森の中 10
スキル【変異】は触手だった
『使いやすいように名前をつけよう。
…よし!この技は【グーラ】にしよう。特に意味はない!なんとなくグラトニーとかグッラップルガンとか色々思ったけど呼びやすいしな!』
そしてこの【グーラ】とてもよい!
ここは森ということで木がたくさんあり、枝にこの【グーラ】を付けてツタのようにして隣の木に付ける。そのまま次の木に付けてと繰り返すと移動スピードが飛躍的に上がった。
しかし、練習したけどこの【グーラ】一本しか出ないようだ。
形の変化は少ししかできないようだが、長さの調節は任意で遠くすればするほど細くなる。強度は太ければ強く、細くすると切れやすくなる。
【HP自動回復】のせいかそういう仕様なのかはわからないが切れてもすぐ治る。痛みもない。
先端部分は粘着性がありどこでもなんでもくっつく。
取ろうと思えばポロっと取れてくれるし、さらに吸収も出来るし、先端に意識を集中するとそこから魔法も使える。もう【グーラ】なしでは生きられない。は言い過ぎだが、とにかくとても使いやすいのだ
森の移動は【グーラ】で劇的に変わり木から木へ飛び岩から岩へと高低差も関係なく進んだ
しばらく移動をしていく。 崖を降り歩いてだと何時間もかかるような所にとても綺麗な泉があった。
『おおーこの世界に来て初めて水を見たな』
まだ時間は昼くらい。真上に太陽(?)が照りつけ泉の表面がキラキラと光を反射している。綺麗な泉の表面は鏡のようで景色を写している。そんな泉に近寄り自分の姿を見てみる
大きさはバスケットボール位で
形は何とひょうたんみたいな形
目見たいなものが離れ気味に2つ
口は3を90度傾けた感じ
色は黄緑色をしていた
『こ、これがオレか〜』
落ち込む
『も、もうちょっとカッコよく、いや、せめて可愛くならなかったのかな』
グロさはないが、適当感がパない
口とか3て酷すぎない!!
色も黄緑て、青ちゃうんかい!っていいたい
グーラを出してみる
グーラは見たけどやっぱり黄緑なんだな。最近キモいって思ったけど同じ色だし見慣れると別に変な感じはしないな
泉にグーラを伸ばしてみる
綺麗な泉にグーラが着水すると綺麗な波紋が生まれる
飲めるかな〜
吸収と念じるとグーラの周りがキラキラし始める
『う〜ん飲んでる感覚はないな
やっぱり吸収は吸収だな』
特に泉に問題はないみたいだし入ってみようかな
『それ!』
ジャポン!
泉に潜って周りを見てみると水色に輝いた世界になる
小さい魚たちが泳いでおり、こちらに寄ってくる魚もいる
『息はしなくてもいいみたいだな。苦しくない』
泳ぐことは出来なさそうなのでゆっくり沈んでいく
『綺麗だな〜水族館の魚にエサあげてる人もこんな景色見てるんだな〜』
久々の行水?で気持ちもリフレッシュ出来たと思うのでグーラを伸ばして泉を出る
『ふぅ。 気持ちよかった
ツルっとした体だから濡れないし見た目さえ気にしなかったらスライムって結構いいかも』
もう1度自分の姿を見る
『この形もう少し変えれないかな』
その場でジャンプして泉に映る自分を見る
ポヨーンポヨーン
『柔らかいのか着地したとき饅頭みたいな形になるな。 なんかこう体内の体液が動いてるような感じがする』
『こうして、ああして』
腹筋に力を入れたり体をクネクネさせる感じで
形に変化がないか確かめてみる
『おお!ちょっと変わった!真ん丸に近い形になれるな。もうちょっと!』
『ウギギギギギ』
頑張ると平たい形にもなれるし尖った形にもなるように出来た。でも形状は維持できないらしく油断するとボヨーンっと元に戻ってしまう事も分かった
『うん。自分の体積以上にはなれないし、小さくもなれないようだ
どんな形からでもグーラを使う事は出来るようだが油断すると戻ってしまうので練習が必要だな』
ようやく自分の姿がわかりました




