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牛乳とチーズは違う味がする(顔だけ男の気ままな旅)~軟弱男のハーレム旅行はどこへ行く~  作者: @000ーooo


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78.困窮する婚約者たちの実家と対策(マジックバッグの貸し出しと農地4分割農法)

 物価が上がって、婚約者たちの実家が困窮しているようである。子爵家や男爵家などの下級貴族だと元々経営は苦しい。そこに来て、この物価上昇である。領地の生産物の売れ行きが思わしくない。


 婚約者たちの実家は、アライダは子爵家、カーチャ、セリーナ、イルメラ、アニカ、エバは男爵家、アンナ、リズは商家である。


 このうち、エバの実家は俺がマジックバッグを貸し出して、領地で取れた魚を王都へ持ちこんでいるため、なんとかなっているようである。特に新鮮な魚は王都でなかなか手に入らないため、売れ行きはあまり落ちていないとのことである。


 アンナとリズの実家は俺の作った商品が魅力的なこととポーションがあるため多少売れ行きは落ちているが問題がないそうである。


 問題なのは残り5家である。領地で生産された品物を売っているのだが、売れ行きが落ち込んだ分だけ収入が減っているとのことである。アライダ達のポーションの収入から実家に援助すればいいのだが、それだと根本的な解決にはならない。


 何とかならないかと相談を受けた。

「エバのところに貸し出しているマジックバッグを貸し出すので、それに領地で取れた商品を入れて、王都で売ってみてはどうか。これだと輸送費もあまりかからないし、鮮度も落ちないので、売れ行きは落ちないのではないか」

「そうですね、でもマジックバッグなんて早々に手に入らないのではないですか」

「それは何とかする。今度実家に帰った時に借りてくる」


 そう言って、次の日俺は実家に帰った。そして、執事に行ってカバンを50個もらってきた。それをすべて、マジックバッグに改造した。


 そして、男爵邸に帰って来たアライダ達に渡した。

「実家でマジッグバッグを50個借りてきた。これを1つの家ごとに10個ずつ渡すので、これで様子を見てみろ」

そう言って、マジックバッグを渡した。

「さすが公爵家、マジックバッグもこんなにたくさんあるのですね。でもこれ使用料はどうするのですか」

「取りあえずは無料とする。領地の経営が改善したら、改めて使用料を検討する」

「ありがとうございます。実家も喜ぶと思います」



 ほかに何かいい方法はないか。みんなで協議した。


「お前たちの実家ではどのようなものが取れるのだ」

「私たちの実家では、小麦ライムギそれにジャガイモです」

「ありきたりの物だな」

「そうです。この国で一般的に作られている物です」


 アライダ達に麦の連作障害について聞いてみた。

「実家に聞いてみたところ、農地を3つに分けて

春に大麦や大豆、秋に小麦やライ麦、残りは休耕地これを回していくとのことです」

「これだと農地の1/3しか活用できないわけだし、4つに分けて次のようにしてやってみたらどうだ。


麦の連作障害の対策として農地を4分割して、農作物を

 4月~11月とうもろこし

 4月~8月じゃがいも、

 10月~翌年8月小麦、9月~12月葉物野菜、

 5月~11月大豆、

とローテーションを組んで植える


 これなら、遊んでいる農地がないわけだし生産量も増えるだろう。ここで大事なのは大豆だ。大豆は農地に栄養を与える。それから農地にはできるだけ肥料を与えるように肥料が多いと収量が増える」


「そんな農法があるのですか」

まさか前世の記憶とも言えないので

「本で読んだ」

と答えた。

「ツェーザル様は博識なのですね」

「とにかく、これで一度やってみろ、収量が落ちたら、俺が補償する」

「いいのですか、そこまでしてもらわなくても、収量が落ちたら私たちがポーションから入る収入で補填します」


 この農地4分割農法も実家に対策として伝えられた。そして「収量が落ちた場合はアライダたちが補填する」と言ったことから半信半疑ではあったが少しずつ広がり始めた。

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