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正義の怪盗ゼロ

「マジでコイツら屑ね」


「ええ、全く人の事を何だと思っているのか」




俺達が今いる場所は帝国のキマジエルの町長の家の地下にある広い闇オークション会場だ。

攫われた獣人の子どもを助けに来たはずだったのだが、何やら怪しいヤツらを付けて来たらこの場所に集まっており、まさかここで更に獣人の子どもがオークションにかけられていたなんて、




もしオークションが成立していたら救出は更に困難になり時間が掛かればそれだけヤツらに何をされるか分からない。

フレイと一緒に早めに行動して良かった。

今なら彼らを助けられる





俺達は姿を消しながらオークションが終了するのを待った。





「ユウ、コイツら殺してでも救出して来ていいかしら?」


とこの猫美人娘は恐ろしい事を言ってくる



「フレイ、ちょっと私に考えがありますのでもう少しだけ我慢出来ますか?」




「ま、アンタなら信用してるし別に待つけど…」





「おそらくオークションが終わり、買った人の帰りに一人一人に獣人の子どもが手渡される筈です。」




「そうね」





「だからこのオークションが終わり次第獣人の子ども達が連れて行かれる場所に潜入して、そこでみんなをドリントルに運びます。」




「この腐った奴らは放っておくの?」




「ちょっとだけ痛い目に合ってもらおうかと」




「そう、ならユウに任せるわ」




「おっとどうやら終わった様です。では行きましょう」






オークションは終わりを迎えた。

オキシムという名のカエル野郎は女の子2人は残し男の子と女の子2人をそれぞれ500万ギラで販売して残りは後日にと言って後ろに下がっていった。

買ったのはジジイとおばさんとデブなオッさんで皆んな買えたことが嬉しかったのか、オークションが終わった今でも席でワイワイと騒いでいた





俺は創造魔法を使いここに居る全ての人の情報を得る



「創造魔法【鑑定】」




この魔法を使えば、その人の名前や強さが分かるようになるし、武器やアイテムに使えばどんなのか知ることが出来る魔法を創造した。





俺たちはコイツらの顔と名前を覚えておき、後でアルト殿下に報告しておこうと思いながら、連れて行かれた獣人達を追った。






着いた場所は酷い場所だった。

腐臭にまみれ薄暗く、寝起きしている布団も洗濯された感じも無く、ただただ酷い場所だと思う。

そんな場所で買われた獣人達は係りの人に洗われ少しだけまともな服を着せられていた。




俺は気配察知を使い近くに誰もいないのを確認する。

この部屋にいる係りが2人、部屋の外に2人。

先ずはこの部屋にいる係りの人に向けて魔法を使う。




「ヒプノティズム」


「ヒプノティズム」




ドサリと音を立てて部屋にいた係りの人達はその場で眠らせた。

それに戸惑う獣人の子ども達、俺とフレイとシャオミーは姿を見せると獣人の子ども達は驚いて座り込んでしまった。




フレイは優しく子ども達に話し始め、俺はポーチから羊皮紙を取り出しペンで置き手紙を書き、それを目立つ場所に置いた後





「皆さん、大変な思いをされてさぞお辛かったでしょう。

今日でそんな生活ともおさらばしましょう、私とここにいるフレイがあなた方を元の国である獣国へ送り届けます。

他にも同じような子ども達か居ますので、みんな揃って帰りましょうね」




獣人の子ども達は何が起こったのか分からず困っていたが、フレイが上手く話して誘導してくれた。

俺達はみんなで手を繋ぎ円になる。





「ディメイションワープ」







俺たちは獣人の子ども達と共にドリントルへと戻って来た。





「皆さん、ここは私の家ですから自由にして貰って構いません。

今からメイドを呼びますので、先ずは美味しいご飯を食べてゆっくりと休んでいて下さい」




俺はカトリーヌとメイを呼ぶ。

そしてニコライにも話をしてここに居る5人のご飯、寝る場所、お風呂を用意してもらった。




しばらくすると慣れてきたのか、獣人の子ども達はご飯を食べ始め、少しずつ会話もするようになった。

後は時間が解決してくれるだろう




「そういえばあの手紙には何て書いたの?」




「うっふっふ、あの手紙にはね…」









ワナワナと震えながら手紙を読んでいる者がいる。オキシムだ



〔拝啓 オキシム殿


貴殿は法を犯し人身売買というやってはいけない事をしてしまった。

さらにそれを他の貴族に売ろうとしていたので私は獣人の子ども達を攫うことにした。


もしこれを誘拐というのなら追ってくるがよい。

あなたが闇組織ダークレクイエムから買った事、ここにいた貴族達全ての人の名前も全て公表してみせよう。


帝国の皇帝であるユーミールさんがこれを知ったらあなたはどうなってしまうのでしょうね




折角買う事が出来たと思っているベッセル・ガートンさんとシンディー・ロガリアさんとバートレット・スガライムさんには上手く言っておいて下さいね



正義の怪盗 ゼロより 〕





「な、何故だ!!コイツは何故全てを知っている!!終わりだ、もし皇帝のお耳に入ってしまえば我らなど」



と頭を抱え込んで膝から崩れ落ちるオキシム







「全く何よゼロって、もっと良い名前無かったの?」

とフレイは笑顔で言ってくる



「う〜ん、咄嗟に出た名前ですしね深い意味はないですよ」




「とにかくありがとねユウ。あなたのお陰でこの子達は助かったわ」




「まだ終わってませんよフレイ、名簿にはまだ後12名も記載されているんですからね」



「もちろんよ、絶対にみんな助けるんだから!」




「じゃあ次行きますよ、次はキマジエルの隣のサイゼリオです」




「分かったわ!すぐに行きましょう」





「ユウ、あの子達可愛いね血吸っても」

とシャオミーがアホな事を言ってくる




「ダメですよ、機会があれば吸わせてあげますから我慢して下さい」





「むう〜」




「はいそんな可愛い顔してもダメで〜す、行きますよ〜」




「分かったわ、次は期待しておこ」





フレイは気にしていないようだが、普通血を吸うとか聞いたら引いたりしないのかな?


俺はこの世界の常識がまだ少し分かっていないみたいだった。



正義の怪盗ゼロ

すいません。ネーミングセンスゼロとは私のことです。

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