森の中 11
『水場もあるしちょっとここにここら辺に拠点とまでは言わないけど自分の寝るところが欲しいな』
泉の広さは目測で直径50メートルくらいの楕円形の泉で、岩はなく木で囲まれている。
適当な木の根の隙間を見つけてそこに入り込む
しばらくそこから景色を見ていると、鳥や鹿みたいな動物やトカゲなど様々な動物が泉に水を飲みにやってくる
『ここは平和なんだな〜。』
ここが異世界だという事を忘れそうになるほど森のゆっくりとした時間が過ぎていく。
ガサガサガサ!バキバキ
『んっ?なんだ』
鳥たちが音に驚き逃げていく、動物達もいなくなる。すると森の中から乱暴に枝を踏み折りながら、豚のバケモノがやってきた
そいつは豚みたいなのに二足歩行で体に布きれを巻いていて先端が尖った木の槍みたいなのを持っている
泉に近づいていきガブガブと音を立て水を飲む。
そのまま泉に入っていき木の槍で泉を突いている
「あれってオークかな?魚を槍で突きたいのかな?あんなに音を立ててやっても魚なんて取れないだろうに」
しばらく様子を見ていたらオークは諦めて森の中に戻っていった
「オークもいるんだなこの森、あいつを倒したら強くなれるかな」
隠れていた隙間から出てオークの後を付けてみる。
オークは木の実などをつまみながら奥へ奥へと進んでいく。
するとオークの前からゴブリン2匹がやってくる
「ギャッギャー」
「ギャーギャ!」
ゴブリン2匹がオークを威嚇する
俺はバレないように木の上に避難する
オークも「ブヒィー!」と声を上げ槍を降るう
ゴブリンは木の棒で応戦しているがオークは長い木の槍で力任せに払いゴブリンは吹っ飛んでいく
そこにオークは追い討ちをかけ1匹のゴブリンにトドメをさす。
ゴブリンはその隙にオークの頭を殴る。多少オークにダメージが入ったのか「ブヒィィ!!」と怒り、ゴブリンに槍を投げた。槍はゴブリンの太ももを貫通しゴブリンは逃げることが出来ない
そのゴブリンにオークは力任せにパンチを繰り出す
ゴブリンはもう動かない
オークはゴブリンに齧り付き、なんと食べ始めた。
『この世界は食うか食われるか、か』
オークはゴブリンに齧りついたままこちらを全く見ていない
『ライトニング!』
オークに大きめの雷が落ちた
オークは雷が落ち一瞬で黒焦げになり動かなくなった
『魔法ってヤバいな。特に漁夫の利なんて狙ってはいなかったけど結果的にそうなったね』
オークの近くに寄り動き出さないか確認する
『大丈夫だよな』
黒焦げになったオークをグーラを出して吸収する
5分位の時間をかけキラキラと体内に吸収していく
吸収が終わりゴブリンも吸収しようとしゴブリンの横に移動すると頭の中で
[レベルがあがりました]
『おおー これでレベル3かな。オークを吸収してなんか力が湧いてくる感じもあったし強くなってるんだよね』
残りの2匹のゴブリンも吸収し辺りを見回す。
『これだけの騒ぎだし、他のモンスターや魔物が寄ってくるかもしれないから、さっきの場所に戻るかな』
木の槍と木の棒は捨てグーラを出し移動する。
さっきまで居た泉の近くの木の根の隙間に潜り込み
もう暗くなって来たので寝ることにした。
オークは強そうなイメージ




