛かっており、見張りの持っていた鍵を使うとすんなり入る事が出来た。

俺達はまた姿を消してモンドの屋敷に潜入した。




所々にランタンがあり真っ暗ではないが初めて入る屋敷はまるで迷路のようだった。

俺はスキル超音波を使いマップを頭に作成する。



この時間はみんな寝ているので気配は探りにくいので熱源探知のスキルを使って生物の位置を確認した。




「恐らくこの屋敷の家族は二階の部屋で寝ているこの3つの反応、一階は使用人かな。

地下室があって反応が小さいのが4つ、これが子ども達かな」



「なら地下に行きましょう!」



「でもマップだと地下に行く通路が見つけられないんだよな〜、これは何処かの部屋の隠し通路から行くみたい、予定通りこの屋敷に詳しい人から聴き出すしかないかな」




「なら使用人?」




「いつからここに居るかも分からない人物より、初めからここに住んでいる者の方が分かるかなと」





「じゃあ二階ね」





俺たちは静かに素早く二階に上がり反応がある部屋に行く、裏の見張りが見つかる前に終わらせないと面倒だからだ。



そこで寝ていたのはモンドの娘かな?まだ10歳位の女の子だった。




「シャオミー、ちょっとだけ血を吸って眷属に出来るもん?」




「うん。少しだけなら明日には元に戻っちゃうと思うけど」




「ならそれでやってみて」





シャオミーはその女の子の首筋に歯を立てて血を少しだけ吸っている。

美女が女の子の首筋に歯を立てている絵は見ていてなかなか悪くない。

これからも積極的にやってもらおう




「ねぇ、あんた変な顔になってるわよ。変な事考えてるでしょ」

とエスパーフレイさんが俺の思っていた事をズバッと当ててくる




「イ、イヤダナア。ヘンナコトナンテカンガエテナイヨ」




「ふーん、なら良いんだけど」




(アトモスめ!一体どんな修行したら心を読めるようになるんだ!俺にも教えてくれよ!)





俺がアホな事を考えている間にシャオミーの眷属化は終わったようだ。

女の子はムクッと起き上がりシャオミーに話し掛けてきた。




「ご命令を」




と小さい女の子が言うセリフではないがシャオミーは普通に接している



「何て聞けば良いかな?」

とシャオミーは俺に聞いてきたので




「この屋敷の地下への通路は何処にあるの?って聞いてくれる」




シャオミーは女の子に俺が言ったセリフをそのまま伝えた。女の子は



「地下室はパパしか行けません。パパの持っている魔道具をある部屋で使うと開く仕組みになっています。」




「その地下室には何があるか知ってる?」




「いいえ分かりません。それを聞いたり探ろうとするとパパは物凄く怒るので私達は知りません。」




「その魔道具の場所は分かる」




「はい、こちらです」




と女の子はシャオミーを連れて誰もいない部屋に入っていく。




その部屋の本棚の本の隙間にスイッチがあり、それを押すと本棚がスライドして壁に小さい穴が空いていて、そこに箱があった。

その箱を女の子はシャオミーに渡すと



「それが魔道具です。それをあの部屋で使うと通路が現れて地下室に行くことが出来ます。」




「君は何でそれを知っているの?怒られるんだよね」




「たまにそうして地下室に行っている所を何度か見てしまい知りました。でも入ると怒られそうなのでまだ入ってはいません。」




「そっか、ここは入らない方がいい。」




「分かりました。」





そして俺たちは通路がある部屋に入る。

一見何でもない普通の部屋だが、床の絨毯を捲るとその魔道具がピッタリとハマりそうな穴を見つけたので嵌めてみると、ズズっと床の板がスライドして階段が現れた。





「よし!シャオミーはここで女の子と一緒に見張りを、俺とフレイで中に入ろう。

白狼はシャオミーに何かあったら助けてあげてね」



「オッケー、でもユウ下から血の匂いがするから気を付けてね」




「分かってる」




俺はフレイと一緒に地下室へと降りていった。









地下室は薄暗くジメッとしている。

確か名簿ではこの家には獣人の子どもは2人の筈だが反応は4つ。ハズレかもと思いながら降りて行き、反応がある部屋を覗いてみる




拳を強く握りプルプルと震えているフレイと、この屋敷を吹っ飛ばしやろうと思う俺が居た。




牢の中には傷だらけの子ども達が4人薄汚れた毛布の上に身を寄せ合って眠っていた。

トイレのような穴は空いているが、匂いも酷く硬い石畳に毛布がたった1枚しかなく、そこに獣人の子どもが2人と人族の子どもが2人が寒そうに震えながら眠っていたのだ。




俺は腰から夜斬りを抜き魔力を込めて牢を斬る!

思わず全力で込めた魔力を受けた夜斬りの斬れ味は物凄く、鉄のような金属で出来た牢を豆腐を切るかのように斬り刻み、一切の音を立てる事なく牢は意味を無くした。



「フレイ!介抱を」



「分かったわ」





俺は特に傷の酷い獣人の女の子の側により回復魔法を使う。

みるみる内に回復していく子どもを見て少しだけ安心する



「大丈夫かい!」



と少し大きめの声で獣人の女の子に声を掛けると、目を覚まし俺を見るとパッと離れて頭を抱えてしまった




「やめて、やめて!お家に返して!」







「フレイ、頼む」




「分かった」




俺は他の子ども達も全員回復させると、みんな同じ様な反応をしてしまい困ってしまう。

上にいるシャオミーを呼び、眷属となった女の子は元のベットに戻り普段通りに戻ってもらう。






俺はポーチから羊皮紙を取り出し置き手紙を書き殴る。

内容は

〔子ども達は貰って行く。こんな事は絶対許されない覚悟しておけ!俺は怪盗ゼロだ!〕

と言う内容だ。




子ども達はみんな傷は無くなったが、ご飯も碌に食べさせてもらっておらず、衰弱していたので急ぎドリントルの屋敷に戻り暖かいご飯とお風呂と寝る場所を提供して、安心してもらう。




流石にすぐには信用してもらえないだろうと言う事でフレイには屋敷に残ってもらい子ども達のケア係をしてもらう。

俺は引き続き子ども達の奪還。

シャオミーと共に売られた子ども達を探しに行く。




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