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深緑の森

朝になりお世話になった町長のアルセイユさんに挨拶をしてから俺達は首都に向かって歩き始めた。



ここから首都まではまともな道を通ると1ヶ月の道のりだが、カロンさんに聞いたところ、旅に自信があるとか、戦いに自信がある人は、広大な広さでモンスターが巣食う深緑の森を通れば、半分約2週間で行ける事が分かった。

昨日クリスとフレイと相談したところ早く着いた方がいいという話でその森を通って首都に向かう事にした。




深緑の森には獣道のような道があり、そこを通れば首都まで一直線らしい。

俺達はその獣道を進んだ。



山あり谷あり川ありで大変だが、俺達は荷物が無いし魔法で崖や川を越えれるのでそこまで苦はないようだ。



気配察知に反応がある、モンスターだ

ウルフ3体だが、今の俺達の敵では無い。

俺は夜斬りをフレイは風の槍わ構えてウルフを瞬殺した



「あ、レベルが上がったわ」

とフレイのレベルが上がったようだ



「良かったですね」



「たまに出てくるモンスターを倒しながら俺達は獣道を進んでいった。」




辺りが暗くなる前にテントを張る所を決める

ちょうどいい感じで窪みのある岩があり、そこにテントを張る事にした

食事をしてしばらく話した後クリスとフレイはテントで寝て、ナチュルは『ちょっと出掛けてくるね〜』とパタパタと飛んで行ってしまい、俺はテントの上で夜を過ごす



元の姿になり、深夜テントの上でボケーと月をながめていると

俺の近くにキラキラと光る蛍のような物が集まってきた




『うわ〜スライムがいるよ〜』

『変な色〜』

『こんなところに珍しいね〜』



と精霊の声が聞こえてくる

下でクリスとフレイが寝ているので静かに会話してみよう



『こんばんは〜皆さん、ここの精霊さん達ですか〜』




『うわ〜喋った〜スライムなのに〜』

『何で私達の声が聞こえるの〜』

『こんばんは〜』




『私達はこの森を抜けて人のたくさん居るところに向かっているので、少しの間お邪魔させて下さいね〜』




『うん、わかった〜』

『どうして普通にお話出来るんだろ〜』

『森荒らさないでね〜』




『特に荒らしたりはしないですし、私は精霊眼を持っているので、見えるし話せるらしいですよ〜』




『へ〜』

『そうなんだ〜』

『わかったよ〜』



そんな他愛の無い話をしながら1日が終わる

次の日の朝、目が覚めるとナチュルはポッケで寝ていて、精霊達は居なくなっていた

食事の準備をして俺はクリスとフレイが目覚めるのを待つ





「おはよ」

「おはよー、いつも早いわねユウって」



2人が目覚め食事をして、また獣道を進んでいく







2日目、3日目と同じ様に進みかなり森の奥まで来たようだ。

その日の夜もいつもの様に近くに集まる精霊達とおしゃべりしていると






『大変だ〜向こうで竜が暴れてて森がなくなっちゃったよ〜』

と1人?1つの光の精霊が慌てて飛んできた




『大変〜逃げないと〜』

『竜キラーイ』

『スライム君も逃げないと〜』



と騒ぎだした精霊達、するとナチュルがパタパタと飛んで来た




『ユウヤバいわよ〜ファイアードラゴンが遠くの方で暴れてるわよ〜』




『ドラゴンですか、何故暴れているのでしょう?』



『そんなの知らないわよ』




『ですよね、その場所は遠いですか?』




『う〜ん結構遠いかも』




『クリスとフレイを起こさないと』



『危ないわよ、しかもファイアドラゴンだから属性も相性悪そうだし』




『う〜ん、黙って行くのは』



『あんたスライムなんだし分身とか作れないの?』




『分身ですか…あ、ありますね分体ってスキルが』




『それを使っておけばあんたの力の20%位までなら使えるだろうし、ここを任せて本体がドラゴンに向かえるけど』




『おおー素晴らしいスキルではないですか』



『大丈夫?20%ってかなり低いと思うけど、ユウってレベル35でしょ?7って事よここに残すの』



『まっ、戦闘はフレイやクリスに任せてしまえば、問題ないと思いますし、そのファイアドラゴンに聞いてすぐ戻って来れれば問題ないですしね』




『ならいいけどね』




『ちょっとやってみます』



と言って俺はユウの姿を強く意識してスキルを使ってみる



「分!体!」



俺の目の前に俺が出来上がっていく、魔法による物だし触れないのかと思ったら普通に触れる、そして意識をそっちに向けると、今度はひょうたん型のスライムが見える、

すると頭の中で不思議と俺ともう1人の俺の行動する感じが分かるようになり、俺も分体である俺も同時に行動することが出来話す事も出来た。



『な、ナチュル、何か凄いよこのスキル』



『私から見たらユウとスライムがいるだけで、凄さが伝わってこないわね』




『だってほら俺が俺と俺を動かして見てるんだよ』



『ちょっと何言ってるかわからないわ

ま、とにかくこれでユウをここに残してドラゴンに行けるって事よね』




『まあ確かに、どれくらい離れてても大丈夫なのかとかの検証はまだだけど、とりあえず大丈夫そうかな』




『じゃあ行きましょうか』




『すっごーい!スライムと精霊がお話してる〜』

『いってらっしゃい〜』

『ドラゴンなんてやっつけちゃえ〜』




『あら、ここら辺の精霊達ね、珍しいわね』



『そうなの?初日からずっと居たよ、夜だけだけど』




『普通警戒してあまり出てこないのだけど、ユウはスライムだし無害認定されたのかもね』




『はは、嬉しいのかそうでないのか』




『いいじゃない、仲良くしておけば森の事を教えてくれるわよ』





『それもそうだね』



『じゃあみんな行ってくるね、こっちの私の事よろしくね』





『『いってら〜』』





俺は分体の自分を残してナチュルと共に暴れているファイアドラゴンのいる所に向かうのであった。



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